2000 ●平成12年

2000年12月

12月30日(土)
 今年最後のご挨拶となりました。
 主人は、
 「店仕舞いの迫った飲み屋に行って、飲み放題三千五百円なのをいいことに、『いま封を切らなければ永遠にその機会が失われる』とかなんとかいって棚で埃をかぶっている怪しげなお酒を次々にあけさせ、まずい、変な味がする、生のアルコールのようだ、などといいながら無節操に呑んでゆくと、確実に体調がおかしくなるということが判明した。ああ。まだ気持ちが悪い」
 と申しております。
 馬鹿でございます。
 さて、今年一年、ご贔屓をたまわりありがとうございました。
 新年はリニューアル版でお目にかかります。
 リニューアルと申してもたいした変わりはなく、またリニューアルが間に合わぬページも出てくる見込みでございますが、サイト内各ページの URL も大幅に変更いたしますので、1月1日以降においでいただく場合は、まずは名張人外境のトップページ、

http://www.e-net.or.jp/user/stako/

へお願いいたします。
 それでは、どちら様もよいお年をお迎えください。
 さて、リニューアルリニューアル。
 「あ。年賀状も書かなあかん」
 と主人がわめいております。

12月28日(木)
 12月も28日、久保田万太郎先生ふうに申しますとこの数え日へ来て、リニューアル作業にもいよいよ拍車がかかっていると申しあげたいところではございますが、主人にどうも落ち着きがなく、作業がなかなか捗らぬのを遺憾といたします。以下、主人がご挨拶を申しあげます。

 またあしたにでも、とかなんとかいっときながら日が過ぎてしまいました。申し訳ありません。さすがは歳末、なんだかんだと忙しい。しかも大阪にある馴染みの店から今年一杯で店仕舞いするんですなどという通知が届いたら、やっぱり顔を出さずにはいられない私です。
 さて、よく考えてみましたら『孤島の鬼』の差別表現については以前「人外境だより」にも記しましたので、この忙しいさなかに多弁を弄することは控えます。要するに、シフト変更以前の部落解放同盟によるいわゆる差別表現の理不尽な糾弾について所見を述べようと思っただけの話です。また機会もあるでしょう。それでは。

12月24日(日)

 12月も24日となりました。以下、名張人外境のリニューアルに関しまして、主人がご挨拶を申しあげます。

 ふうふういっております。ホームページ作成ソフトを乗り換えるついでにリニューアルを行うことにしたのですが、この名張人外境も開設して一年あまり、なにしろ開設した当初は「タグ」という言葉の意味さえ知らないうぶな私で、とりあえずホームページをつくってみたという感じだったのですが、日がたつにつれて不便な点や稚拙な点その他が眼についてもきましたので、ソフトの乗り換えを奇貨としてリニューアルに踏み切りました。
 主眼のひとつは更新のし易さで、たとえば「江戸川乱歩執筆年譜」などはすべて一年一ページといたしました。つまり一年分つくればすぐアップロードできるわけですが、これにはほかにも、一年単位でページをリンクさせられるという利点があります。昭和3年に乱歩が何を書き、どんな本を出し、それに対してどういった批評が寄せられたのか、あるいはその年、私生活ではどういうことがあったのか、といったことが、「江戸川乱歩執筆年譜」「江戸川乱歩著書目録」「乱歩文献データブック」「江戸川乱歩年譜集成」の昭和3年のページを相互にリンクさせれば、簡単にリファレンスできるようになるわけです。
 え? 作業が大変ではないかとおっしゃいますか。たしかに大変で、だからふうふういっております。しかしまあ、年末の気ぜわしいおりに「孤島の鬼」の本文校訂などという悠長な作業に没頭してもいられませんので、比較的機械的に進められるリニューアル作業に精励恪勤している世紀末です。「孤島の鬼」といえば、角川ホラー文庫『孤島の鬼』が刊行されましたが、作中のいわゆる差別表現があっぱれ削除もされずそのまま生きておりますので、このあたりの話題はまたあしたにでも。

12月18日(月)
 過日お知らせ申しあげましたBDバッジ復刻版、製作がやや遅れ、クリスマスプレゼントには間に合わなくなったとのご連絡をいただきました。また価格は、バッジ裏面にも模様を施したため千五百円では収まらない見込みとのことでございますが、詳細はまたあらためてお知らせいたします。なお、BDバッジ復刻版のデザインは、新潮日本文学アルバム『江戸川乱歩』(新潮社、1993年)75ページの写真で、表裏ともにご覧いただけることになっております。
 さて主人、先週の後半は「今年いちばん忙しい三日間であった」と申しておりまして、かてて加えてお定まりの忘年会シーズン、昨日曜などは見るも哀れなへろへろ状態で終日のたうちまわっておりました。そのせいで、ホームページのリニューアルもなかなか捗らぬきのうきょうではございます。
 それに、新しく買い求めたホームページ作成ソフトにいろいろと不都合があり、ページをアップロードすると全面的に文字化けしている、とか、文章量の多いページを開けない、とか、顔面蒼白になるような事態に相次いで遭遇し、そのたびに大騒ぎをしながらなんとか解決して本日に至ったような次第でございますが、新年1月1日のリニューアルを目指してはおりますので、よろしくお願い申しあげます。
 以上、取り急ぎお知らせ申しあげました。

12月12日(火)
 「藤田まことてなもんや伝説」を読みたいのですがどうしたら閲覧できるのですか、とのお尋ねをメールで頂戴いたしました。相済みませんいずれそのうちに、と冷や汗三斗でお答えいたしました。
 この方(正確には女性お二方)は「村山槐多」を検索して当ページの「村山槐多デカダンス伝説」に逢着されたとのことでございましたが、主人は「そないゆうたら槐多君が青雲の志を抱いて上京する途中で中断したままやないか。いかんいかん」と申しておりまして、いやはや困ったものでございます。
 取り急ぎご要望にお答えするべく、掲示板「人外境だより」のバックナンバーで「藤田まことてなもんや伝説」を作成する作業を始めた次第ではございますが、主人は「いまから振り返ると『人外境だより』には明らかに物狂いの気が見える。恐ろしいものだ」と申しております。
 さて、先日来お知らせ申しあげておりますとおり、現在、名張人外境のリニューアル作業を進めている最中でございます。が、新しく求めましたホームページ作成ソフトが馬鹿みたいにメモリを必要といたしますせいで、メモリ不足によるエラーが多発する仕儀とはなり、メモリを増設する必要が出てまいりました。通販で注文したメモリが本日到着する予定となっているのでございますが、そんなことはさておき、リニューアルというのがまた結構大変でございまして、師走を迎えて気ぜわしいおりから、まことに勝手ではございますが、年内はページの更新は行わず、年明けを期したリニューアル作業に専念させていただきますので、よろしくご了解をいただきますようお願い申しあげます。
 何かお知らせ申しあげるべきことが出来いたしましたら、またこの「最新情報」でご挨拶を申しあげます。
 なお、リニューアルに伴ってサイト内各ページの URL も大幅に変更いたしますので、来年1月1日以降においでいただく際は、とりあえず名張人外境のトップページ http://www.e-net.or.jp/user/stako/ にアクセスしていただきますようお願いいたします。

12月7日(木)
 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の11月を掲載いたしました。

12月6日(水)
 「江戸川乱歩異稿拾遺」の「孤島の鬼」に連載第三回を掲載いたしました。「ずらずらずらずら長くなる」と主人が嘆いております。
 それからまた、主人が「ああ、踏み絵のようだ」と意味不明の嘆きを嘆いております『貼雑年譜』復刻版のことは、乱歩ファンにはすでによく知られているものと存じますが、乱歩関連でもうひとつ、懐かしのBDバッジを復刻する作業が進んでおりますのでご案内を申しあげます。
 光文社の少年探偵団全集についていた引換券三枚でひとつ貰えたBDバッジ、路傍にこっそり落としてゆけば道しるべとなり、悪漢に投げつければ銭形平次の投げ銭にもなったあのBDバッジが、古典冒険小説研究会という団体の手で復刻され、近く完成する予定でございます。直径20ミリ、燻銀仕上げ、ケース付き、予価千五百円(送料別)とのことで、実物ができあがりましたら、申し込み方法なども含め、またあらためてご紹介申しあげることにいたします。

12月5日(火)
 おかげさまで主人の書斎もようよう整理が済みまして、一息ついているところでございます。
 なお現在、名張人外境のリニューアル作業を進めている最中でございまして、新世紀最初の更新でリニューアル版に移行する予定となっております。別にたいした理由はなく、現在使用中のホームページ作成ソフトが製造中止になりましたので、同じメーカーから出ている上位ソフトの新バージョンに乗り換えるだけの話なのでございますが、サイト内の各ページを新しいソフトで読み込みながら、あっちをごそごそこっちをごそごそ、暇を見つけては手内職めいたリニューアル作業をつづけているきのうきょうでございます。リニューアルと申しましてもさしたる変更箇所はなく、新世紀になってもそれほど変わり映えはしないものと存じますが、ともあれリニューアルにつきましてはまたあらためてお知らせを申しあげます。
 さて、主人が「ああ、砂を噛むようだ」と呻吟しながら重ねております「孤島の鬼」の本文校訂、あしたあたり連載第三回をアップロードできる見込みとなりました。どうやら20世紀と21世紀を股にかけての作業となる模様でございます。

12月1日(金)
 早いもので、もう師走でございます。書棚の崩落とパソコンの不調という二重の悲劇に見舞われ、ちょっと大変なことになっておりましたせいで、すっかりご無沙汰をしてしまいました。
 と申しますのも、主人の書斎にはかつて写真現像に使用しておりました暗室が隣接しており、いまでは書庫兼物置になり果てているのでございますが、先日のこと、そこに設置した組み立て式のスチールの棚が、なんだかぐらぐらしてきたな、と思っているうちにピサの斜塔よりも大きく傾き、さらに不安定に揺れつづけて、棚の上に積んであった本がばさばさと落ち始める始末。両手で棚を支えたまま身動きもならぬ主人が、必死になって家人の助けを求めつづけるあの悲痛な叫びの情けなさは、いまもこの耳を離れようとはしないのでございます。で、あれよあれよというまにとんでもない状態になってしまいましたので、とりあえず棚に詰め込んであった本を書斎に運び出し、ついでに暗室のなかも整理しながら、ぼちぼちとお片づけを進めているところでございまして、書斎の惨状は下の写真でご覧ください。画像
 「こうして見ると、写真下の『太陽』乱歩特集号がいかにも演出めいているが、これはヤラセなし、真実の姿である」と主人はのんきなことを申しておりますが、いやはや大騒ぎでございます。
 パソコンの不調と申しますのは、これがまた説明するのもいやになるほどのことでございますので、結論から申しますと、キーボードの shift キーが毀れかけていたせいで、いろいろと不都合が出ていたのでございました。ある時、主人がキーボードを叩いております最中、突然 shift キーがポコンとはずれて跳びあがったため、ようやく shift キーが毀れたことに気がついた次第で、新しいキーボードを取り寄せる仕儀とはなってしまいました。
 主人は「今年も馬鹿なことばかりくりかえしているうちに、ばたばたと暮れてしまうという印象ですな」と感慨にふけっております。
 以上、ご報告かたがたご機嫌うかがいまで。

2000年11月

11月20日(月)
 【 番犬情報 】に『貼雑年譜』完全復刻版(東京創元社)の話題を掲載いたしました。版元のお許しをいただきましたので、パンフレットの一部もご覧いただけます。
 主人は、「一昨日、ある方から乱歩晩年の、というか乱歩が『宝石』の編集に携わっていた当時のエピソードを教えていただきました。所用あって乱歩邸を訪れた大藪春彦が、乱歩と某英文学者(むろん男性)とが物陰でこっそり××しているシーンを垣間見てしまった、という話なのですが、こんなところで公表するのは差し障りがあるかとも思われますので、これ以上はご勘弁ご勘弁」などと相変わらず馬鹿なことを申しております。どうぞご放念ください。

11月18日(土)
 「江戸川乱歩異稿拾遺」の「孤島の鬼」に連載第二回を掲載いたしました。このなかで言及いたしております「木崎初代殺害事件の謎」、主人が「どうにもさっぱりわからない」と首をひねっておりますので、ご賢察をお寄せいただければ幸甚に存じます。

11月14日(火)
 「人外境奇談」の第十二話「伊香保の町に乱歩展を見る」を掲載いたしました。

11月13日(月)
 「人外境奇談」の第十一話「不倫の芝居」を掲載いたしました。
 「RAMPO Up-To-Date」の2000年11月に「江戸川乱歩研究 少年探偵特集2」のデータを記載いたしました。

11月7日(火)
 十日以上あいだをあけてのご挨拶となってしまいました。この間、主人は群馬県の徳冨蘆花記念文学館で開催中の江戸川乱歩展に足を運び、一昨日夜に戻ってまいったのでございますが、帰宅するなり、つねづね「あんなものは男が呑むものではない」と軽蔑しておりますウイスキーのお湯割りをちびちび舐めておりましたので、例によってお邪魔する先々で馬鹿みたいにお酒をかっくらい、そのあげく呑み疲れでへろへろなのであろうと知れた次第でございます。東京その他でおつきあいいただいた皆様、どうもありがとうございました。なお、東京大宴会の模様は「宮澤の探偵小説頁」の「読書日記」でご紹介いただいております。
 さて、徳冨蘆花記念文学館の江戸川乱歩展でございますが、会場の写真を撮影して名張人外境でご紹介申しあげるべく、主人は発売されたばかりのキヤノンのデジタルカメラ、PowerShot G1 を購入し、嬉々として旅立ったのではございましたが、主人のパソコンにデジタルカメラから画像を取り込むには別売のパソコン接続キットなるものが必要とのことで、あわててそのキットを取り寄せている最中でございますため、乱歩展のご紹介はもうしばらくお待ちいただかねばなりません。相変わらずの馬鹿で、まことに申し訳ございません。
 といった次第で、大熊宏俊様から「ヘテロ読誌」の玉稿もお送りいただいているのではございますが、本日は取り急ぎご挨拶だけを申しあげ、とくにアップロードするものもないというていたらく、さすがにそれでは心苦しいのか、主人が以下に文庫本ネタ二題、ご披露申しあげたいとのことでございます。

 奥野健男『三島由紀夫伝説』(新潮文庫、親本は1993年刊)
 上京する新幹線のなかで読んでいたら、三島の少年期に言及した「祖母奈津」という章に、乱歩の名が出てきました。引用しておきます。
ぼくはかつて故郷のない都会の少年にとってなつかしい故郷は《少年倶楽部》のページの中に潜んでいると書いたことがあったが、三島由紀夫はその文章に全面的に共感してくれた。事実、三島由紀夫や北杜夫、あるいは三浦朱門や澁澤龍彦など都会育ちの同世代が会い、話が幼少年時に及ぶと、必ずと言ってよいほど《少年倶楽部》《譚海》及び講談社の少年講談などの単行本の話になり、それぞれ気に入った作品の思い出を語り合い、時間を忘れるほど熱中する。三島由紀夫は江戸川乱歩の『怪人二十面相』とか『妖怪博士』とか、平田晋策の『昭和遊撃隊』『新戦艦高千穂』とか、山中峯太郎の『敵中横断三百里』『大東の鉄人』『亜細亜の曙』『見えない飛行機』『浮かぶ飛行島』とか、高垣眸の『怪傑黒頭巾』『まぼろし城』『豹(ジャガー)の眼』とか南洋一郎の『吼える密林』などが好きだと語った。とくに『豹の眼』『アマゾンの密林』『猛獣境探検記』や明智小五郎の活躍する江戸川乱歩やそして山中峯太郎に熱中したらしい
 三島由紀夫は乱歩の「黒蜥蜴」に触れて、「私は少年時代に読んで、かなり強烈な印象を与へられた」と記していますが(「黒蜥蜴」について/1962年)、乱歩の少年ものからも同様に強烈な印象を受けていたことが知られます。それにしても、あまり関係のない話ではありますが、新潮社の三島由紀夫全集、やはり購入するべきでしょうか。ちなみに現在、乱歩ファンのあいだでは「買うんですか」という言葉が挨拶代わりになっていて、これはむろん東京創元社から出る復刻版『貼雑年譜』のことです。東京では、「評論家の○○さんは買わないらしい」という噂まで飛びかっていました。さてさて、あなたはお買いになりますか。
 佐野眞一『業界紙諸君!』(ちくま文庫、親本は1987年刊)
 名張の書店にはちくま文庫の新刊が並びませんので、『業界紙諸君!』が今年一月に文庫化されていたことを私は知りませんでした。東京は上野駅構内の書店で見つけ、ついつい購入したのですが、この本、私の家では「呪われた書」ということになっています。なぜかといいますと、この文庫本でいいますと272ページに、
机の引き出しにウイスキーのポケット瓶をしのばせるほど酒好きの中貞夫
 という記述があり、この中貞夫というのは私の亡父にほかなりません。父はもう二十年近く前にくたばりましたが、つづく273ページには亡父に関してもっと笑える記述があり、しかし遺族としては手放しで大笑いしている訳にも行かず、というよりこれはもうはっきりと家名の汚れ、家門の名折れと称するべき記述であるといわざるを得ません。この「呪われた書」のことなどすっかり忘れ果てていたのですが、いまごろになって文庫化されるとは。まあ面白い本ではあるのですが、しかし……。

 以上、いまだ体調が完全に旧に復してはいない主人のご挨拶でございました。それにいたしましても、主人が親子二代の馬鹿であったとは、手前もとんと存じませんでした。

200010

10月26日(木)
 「Rampo Up-To-Date」の10月に篠田秀幸『幻影城の殺人』のデータを記載いたしました。「江戸川乱歩異稿拾遺」の「孤島の鬼」に連載第一回を掲載いたしました。

10月21日(土)
 江戸川乱歩の百六回目のお誕生日でございます。ということは名張人外境、おかげさまでめでたく開設一周年を迎えることとあいなりました。ご愛顧に対し、心からお礼を申しあげます。
 一周年を記念して「江戸川乱歩異稿拾遺」を新設し、その第一陣として「二銭銅貨」を掲載いたしました。主人は「いよいよもって多岐亡羊」と嘆じつつ、

 「乱歩のデビュー作『二銭銅貨』の本文校訂とかいうものを試みてみました。初めて手がける本文校訂はまさしく砂を噛むような作業の連続で、こんな作業を延々とつづけていた日には、『二銭銅貨』作中のフレーズに準じていえばいずれ千両の富籤に当たった貧乏人のように気が違ってしまうのではないかという不安もあるのですが、いまのところ発狂の徴候はまだありません。自覚がないだけでしょうか。ともあれひきつづいては『孤島の鬼』の本文校訂、勇躍してぶちかましてみたいと思います」
 と申しております。今後ともなにとぞよろしくお願い申しあげます。

10月18日(水)
 「RAMPO Up-To-Date」の2000年10月に「第三章 同情が憎悪に変わるとき 玉ノ井バラバラ事件[一九三二年=昭和七年]:龍田恵子」を記載いたしました。「乱歩の名前はちょこっと出てくるだけですが、ま、乱歩犯人説も飛び出した猟奇事件を概観できる文献ということで」と主人が申しております。
 「江戸川乱歩異稿拾遺」は現在、とりあえず「二銭銅貨」のテキストを照合しているところでございまして、主人は両眼を血走らせ、悪鬼のごとき形相で作業に没頭しております。どうなることでございましょうか。

10月14日(土)
 名張人外境の開設一周年が近づいてまいりました。一周年記念の新しいコンテンツといたしまして、主人はこのところ「江戸川乱歩異稿拾遺」の制作に没頭しておりますが、掲示板がなくなったからといって自由な時間が大幅に増えるわけでもなく、最近は早朝のお散歩のあと寝転がって本を読んでいる日も多いありさまで、「江戸川乱歩異稿拾遺」が10月21日の一周年に間に合いますかどうか、いささか心許ない次第でございます。
 だものでございますから、お茶を濁す意味で「乱歩文献打明け話」の第十三回「十七歳はバスに乗って」を掲載いたしました。紛れもない駄文でございます。まことに申し訳ございません。
 故・中島河太郎先生の蔵書をもとに開設されたミステリー文学資料館で10月16日、「鮎川哲也の世界」の展示が始まります。今夏、鮎川先生が鎌倉のご自宅を整理して発見された資料を中心として、“本格探偵小説作家・鮎川哲也”が誕生するまでにスポットを当てた展示内容とのことでございます。同資料館は豊島区池袋3−1−2、光文社ビル1階、地下鉄有楽町線要町駅5番出口から徒歩3分、JR 池袋西口から徒歩10分。土・日曜と祝日は休館。電話03・3986・3024。

10月9日(月)
 10月7日、名張市で催されました宮部みゆき先生と北村薫先生の「ミステリ対談」は、おかげさまで盛況裡に終了いたしました。ご来場いただきました皆様にお礼を申しあげます。両先生には対談後、名張市立図書館へお運びをいただき、名張銘菓「二銭銅貨煎餅」をお召しあがりいただきました。そのあと主人は、大阪ならびに兵庫からお越しのお客様と、名張市内某所にて参加者六人の大宴会を催しておりました。大宴会にご参加の皆様、どうもご苦労様でございました。またのお越しをお待ち申しあげております。
 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年10月」に、徳冨蘆花記念文学館の江戸川乱歩展と名張市のミステリ対談のデータを記載いたしました。ミステリ対談を報じる朝日新聞伊賀版の記事もそのままスキャンして貼り雑ぜいたしましたが、こんなことしていいのであろうかと思っております。もうひとつ、芦辺拓先生の書き下ろし乱歩小説「少年は怪人を夢見る」のデータも記載いたしました。

 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の「2000年9月」を掲載いたしました。[10月4日]

 「RAMPO Up-To-Date」の2000年6月に「この1000年「日本の文学者」読者人気投票」、8月に「憧憬の成立──日本的プラトニズム:高原英理」、9月に「江戸川乱歩──職業は支那ソバ屋なり:嵐山光三郎」と「序(『真夜中の檻』)」、10月に「江戸川乱歩『貼雑年譜』復刻記:戸川安宣」を記載いたしました。[10月1日]

20009

 掲示板「人外境だより」を閉鎖いたしました。バックナンバーはこちらでご覧いただけます。また、アレクセイ様の掲示板「アレクセイの花園」へのリンクを解除いたしました。[9月30日]

 【 番犬情報 】に徳冨蘆花記念文学館の企画展「江戸川乱歩展……郷愁の迷宮」の予告を掲載いたしました。[9月27日]

 臼田惣介様「読んでも死なない」に連載14「「ROMMY ─そして歌声が残った」歌野晶午」を掲載いたしました。[9月25日]

 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の「2000年8月」を掲載いたしました。[9月9日]

20008

 【 番犬情報 】に宮部みゆきさんと北村薫さんの「ミステリ対談」の予告を掲載いたしました。10月7日、名張市で行われる催しでございます。[8月15日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年7月」に「『幻影城』のカメラ──江戸川乱歩:中村宏美(文)、阿部久仁夫(写真)」を記載いたしました。[8月13日]

 「江戸川乱歩著書目録」の「乱歩全集・選集目録」に「江戸川乱歩シリーズ」(昭和47年、講談社刊)を増補いたしました。[8月3日]

 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の「2000年7月」を掲載いたしました。[8月2日]

 臼田惣介様「読んでも死なない」に連載13「「亜智一郎の恐慌」泡坂妻夫」を掲載いたしました。[8月1日]

2000年7月

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年5月」に「第53回日本推理作家協会賞」、「2000年6月」に「江戸川乱歩──「青銅の魔人」の銀座:横尾忠則」「第46回江戸川乱歩賞」、「2000年7月」に「江戸川乱歩と怪奇キッチュの世界」を記載いたしました。[7月31日]

 「江戸川乱歩著書目録」に「乱歩全集・選集目録」を掲載いたしました。とりあえずハードカバーの全集と選集(少年ものを除く)を記載しております。「人外境だよりバックナンバー」に「二山久は明智小五郎のモデルなのか伝説」と均一蝋 hosoda 様の「均ちゃんの失礼伝説」を掲載いたしました。[7月29日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年3月」に「『弾圧された探偵小説』:長谷川卓也」、「2000年6月」に「Phoenix」128号、「2000年7月」に「江戸川乱歩:浜田雄介」「あの人びと(三)/乱歩新年会のこと:秋田稔」のデータを記載いたしました。[7月7日]

 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の「2000年6月」を掲載いたしました。[7月4日]

20006

 「乱歩文献打明け話」に第八回「ノストラダムス解読」を掲載いたしました。[6月28日]

 臼田惣介様「読んでも死なない」の連載12「「ハムレット狂詩曲」服部まゆみ」を掲載いたしました。[6月21日]

 【 番犬情報 】に角川ホラー文庫『夢遊病者の死』のご紹介を掲載いたしました。[6月16日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年5月」に「『新青年』趣味」第8号、「2000年6月」に『夢遊病者の死』のデータを記載いたしました。【 番犬情報 】に「『新青年』趣味」第8号のご紹介を掲載いたしました。[6月14日]

 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の「2000年5月」を掲載いたしました。[6月3日]

2000年5月

 臼田惣介様「読んでも死なない」の連載11「「藤田先生のミステリアスな一年」村瀬継弥」を掲載いたしました。[5月31日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年4月」に「古沢岩美」、「2000年5月」に『海野十三メモリアルブック』と『「シュピオ」傑作選』のデータを記載いたしました。【 番犬情報 】に『海野十三メモリアル・ブック』のご紹介を掲載いたしました。[5月26日]

 ひさしぶりに【 番犬情報 】を更新いたしました。ちくま文庫のアンソロジー『乱歩の選んだベスト・ホラー』、芦辺拓さんの新作『怪人対名探偵』などの情報でございます。[5月20日]

 「乱歩文献打明け話」に、番外「松本清張記念館見学記ならびに「怪人20面相」観劇記」と第七回「その人は学芸員」を掲載いたしました。「番外」からお読みください。「RAMPO Up-To-Date」の「2000年4月」に「消えた花嫁:いわきのぞみ」「黄昏の怪人たち:芦辺拓」、「2000年5月」に「夢都傳説:妹尾俊之」「江戸川乱歩資料集 5:編=手塚隆幸」を記載いたしました。[5月19日]

 「江戸川乱歩執筆年譜」に「昭和4年−昭和7年」を掲載いたしました。[5月18日]

 妹尾俊之様「夢都傳説」の「第七章 夢幻展覧会」と「終章 昭和二十年三月十七日」を掲載いたしました。第七章の「(その一)」からお読みください。「夢都傳説」はこれで完結いたしました。作者ならびに読者の皆様にお礼を申しあげます。「RAMPO Up-To-Date」の「2000年5月」に「芋虫は胎児の夢を見るか/見えない都市への光:倉阪鬼一郎」を記載いたしました。[5月17日]

 臼田惣介様「読んでも死なない」の連載10「「未明の悪夢」谺健二」を掲載いたしました。[5月14日]

 「乱歩百物語」第二十一話として村山徳五郎さんの「彼 江戸川乱歩論序説」を掲載いたしました。[5月12日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年2月」に「異文化接触と軽い身体──半井桃水の探偵小説:浜田雄介」、「2000年3月」に「私の読書歴と後悔:西上心太」「『乱歩の選んだベスト・ホラー』:編=森英俊、野村宏平」「ミステリ温故知新:日下三蔵」「江戸川乱歩:浜田雄介」、「2000年4月」に「『幽霊塔』の原作の原書を入手:小森健太朗」「土曜サロンの沿革:加納一朗」「木馬は廻る(作品収録)」「探偵文壇形成期の活気を伝える「探偵趣味」:山前譲」など、「2000年5月」に「怪人対名探偵:芦辺拓」を記載しました。[5月11日]

 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の「2000年4月」を掲載いたしました。[5月10日]

2000年4月

 臼田惣介様「読んでも死なない」の連載9「「原罪の庭」篠田真由美」を掲載いたしました。「うつし世リンク」の「眷属のリンク」に石塚公昭さんの「KIMIAKI ISHIZUKA」を追加いたしました。[4月20日]

 妹尾俊之様「夢都傳説」の「第六章 公開殺人への誘い」を掲載いたしました。「(その一)」からお読みください。[4月19日]

 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の「2000年3月」を掲載いたしました。[4月5日]

2000年3月

 「人外境だよりバックナンバー」に大熊宏俊様の「不定期系 SF 伝説」と柳生真加様の「秋田おばこ辺境伝説」を掲載いたしました。[3月27日]

 「乱歩百物語」第二十話として「語りの事故現場」を掲載いたしました。高原英理さんの第39回群像新人文学賞評論部門優秀作でございます。[3月23日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「1998年2月」に「新・D坂の殺人事件:恩田陸」を、「1998年5月」に「乱歩「活字と僕と」:青木正美」を記載いたしました。「アレクセイの花園バックナンバー」に「アレクセイ狂人伝説 発動篇」を掲載いたしました。[3月22日]

 一部写真週刊誌(新潮社の「フォーカス」でございますが)でもとりあげられて当地では結構話題になっておりました伊賀県民局公印不正使用架空契約事件で3月15日、ついに逮捕者が出ましたのでこの事件にも触れた「乱歩文献打明け話」第十二回「誤作動一直線」を緊急掲載いたしました。漫才「二〇〇〇年問題を語る」に「伊賀県民局お姉さん勝手に契約事件」として登場しますのが当該の事件でございます。この漫才をお読みいただいても事件の真相はまったくお判りにならないであろうことをあらかじめお断り申しあげておく次第でございます。[3月18日]

 【 番犬情報 】に角川ホラー文庫『白髪鬼』のご紹介を掲載いたしました。「RAMPO Up-To-Date」の「2000年3月」に『雑本展覧会』『白髪鬼』『「ぷろふいる」傑作選」』の関連データを記載いたしました。「うつし世リンク」の「眷属」にフレンチーさんの「がらんす倶楽部」を追加いたしました。「二少年図」の画家にして「悪魔の舌」の小説家、村山槐多をメインテーマにしたページでございます。ちなみにフレンチーさんは妊婦でいらっしゃるそうで、元気な赤ちゃんをご出産なさいますようお祈り申しあげます。「なんやったらアレクセイ君から安産祈願のおふだ送ってもらおか?」と主人が申しますので、必死になって引き止めております。[3月17日]

 2000年3月9日に発生いたしました名張人外境管理パソコンの事故に際しましては、皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしました。深くお詫び申しあげます。今後はパソコン管理に倍旧の意を用いながら、よりディープで笑えるホームページづくりに邁進する所存でございます。一層のご愛顧とお引き立てをお願い申しあげます。
 なお、3月14日、アレクセイ様こと田中幸一様から、二度とこのような事故の起きぬようにと、ありがたい御札を頂戴いたしました。名張人外境の平安と皆様のご多幸を祈願する意味で、左にぺたりと安置たてまつり、主人が斎戒沐浴ののち結界を張って結びました「はっはっは四方陣」にて四周を囲ませていただきました。霊験あらたかな御札の御利益が、陽の光のようにあまねく世界に行き渡りますよう、心からお祈り申しあげる次第でございます。画像
 それにしても、大の大人が二人も揃って、どうしてこんな馬鹿をやっているのか、いったい何が面白いのか、手前にはとんと判りません。ええ、判りとうもございません。[3月16日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年3月」に「企画展予告『江戸川乱歩─郷愁のラビリンス─展』」を記載いたしました。「人外境だよりバックナンバー」に日夏杏子様の「妖姫サロメクラシック伝説〈頽廃の美学〉」を掲載いたしました。[3月9日]

 「アレクセイの花園バックナンバー」に「アレクセイ狂人伝説」を掲載いたしました。[3月5日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年3月」に豊島区の乱歩記念館構想の関連記事と「日本・映像の20世紀『三重県』」を記載いたしました。[3月5日]

 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の「2000年2月」を掲載いたしました。[3月4日]

2000年2月

 「乱歩百物語」に第十八話「未発表日記〔1949〜1992〕抄」、第十九話「翳の祭典 乱歩と私」を掲載いたしました。いずれも中井英夫さんの作品です。「乱歩百物語」は一人一話が原則でございますが、主人は「塔晶夫の『虚無への供物』が特装豪華本と普及版の二重身をあらわにし、一方で『虚無への供物』が『プラネタリウムにて─中井英夫に─』と双ツ星をかたちづくる西暦2000年2月29日だ。名張人外境の『乱歩百物語』に“影ふたつ”めく異変が生じたとしても何の不思議もない。原則もへったくれもあるもんか」と強弁しております。「番犬情報」もぜひご覧ください。それから、「RAMPO Up-To-Date」の「2000年2月」に「名探偵・明智小五郎 エレベーター密室殺人」を追加いたしました。[2月29日]

 「乱歩文献打明け話」第六回の「お役所漫才事始め」を掲載いたしました。[2月26日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年2月」に『日本ミステリー事典』の関連項目と江戸川乱歩記念館構想の関連記事を記載いたしました。記事全文へのリンクもございます。「2000年3月」には「ホームズ─ロンドンの竜─:久保田眞二」を記載いたしました。[2月25日]

 臼田惣介様「読んでも死なない」の連載8「「男たちは北へ」風間一輝」を掲載いたしました。「うつし世リンク」の「江戸川乱歩」に「のすたるじっく・みすてりぃ・かふぇ」と「ペンネーム図鑑」を追加いたしました。[2月22日]

 妹尾俊之様「夢都傳説」の「第五章 獏鍋の宴」を掲載いたしました。「(その一)」からお読みください。[2月19日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年1月」に「ピクトリアリズム展:石塚公昭」を、「2000年2月」に「幽霊病院の惨劇:篠田秀幸」と豊島区の江戸川乱歩記念館構想に関する新聞記事3点を記載しました。「うつし世リンク」の「探偵小説のリンク」に「ミステリチャンネル」を追加しました。[2月15日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年2月」に「余録:無署名」を記載しました。テキストへのリンクもございます。[2月12日]

 「乱歩文献打明け話」第五回の「うっかりキレた私」を掲載いたしました。「うつし世リンク」の「探偵小説のリンク」に「萬茄子本舗」を追加しました。[2月11日]

 「RAMPO Up-To-Date」の「2000年2月」に「あの人びと(二):秋田稔」を増補しました。[2月7日]

 「うつし世リンク」の「江戸川乱歩」に「文学者掃苔録」を追加しました。「文学者掃苔録図書館」→「江戸川乱歩」とお進みください。なお、リンクの追加は「最新情報」では扱ってきませんでしたが、よりきめ細かな情報提供を進めるべく、逐一お知らせすることにいたしました。それから「RAMPO Up-To-Date」も、最新記事に関しては今後この「最新情報」でご報告申しあげます。とりあえず「2000年2月」はこのようになっております。不備や遺漏のご教示をお待ちしております。[2月5日]

 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の「2000年1月」を掲載いたしました。「うつし世リンク」の「眷属のリンク」に、ひろぽんさんの夢野久作専門サイト「夢のQ・サクッ!」を追加いたしました。[2月3日]

2000年1月

 「乱歩百物語」第十七話として江戸川乱歩「疑問の戦死者」を掲載いたしました。代作者による猟奇実話風短篇ですが、「乱歩百物語」中、おそらく空前絶後の珍品になるものと思われます。「隠文学誌」の「近現代篇【の】」に野村敏雄「五右衛門早春賦」を増補しました。[1月30日]

 臼田惣介様「読んでも死なない」の連載7「「頼子のために」法月綸太郎」を掲載いたしました。[1月25日]

 妹尾俊之様「夢都傳説」の「第四章 鏡のなかの肉叢」を掲載いたしました。「(その一)」からお読みください。それからもうひとつ、アレクセイ様こと田中幸一様の専用掲示板「アレクセイの花園」を新設いたしました。せいぜいご利用ください。[1月21日]

 「江戸川乱歩著書目録」の「昭和8年−昭和19年」を掲載いたしました。[1月18日]

 「乱歩文献データブック」の「昭和8年−昭和19年」を掲載いたしました。[1月13日]

 臼田惣介様「読んでも死なない」の連載6「「しゃべくり探偵」黒崎緑」を掲載いたしました。[1月9日]

 「江戸川乱歩データベース」に「江戸川乱歩年譜集成」を掲載いたしました。[1月7日]

 大熊宏俊様「ヘテロ読誌」の「12月」を掲載いたしました。[1月2日]

 あけましておめでとうございます。
 「乱歩百物語」第十六話として西秋生さんの「乱夢譚」を掲載いたしました。「乱歩百物語」初の“乱歩小説”で、なおかつ初の書き下ろし作品です。お正月気分も吹き飛ぶルサンチマン・ホラー、ご堪能ください。もうひとつ、リンク集「うつし世リンク」を掲載いたしました。バックグラウンド画像は石塚公昭さんの作品です。この作品も展示される石塚さんの「ピクトリアリズム展」については、下の【番犬情報】でご覧ください。また、「うつし世リンク」に加えるべき興味深いサイトをご存じの方、ご一報いただければ幸甚です。[1月1日]