熱血寺尾新聞 金つなぎ

大相撲大阪春場所 11日目  力の入ったこの一番 熱血寺尾!の面目躍如   2002年 3月21日(木) 0時30分

趣味はひたすらトレーニング。求道者寺尾!は、群青色の、藍より青き締め込みで、いつも奢らず自然体、今日も淡々土俵に上がる。
塩を掴んだ右の手を、さり気なくなく左の胸に。おや?今日は数えて4度も当てた。熱血寺尾!の心意気、胸にひそめて勝負に向かう。
我らが寺尾!に希望の光。

さぁ、時間いっぱい!
宮城野部屋の光法相手に突っ張る寺尾!、突っ張る突っ張る。いったん退(ひ)いたが、なおも突っ張る。
いいぞ、その意気、退(さ)がるな退(ひ)くな。

おおっと、前褌(まえみつ)取られ、左の上手と両まわし、取られた寺尾!辛くもこらえ、がっぷり右四つ、いざいざ勝負、熱血寺尾!前に出る。
見ているファンも力が入る、土俵の上の熱血勝負。
頑張る寺尾!堪(こら)える寺尾!力の入ったこの一番、熱血寺尾!の面目躍如、見るもうれしい男伊達。勝っても負けても悔いがない。

闘い済んで引揚げる、西の花道・男道。悔しい寺尾は、寄り切りで、不本意ながら、土俵をあとに。
後ろ姿は流汗淋漓(りゅうかんりんり)。好漢寺尾!の明日(あした)が楽しみ!!!

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