1月2日。　　曇り。風は冷たく、冴え返る。

孫（4歳・3歳）と
年末年始、孫たちに囲まれた賑やかな非日常の暮らしが終わりほっとしたせいか、右手の人差し指にヘルペスが2個。これを見逃すと、あっと言う間にあちこちに広がり、免疫 力の低下とともに身体症状が悪化を辿ることとなり、がんの転移・再発を招いて命取りにもなりかねない。
風邪っ気も自覚されたため、松阪の亡姉の家を訪ね姪たちと思い出話をする約束も、恒例の同窓の集いも、共にキャンセル。鼻歌まじりでアガリクス茸入りの野菜ス-プを作 り、プロポリスや無臭ニンニクほか健康サプリメントを飲んで、生体の免疫力向上につとめる。

ご先祖と亡夫と亡姉と、そして金つなぎの逝かれた病友がたの鎮魂を祈り、また、万物万人の安寧安康を願って、般若心経3巻の読経とご詠歌10歌をあげる。なぜか、心が充たされ、生きる勇気が湧いてくる。ご仏前に座るって、ありがたいなぁ。

4歳と3歳の孫たちは、来たときも帰るときも、ご仏前に座して小さな両手を合わせ、おもむろに「なむぅ、」と唱えていく。小さき者たちと共に祈る喜び、6年前、二つ目のがんが進行がんであったあのとき、既に無いはずの我が命と思えば、今日の感懐にもひとしおのものがある。

　　

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