チャーリーさんに会いたくて...
2003.04.28(Mon)
【目的】
チャーリー・コーセイさんに直接お会いして
ルパン三世1stシリーズの曲
AFRO"LUPIN'68"の歌詞について確認すること
音楽の話について,いろいろと伺うこと
【はじめに】
既に
私のHP
にて公開している通り,
AFRO"LUPIN'68"には正式な歌詞がないのである.
私は,この曲がずっと好きで,いつかは歌えるようになりたいと
思い続けてきたのであるが,
恥ずかしながら,つい先日まで,出だしの”P−38”すら
聞き取れない状態であった.
30年来の夢をかなえるには,
もう御本人に直接会って確かめるしか方法はないだろう
と思い立ち,とうとう神戸まで足を伸ばすことにした.
事前にお店
に連絡して,
チャーリーさんがいらっしゃる日を確認しておいたのであるが,
さすがに一人で行くのはおっかなかったので,
友人知人に声をかけた.
が,一番乗り気だった知人は仕事で来られない.(これはしょうがない)
興味がないとあからさまに断ってくる輩も数人.
世界的かつ偉大なアーティストに直接会って話をする機会なんて,
一生のうちにそうはないというのに,価値のわからん連中である.
ということで,結局一人で行くことになった次第である.
【レポート】
04/28(Mon)
06:30 緊張して眠れない.部屋の片付けなどをしていたら朝になってしまった.
さすがに眠気が襲ってきたので,風呂に入ってから仮眠を取る.
12:30 起床.
荷物の再チェック.忘れては洒落にならんものから確認.
自前の歌詞カード
CD(念のためプレイヤーも),
ヘッドフォン(新品),
デジカメ,
目的地までの地図(Webでチェック済)
ケータイ,
読みかけの小説
13:30 ありあわせのもので昼食.
念のため,荷物の再チェック.
14:30 出発.
14:47 珍しく時間通りにやってきたバスに飛び乗る.\340
平日の昼間だから道が空いているなあと思ったら,
近鉄奈良付近で大渋滞.あーあ.
15:20 近鉄奈良着.
15:27 近鉄奈良発.難波行快速急行で鶴橋まで.\480
15:55 近鉄鶴橋着.JR環状線で大阪を経由するルートを取る.\620
16:01 JR鶴橋発.
16:15 JR大阪着.神戸線に乗換え.三ノ宮を目指す.
16:47 JR三ノ宮着.意外と早く着いた.
加納町を経由して,中山手通あたりまで歩く.
歩道にはたくさんの花が.なかなかお洒落な風情である.
17:10 山本通の辺りで,なにやらイベントをやっていた形跡が.
大量のチューリップで模様を作って,道一杯に展示していたようだ.
すでに片付けに入っていたので,何が描かれていたのかほとんど
分からん状態になっていた.
17:30 北星ビル発見.近所のおばちゃんにCharlie'sの場所を尋ねると,
快く教えてくれた.ええ人や.
とりあえず,開店までにはまだ時間があるので,宿を探すことに.
17:50 近所をうろうろするが,ラブホばっかり...
しまった.やはり意地でも誰か一人連れてくるんだった.
その場合,同性だと問題が発生したかもしれないが,
以前,「私達,愛し合っているんです.」
と言ったら泊めてくれた,という話を聞いたことがあるので,
なんとかなったかもしれない.
もちろん目的は泊まるだけなので,誤解なきよう.
そもそも一人ではラブホは泊めてくれないので,どうしようもない.
しかたがないので,一旦,三ノ宮方面まで南下する.
18:00 生田警察の近所でワシントンホテルを見つけた.
まがりなりにも名の通ったホテルなので,
保険の意味もこめて,ここに決定.
この時期は客で一杯なんだそうだが,奇跡的に空いていた.
それにしても,素泊まり\8700.高いなあ.
東京のビジネスホテルよりはなんぼかましか.
\1万とか平気で取るからね.
18:10 部屋はこんな感じであった.
(TVに何やら映っているが番組名は内緒である.)
私が今住んでいる寮よりははるかに綺麗である.
風呂もトイレもついているし.
18:25 一旦ホテルを出て,その辺をぶらつく.
露店のおっちゃんが感じ良かったので,クロスの指輪\500を購入.
小腹が空いてきたので,吉牛で食事.並と漬物と味噌汁で\450.
なにも神戸まで来て吉牛もないだろうとも思ったが,贅沢は敵である.
19:10 Charlie'sへ.
ここまで来て,もう後戻りはできない.
とにかく店に入る.
バーテンさんが一人いらっしゃるだけで,
私以外には客はいなかった.
「電話した者ですが...」
と告げて,とりあえず水割りを頼む.
チャーリーさんがいらっしゃるまで,
まだちょっと時間がかかりそうなので,
この店に来た目的や,仕事の話,音楽の話などをした.
(このおかげで,後で話がスムーズに運ぶ効果になった.)
店の雰囲気はとても渋く.20年の貫禄があった.
演奏機材も充実しており,
ミキサーやらエフェクターが所狭しと並んでいた.
そこかしこにルパンのフィギュアや,チャーリーさんのCDが並べてあり,
なかなか趣のあるたたずまいであった.
20:00 チャーリーさん到着.
私は何から話すべきか迷っていたが,
バーテンさんが気を利かせてくれて,
AFRO"LUPIN'68"の話を切出して下さった.
いろいろとCDを出されており,
この曲が入ったものも店に何枚かあったが,
やはり歌詞がない.
当の御本人も歌詞がついていないことに,
その時初めて気が付いたようだった.
さっそく私が持参したCDをプレイヤーにかけ,
その場で歌詞カードをチェックしていただくことになった.
結果,私が書いていたのはほぼ合っており,唯一,
"Moody Guy"だと思っていたものが,"Groovy Guy"であることが判明.
「これで,完全な歌詞として意味が出るので,著作権を主張されては?」
と話すと,
この曲は権利を全て売ってしまったのと,
単なる挿入曲(BGM)という認識しかないので,
重要視していない.
というようなことをおっしゃっていた.なんて太っ腹な人なんだ.
人前で歌うのは,もっぱらエンディングだけのようである.
ちなみに,カラオケで歌ったら77点だったそうである.
「ああいうのは,抑揚をつけずに淡々と歌わないかんね.」
と笑っておられた.
チャーリーさんは,結構強面の方なので,
いきなり不躾な質問をして,気分を害されるのではないかと
内心ヒヤヒヤしていたが,
お話をしてみると,とても気さくで,ユーモア溢れる方で安心した.
とにかく私は緊張しまくっていたので,
バーテンさんやチャーリーさんが気を使って下さって,
申し訳ないことをした.
「ただのおっちゃんだから,気楽にしてな.」
というお言葉が身にしみて嬉しかった.
この店でしか売っていないCDがあるということで,
早速購入することにした.
チャーリーさんのサインをいただいたが,日付を間違えてしまった.
すでに私も曜日の感覚が欠落している状態なので,
「いいですいいです.かまいませんから.」
と,そのまま受け取った.
この店専用に作ったのライターというのもいただいた.
残り僅かだそうな.
私自身,
趣味程度ではあるが,音楽をやっていること,
イーグルスのコピーをしてみたり,フォークやら何やら,好きな曲は
手当たり次第に聞いているというような話をしたところ,
「音楽は食べ物と同じやから,自分の好きなものは
人にも好きになってもらいたいと思う.
でも,人それぞれ好きなものが違っているのが当たり前や.」
御自分のことに関しては,
「世間一般には知名度が低いので,知らん人は全く知らん.
この間TVが取材に来たよ.」
とおっしゃっておられた.
今回誘った知人が誰一人来られなかったのを見透かされてしまったような
気分になった.
Webでお店の場所とかを公開するようになってから,
年に3,4人はルパンファンの客がくるそうである.
「ルパンの歌はよくリクエストされるよ.
この間なんか,一日に4回も歌っちゃった.」
と笑っておられた.
チャーリーさんのお店Charlie'sは火曜日が定休で,
それ以外はほぼ毎日営業している.
店が休みの時はライブ活動に当てておられるそうだ.
ちなみに明日(4/29)もも香川でライブとのこと.
チャーリーさんにとって,もっとも影響を受けたのは,
ジミヘンやクリームで,
音楽性としては,ロック&ブルースが根幹となっているそうだ.
「それ以外にも,いろいろと聞いているけどね.」
とおっしゃられるので,
レッドツェッペリンについても聞いてみたところ,
「直接見に行ったこともあるよ.」というお答えだった.
「ジミーペイジの足が長くてな.こーんなとこまであんの.」と,
胸の辺りを指差されておられたが,そこまではないでしょう.人間ちゃうで.
ちょっと,大げさに言っておられたのだなと.
「プリンスはどうですか?」と尋ねると,
「音楽的には優れているけど,人間的にはどうかなあ」
というお答えだった.
プリンスがかつて差別的な発言をしたことに憤慨されているようだった.
ダイヤーストレイツの話をすると,
(私も錯乱して,アーティスト名がだんだん出てこなくなってきた.
T-REXとかDoorsとかグラムロックの話も聞こうと思っていたのに.)
「結構好きだけど,あんなにうまくは弾けないなあ.
音楽性としては,(彼らのは)カントリーの延長線にあるように思うよ.」
とのことだった.
私は酒が弱いため,
水割り2杯で既にへろへろ状態になっていた.
その様子を察してか,チャーリーさんは,
「酒は無理して飲んじゃいかんよ.
神戸のうまい水をあげよう.」
とミネラルウォーターをすすめて下さった.ええ人や.
21:00 ようやく客が入り始める.
どうやら,私は早く来すぎたようである.
まあ,おかげでいろいろお話をすることができて,
結果的には良かったんだけどね.
21:30 チャーリーさんのライブ演奏.
さきほど,私がイーグルスの話をしたせいか,
1曲目はHotel California.とても嬉しい心遣いであった.
2曲目と4曲めは残念ながら知らない曲.
3曲目はルパンのエンディングであった.
打込みの伴奏に併せて,ギターとボーカルを担当される形式.
ギターの演奏技術はとてもすばらしく,
聞き惚れてしまった.
それから,良く伸びる声.
「今日は体調があまり良くない.」とおっしゃっていたが,
そんなことは微塵も感じさせない見事なボーカルであった.
曲が終わると,
「サンキューサンキュー.電車は阪急.」
などのギャグを飛ばすなど,とても楽しい雰囲気であった.
その後も,
客の中に,「知り合いが胃潰瘍で...」というような話をしている
おばちゃんがいて,
「胃潰瘍はいかんよう.」などと,こてこてのギャグが飛び交っていた.
いいなあ.まさに関西のおっちゃんて雰囲気だなあ.
私は,ますますチャーリーさんのすばらしい人間性に
感激してしまったのであった.
22:00 一段落ついたところへ,さらに来客が.
そうか,この辺の時間がピークなのね.
客層は,近所のおじちゃん,おばちゃんといった熟年世代が大半といった
雰囲気であった.
店も混雑してきたので,そろそろおいとますることに.
チャーリーさんは,
「また友達つれて来てね.引っ越してるかもしれないけど.」
と言って握手して下さった.
また必ず来ようと固く心に誓う私であった.
今度は,知合いも連れてこなくちゃね.
【まとめ】
今回,チャーリーさんのあたたかいお人柄に触れて,
とても有意義な一日を過ごすことができた.
また機会を見つけて,Charlie'sに行こうと思う.
ということで,
これまで謎とされてきた
AFRO"LUPIN'68"
の歌詞の全貌を明らかにすることができた.
おそらく,
世界初の快挙である.
今後,もし何かの形でこの歌詞が掲載されることがあれば,
情報の発信源は
私
である.
(あ,いや一応言っておきたかったので.)
チャーリーさんがおっしゃっていた通り,
曲自体の著作権は東京ムービーにあるんだけど,
歌詞については
「なし」
ってことになっているはずである.
もし,この歌詞について権利云々の話が出たら,
できれば,チャーリーさんに帰属して欲しいなあ.
私は著作権について詳しいことは良く分からないので,
その筋の方がご覧になっていたら,連絡ください.
権利化の話が出次第,歌詞の掲載は止めますんで.