2010年7月


なんかもうわけわかんない

2010年7月9日 (金)  

 なんなの? これはいったいなんなの? と自分でも思います。なんかもう無茶苦茶です。わけがわかりません。


ほんとにわけがわかんない

2010年7月10日 (土)  

 パソコンが壊れたのは4月下旬のことでした。

 以来、サイトの更新をほったらかしにしてきたゆくたてについてはこちらに記しました。

 昨日、アドビ社の公式サイトから Dreamweaver というサイト作成ソフトの無償体験版をダウンロードし、そのソフトを利用して、プロバイダのサーバーから名張人外境のトップページをダウンロードしてみました。

 つまりこのページです。

 GoLive でつくってたのを Dreamweaver で読み込んだせいなのか、もともとやや複雑な構成にはなっていたのですが、トップページは乱れに乱れ、上を下への大騒ぎ、この壊れっぷりを扱い方すらよくわからぬサイト作成ソフトで修正するのはとても無理だとあっさり観念し、いまご覧いただいているこのページを新設してトップページといたしました。

 ページを新設して、などと偉そうなことを記しておりますが、ソフトの操作方法はほぼ何もわからず、当てずっぽうの出たとこまかせ、このページだってソフトについていたテンプレートをそのまま利用してつくったもので、 現在ただいま左のコラムに「上のリンクは、CSS でスタイル付けしたリストを使用した基本的なナビゲーション構造を示します。この構造を基に、プロパティを変更して独自の外観を作成してください」などとあるのはテンプレートに記されている説明なのですが、何をしてくれと頼まれているのか、異邦人の言葉のごとくに要領を得ません。

 さっぱりわけがわかりません。


懐かしいやら歯痒いやら

2010年7月12日 (月)  

 紅孔雀、見る?

 

 懐かしの紅孔雀! 懐かしの新諸国物語! われわれはふたたび昔日の那智の小天狗にまみえることができるのです、みたいな感じでしょうか。全国の少年少女を熱狂させたラジオドラマ「新諸国物語」には脚本を手がけた北村寿夫がみずからものした小説版というやつがあって、「白鳥の騎士」「笛吹童子」「紅孔雀」など本篇五作品、外伝三作品がこのほど全二巻の大冊に集大成されました。編者は末國善己さん。

 作品社:【完全版】新諸国物語 第一巻
 作品社:【完全版】新諸国物語 第二巻

 NHK ラジオで新諸国物語第一作「白鳥の騎士」の放送が始まった昭和27年にはさすがの私もいまだ生誕しておらず、したがってこのシリーズに親しんだのはテレビドラマ版だったということになります。末國さんの懇切丁寧な解説によれば、「紅孔雀」は昭和36年8月から37年4月まで、「白鳥の騎士」は昭和37年7月から38年3月まで放映されたそうですから、私が新諸国物語に接したのもどうやらそのあたりらしく、げんにユーチューブに掲載されている沢村精四郎さん主演の「白鳥の騎士」にも「紅孔雀」にもどこかしら憶えがあり、というか、高城丈二さん歌うところの「白鳥の騎士」主題歌がすらすら歌えたのみならず、自分はこの歌で初めて都大路という言葉を知ったのであるということさえ鮮明に想起されてきて、これはもう年寄りの無根拠な思い込みと呼ぶしかないものではないのかと自分でも心配になってきたりしているのですが、とにかく懐かしいったらありゃしません。

 「白鳥の騎士」主題歌はこちらでどうぞ。

 名張まちなかブログ:乱歩のことを考える(ゆ)(2010年7月5日)

 懐かしさに涙しつつ往年のテレビドラマをユーチューブで眺めていると古い記憶がばかみたいに次々と蘇り、じつは自分は沢村精四郎さんのファンだったのであるということまで思い出してしまいました。さらにネット検索で調べてみましたところ、沢村さんは昭和36年1月から6月まで「天下の暴れん坊 猿飛佐助」で主役、つまりは猿飛佐助の役を張っていて、「俺たちゃ天下の暴れん坊」という主題歌まで歌っていらっしゃいました。私はさすがにその主題歌を歌うことまではできないのですが、歌のなかに猿飛佐助と三好清海入道のせりふが掛け合いで入っていたことは明瞭に想起することができました。「清海」という呼びかけに始まる佐助のせりふが沢村さんの口跡も鮮やかに耳許に立ち、これはたぶん幻覚妄想のたぐいなのであろうなと不吉な覚悟は胸に深々と刻みつつも、しかしそれ以上のことを少しも思い出せないのがなんとも歯痒くてしかたありません。ほんとにもう歯痒くて歯痒くて。

 さてその沢村精四郎さん、現在は二代目澤村藤十郎丈ということになりますが、長くリハビリ中の身でありながら先日、大阪松竹座「七月大歌舞伎」の舞台にお立ちになったと伝えられます。

 産経関西:突然の出演 澤村藤十郎さんに歓声 「七月大歌舞伎」初日(2010年7月4日)
 歌舞伎美人:初日に澤村藤十郎が出演!大阪松竹座「関西・歌舞伎を愛する会 結成三十周年記念 七月大歌舞伎」(2010年7月8日)

 ま、こういうことだったわけですけど。

 asahi.com:歌舞伎俳優の澤村藤十郎、復帰に向け朗読公演(2008年3月14日)

 『【完全版】新諸国物語』全二巻、読んでみると驚くほどに融通無碍なストーリー展開で、ですからなかには子供騙しだと怒り出す読者があるのかもしれませんが、お子供衆のための作品に野暮なことはいいっこなしにするべきでしょうし、むしろそのあたりこそが伝奇小説の伝統的な骨法であると弁えるべきかとも思われます。とはいえ、一面でこれらは紛れもない戦後文学であるとする末國さんのご指摘もじつにもっともなものであり、やんぬるかな、戦後の子供よぼくたちは、という感慨をあらためて噛み締める仕儀とはなりました。

 ところで、おとっつぁんおかゆができたわよ、見る?


だんだんだらりこだんだらり

2010年7月13日 (火)  

 きのう記したテレビドラマ「天下の暴れん坊 猿飛佐助」の主題歌、沢村精四郎さん歌うところの「俺たちゃ天下の暴れん坊」はこんな歌詞ではなかったか、とメールで教えてくださった方がありました。

 「だんだんだらりこだんだらり
  だんだんだらりこだんだらり
  佐助そらゆけ(なんとか)だー」

 いわれてみれば、たしかにこんなんであったかもしれない、という気がしてきます。しかし残念なことに、めらめらと炎が立つようなまなざしで歌詞をいくら眺めてみてもメロディが浮かんでくる気配はまるでなく、ほんとにもう歯痒いったらありゃしない。

 歯痒いといえばこちらも歯痒い。じつに歯痒い。先日来 Dreamweaver というサイト作成ソフトの無償体験版を試用しながらサイトをささやかに更新している次第なのですが、操作方法がほんとにわかんなくて歯痒いったらありゃしません。いまご覧いただいているこのページにはテンプレートとしてあらかじめいろいろな機能が仕込まれているらしいのですが、私にはそれをつかいこなすことがまったくできません。というか、そうした機能が理解できていないせいで、テキストフォントのサイズや色を指定するというごく基本的な操作すら思うに任せないありさまです。テキストの色を一部分だけ変更しようとしたらすべてのテキストの色が変わってしまった、みたいなことはざらにあり、それでも一部分だけ色を変える方法はなんとか発見することができたのですが、これがまたじつに面倒な方法で、もっと簡単な方法が必ずや存在しているはずなのですが、何をどうすればいいのかがさっぱりわかりません。このソフトを本格的につかいこなすには CSS だの PHP だのをみっちりお勉強することが必要になるはずなのですが、いまから一念発起してウェブデザイナーを目指すっていうのも人生設計としてどうなんでしょうか。

 ともあれ、わけはまったくわかんないながらそれでもそれなりに、きょうのところは光文社文庫の新刊『シャーロック・ホームズに再び愛をこめて』を素材に更新をレッスンしてみました。コンテンツとしては「RAMPO Up-To-Date」ということになるのですが、今年のデータをテンプレートに流し込んだらこんな感じになりました。恥ずかしながらフォントの大きさや色、テーブルの背景色なんてものは指定することいっさいかなわず、ほかのエントリのデータをコピー&ペーストしてその場しのぎに努めました。本日のエントリはこんなあんばいとなっております。しかしなあ。


東武池袋で乱歩展が開幕しました

2010年7月26日 (月)  

 暑い暑いと毎日うんざりしているあいだに東武百貨店池袋店六階美術画廊で「甦る江戸川乱歩の世界展」が開幕しました。入口の写真をお送りくださった方がありましたのでお披露目いたします。

 会期は8月4日までですが、ミステリファンのみなさんは今月28日までにいらっしゃるのがいいみたいです。

 明日できること今日はせず:『甦る江戸川乱歩の世界』『私とミステリ』展 (2010年7月22日)

 さて、相も変わらず右も左も闇のなか、アドビ社の Dreamweaver というサイト作成ソフトの無償体験版を試用してああでもないこうでもないとまた少しばかり試行錯誤を重ねてみたわけなのですが、隔世の感というやつを禁じ得ません。私がこの名張人外境というウェブサイトを開設するためにいろはのいからサイトづくりをお勉強していたころには、白紙のページにテーブルとテキストフレームを適宜配してテキストと画像をちょこちょこ載せてゆけばそれでいっちょあがりみたいな感じだったのですが、いまやいったいなんなのこの CSS、cascading style sheets とかいうやつは、と戸惑い嘆き世を怨みつつ「RAMPO Up-To-Date」をちょこっと更新してみたのですが、これはもう永遠の試行錯誤というほかなく、いずれも同じく引用を記録しておくにあたってどうして「すばる」5月号が画像で「創」7月号がテキストなのか、このあたりは記録者本人にもよくわからないまま作業が進んでいる状態です。というところで「問題小説」7月号を記録し忘れていることに気がついたのですが、また日を改めてということで。


2010年8月


いまだにわけがわかりません

2010年8月3日 (火)  

 遅ればせながら『乱歩パノラマ 丸尾末広画集』のデータを録しましたので、ついでですから YouTube にある丸尾末広さんの動画もどうぞ。

 暑い暑いとさぼってるうちに、Adobe Dreamweaver CS5 無償体験版の使用期間もあとわずかということになってしまいました。操作法はなかなか上達いたしません。というか、いまだにわけがわかりません。

人外境主人残日録

人外境主人伝言