【よ】
明治25年8月11日−昭和37年9月7日(1892−1962)
私本太平記 世の辻の帖 木霊 京の吉田山には、命松丸ひとりを留守において、兼好けんこうが、伊賀を歩いていたのは四月半ば頃で、その間に彼は、 |
- 初出 「毎日新聞」朝刊、昭和33年(1958)1月18日−36年(1961)10月13日
- 底本 吉川英治歴史時代文庫65『私本太平記(三)』平成2年(1990)3月、講談社/p.339−340
- 採録 1999年10月21日
●参照 古典篇【せ】世子六十以後申楽談儀
昭和5年− (1930− )
小盆地宇宙と日本文化 7 日本の小盆地宇宙 日本にはどれくらい盆地があるか 丹波丹後の小盆地群につづいて、私はできれば中国山地の津山、三次、津和野についても書き、また近江、伊賀、名張、などにも触れ、そして京都もまた盆地(山城盆地)である、というところまで、具体的な例をおさえておきたかったのだが、いまはその余裕がない。いちおうこれまであげた数個の事例にとどめておこう。そして、これまで紹介してきた実例をもとにして、日本の小盆地全体について考えてみることにしたい。 |
- 初出・底本 『小盆地宇宙と日本文化』平成元年(1989)1月、岩波書店/p.186
- 採録 2001年1月17日