第伍話:玉恵心の向こうに

則安くんがネルフに赴任してくる28日前のハレブタゲリオン零号機ゲ−ジ。
ここで、零号機の起動実験が行われた。
零号機も本体の形は零号機とは異なるものの、
顔の形は、初号機と同じブタ顔である。

「実験開始」たまのり司令の声が実験場に響く。
「主電源全回路接続」「主電源接続完了」「起動用システム作動開始」
「可動電圧臨界点まであと0,5 0,2 突破」「起動システム第二段階に移行」
「パイロット接合に入ります」「システムフエイズ2スタ−ト」
「シナプス挿入、結合開始」「パルス送信」「全回路正常」
「初期コンタクト異常なし」「左右上腕琴まで動力伝達」
「オ−ルナ−ブルリンク問題なし」「チェツクリスト250までクリア−」
「2580までクリア−」「絶対境界線まで0,9 0,5 0,3・・・」
しかしここまで来て警報が突然なり響く。
「パルス逆流!」「第三ステ−ジに異常発生」
「中枢神経素子にも拒絶が始まっています」
「コンタクト停止、6番までの回路を開いて」「だめです信号が届きません」
「零号機、制御不能」「実験中止、電源を落とせ」
和子博士はそれに答え、主電源カットのボタンを押す。
しかし零号機は、予備電源に切り替わっているので、
完全停止まであと35秒かかるという。
その間にも、零号機は暴れ続ける。周りの設備を壊しながら・・・
少しでも動きを封じるために、特殊ベ−クライトが注がれる。
零号機からエントリ−プラグが射出され、ゲ−ジの隅に落ちる。
零号機は何とか活動停止

たまのり指令がエントリ−プラグに駆けつけ、
手動でハッチをこじ開けようとする。しかし熱いのに驚き、
近くにご都合主義で落ちてた、耐熱手袋を用いてハッチを開く。
プラグの中に、無事な玉恵を見て安堵の表情をたまのりは示した。

コア以外はほとんど原形をとどめて収容された先程の第四使徒
「ほんとに理想的なサンプル」と和子博士はホクホク顔
しかし解析不能なサンプルであることを、
そこに来ていた矢玉さんと則安君に語る。
また、使徒の動力源らしき物は見つかったが、その作動原理はさっぱりだという。
また和子博士は、
使徒と人間の遺伝子構造は99,8パ−セント酷似しているという
いったい何故このようなことになるのか?とかくこの世は謎だらけである。

その夜、矢玉さんの特製インスタントカレ−ラ−メンにあ然の和子博士。
「相変わらずインスタントな食事ね」と呆れる彼女。
しかし、「お呼ばれされて文句を言わない」と返してくる。
そしてそのラ−メンを食べた彼らは、地獄の味に苦悩する。
レトルトを原料によくここまで・・・ご愁傷様・・・(笑)
こんな状況をうれいた和子博士はのりやすくんに引っ越すよう提案する。
しかし、手続きが面倒なので嫌だという。
そのとき和子博士は、玉恵に更新カ−ドを渡すのを忘れていたのを思い出す。
そして則安君にカ−ドを渡すのを頼むのだった。

次の日、玉恵の住んでいるマンションに出かけるの則安君。
女の子らしく、きちんと整理された部屋に感心する則安君。
矢玉さんにも見習ってほしいと思うのだった。
そこに玉恵が現れる。
則安君は、彼女に先のカ−ドを渡し、玉恵の部屋を後にする。

そして、この日の零号機再起動実験は成功のうちに終る。
しかし、そこに使徒襲来の報が入る。

第五の使徒は、けろちゃに出てくる昌子の姿をしている・・・

「目標は塔ノ沢上空を通過」「初号機発信準備に入ります」
「目標は芦ノ湖上空に進入」「初号機発信準備よろし」
「発進!!」矢玉さんの声が響く。
地上に出る、ハレブタゲリオン初号機
しかし出た瞬間、
使徒から「南東よ−」の声と共に発射された帯粒子砲が初号機を襲う・・・
「よけて!!」と叫ぶ矢玉さん、しかしそれは初号機に命中する。

第六話へ続く・・・・・・