光子の日々是好日 金つなぎ

 3月2日(金)  リビング新聞OB会に出席する  水むるむ
image
リビング新聞OB会/元の職場の先輩方と

春の予感がする日、大阪・北新地のしゃぶしゃぶ料理店に出向く。
午後6時半から、2階の広間で主婦と女性の新聞 「サンケイリビング」の退職者の集いが開かれている。

昭和46年に創刊されたサンケイリビングは、全国57エリアの865万所帯に届けられる世界最大のフリーペーパー(無料の新聞)で、地域性、ニュース性、参加性をもち、主婦を中心にした女性たちに圧倒的に読まれているニューメディアである。

がんを病んで退職するまでの13年半、私はこの会社に在籍し、新聞記者を天職と考えていた。 思い出すのは、楽しかったことばかりで、そのせいか、退職後7年近くになるのに未だにサンケイビルに足を運び、元の会社に出入りさせてもらっている。
それもこれも、育てて頂いた上司先輩のおかげ、教えてくれた仲間や若い人たちのおかげ。有り難いビジネスライフであったと、思い返す。

宴席には、専業主婦生活20年のキャリアしかなかった当時の私を採用してくださった元専務、元編集局長、いろいろ教えてくれた先輩がたがズラリ。良い上司に恵まれて、悔いのない10有余年間。私はほんとうに、幸せな部下であったと思う。

私が、「上司はすべて良い上司」 と断言するには、訳がある。記者時代の私は、「私が認めない上司は上司ではない」、と心ひそかに考える剣呑な部下であった。
上にへつらい、仕事が出来ず、なおかつ、部下に仕事をさせない。また、責任を取らない、人を陥れる。どんな会社にもいる、こういった上司と言う名の不良社員を、私は決して許さず、上司と認めなかった。

世の上司と名の付く皆さま。あなたの部下は、つねにあなたをよく観察し、評価し、そして時には軽蔑し、上司とは認めない。ことほど然様に、時代は、会社の上司・部下の関係すらも、全く新しいものに変えつつあります。

変革の時代。厳しく、脚下照顧を心がけるとき…。もちろん、私自身も!

back  next



TOP