熱血寺尾新聞 金つなぎ

大相撲東京秋場所 5日目  見事に決めたよ、叩(はた)き込み。熱血寺尾、牛若丸!   2001年 9月14日(金) 0時 4分

アメリカ襲ったテロリズム。無差別殺戮、許し難し!
けれど、西側諸国の所謂(いわゆる)大義、アラブ急進派の持つ大義、なおまた、異なる宗教観に基づく不毛の闘争論理。
地球上には相容れない大義があって有史来、世界のどこかで争いを性懲りもなく繰り返す。

それに比べて、大相撲。正々の旗・堂々の陣を、己ひとりで粛々と、押し立て闘う土俵上。我らが寺尾!秋場所5日目、旗色いかが?とお茶の間雀、今日は、ゆっくり見たいもの。
望み叶って、熱血寺尾!午後3時50分現れた。西の花道、胸張って、土俵に向かって一礼し、礼に始まる熱血勝負。期待を担って溜りに座る。
今日のお相手、東の5枚目・若東龍。初顔合わせの23歳、先輩の、意地からしても負けられぬ。四股踏む姿に思いがこもる。我らが寺尾!いつものように、塩撒く右手をさり気なく、左胸に当て勝負に挑む。頑張れ、負けるな!怪我するな!お茶の間ファンは、かしましい。

午後4時ジャスト。両者、見合って見合って、立った!
叩(はた)いた!跳んだ!
わずか2秒の叩き込み、熱血寺尾、牛若丸!見事に決めたよ、今場所も、若々しさの際立つ相撲。うれしい5日目、勝ち名乗り!

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