シニア登山生態学 その1

 だれにでもなくて七癖というが、山で行き会うシニアハイカーをカンサツすると、
たとえば次のようなカテゴリーに分類できないか?
...消息筋によれば「自分自身をカンサツした結果なんだわ」
という噂もあるにはあるが....それはたぶんあたってる!(^^;

もともと山を登る、という行為は自由で個人的なものなので、
他人がトヤカク言うべきものではない、と考えている
しかし、その自由(の結果)が一定の量を越えて、あふれだすと思いもかけない現象が...
というわけで、ジブンを棚上げして、ついつい出しゃばってしまったりして...

数値目標を立てたがる人たち
100名山派がこれ。何と言ってもマジョリティーピーポー。次は300名山、その次は500....、死ぬまで課題は尽きない。そんなに急いで何処行くの?
あなたがたは大将!ニッポンシニア登山界の主流派です!
(商売で煽っているヒトは罪深いけどね)
隊の構成員として最適で、リーダーとしては取り扱いが楽チン。絵に描いたような真面目さ
マイノリティーへの理解がない割に、「じぶん」を信じていないのではないか?....という説もないではない...
山=時間つぶしするところと考える人たち
リッチな社会の落とし子。山とは、人に連れていってもらうトコロ、社会(=井戸端会議)の延長。地図なんぞ無用だそうで...
行く先を選り好みしません。虫やヒルのいないところで、連れて行ってもらえるならどこでも....
山じたいに価値を認めているわけではないので...。 頼りになる「他人」がいなくなったらどーすんの? え?カネで解決?
マッチョな人たち
お子さま地図の標準タイムより早く歩けることが自慢。仲間内の目くそ鼻くそだということに気付いていない。最近は人工壁や沢のぼりへ精を出すひとも多いようだ。危機管理だけは怠らないでおきましょう
ヒトより早く帰ってビールが飲めるの「だけ」はいいことだよね
なぜ山へ行くのか不明。100m競争でもしてればどうかな?
口先(だけ)がマッチョな人たち
マダム会員の注目を話術で引き付けられると誤解している...かどうかはしらないが...、最近、単独で黒部経由冬剣に入ったと自称するウルトラおジ(ー)サンもご近所に出現した。さすがの小生も絶句いたしました
おだてればサブリーダーとしては役立つ
うっかり言うことを信じると、全員遭難に...
仁義なき人たち
体調の悪い人がいたら平気で置き去りにする。(平気でできる能力があると言うか...、ホントにいるんだな、このテの人が...)山行中、意見が分かれた時も、簡単に隊が分裂するという症状もある
あえていえばマッチョ派のヒトと同じか? 即ち、弱いヒトより早く帰ってビールが飲める
準遭難常習犯につき指名手配中。そのうちデッカイ遭難騒ぎを起こすよ!
混んでいる山に行きたがる人たち
リタイヤ年代なのに、土日山行ばかり。100名山派に近い。ガヤガヤしたところで「自然」を満喫できる能力があるのだろうな。ウラヤマシ。 静かな山はお嫌いか? ともあれ混雑解消のための時差山行を強くお勧めしたい。ウィークデイの山は静かだよ!(え?余計なお世話ってか?)
低コストで人気のツアー登山もこのテでしょうね
遭難しても見つけやすい。彼等の立ち回り先にさえ行かなければ静かな山行ができる
山の環境破壊(オーバーユース)の元凶でありながら、そのことに全く気付こうとしない。山が山でなくなってしまうのに...
山で御馳走したがる人たち
以前は女性に多く、男性では珍しかった。今はどうなんだ?
我が隊内のヒトなら美点、他隊ならバッテン。ハタ目には食い物で異性(リーダー)の気を引こうとしているようにしか見えないが、これはヒガミか?...ヒガミだ!
同じパーティーなら、食糧計画不要!コンビニエント!
あまり欠点はないが、バテて事故らないでください。おいしい食糧って、重いんですよ。 

・・・とここまで書いてふと思いましたね。「ところで私の場合は?」と
配偶者さまの見立てでは、筋金入りの「口先マッチョ派らしいです
そんでもって、「カネと力」には見放されてるってか(><)/
しかし、一つだけでよかったあ。「ゼーンブ当てはまる」と言われるとばっかり...

しかし、もっとあるよね、なくて七クセというくらいだから。

<PREV
NEXT>