水族館の本:決定版 全国水族館ガイド
改訂版が出ました!
全国水族館ガイド2006-2007



全国水族館ガイド
決定版!!

文・写真 中村 元
ソフトバンク パブリッシング



2005年4月発刊


改訂版がオールカラーで!

 

 

 

 

 

 

 

 

昨年から半年かけて、全国100館の水族館を回って書きました。(期間中は98館)
最も新しいガイドであることは確かだけど、それだけではなく、実際に全て訪れて書かれた水族館ガイドは初めてのはず。
いや、それ以前に、ここに掲載した水族館を全て訪れた人は、まだ筆者だけだと思う。

普通のガイドブックではなく、水族館のプロデュースを仕事にしている筆者が、来訪者起点の目を大切にして感じた、それぞれの性格や、展示に対する姿勢、さらに展示の哲学までもを紹介している、けっこう恐るべきガイドブックなのです。

いや、それにしても取材、大変でした。
平日は仕事があるので週末や休日をフルに使い、嫌いな運転もなんのその各地のレンタカーで6000kmは走り、講演に行った先では先方の方に頼み込んで車を出してもらい。行く先々で美味い料理とお酒を楽しんでしまい、おかげで取材費は予算をオーバーというか軽く2倍使ってしまい。さらに調子に乗ってα7デジタルを買って大散財。。。まあ自業自得ですな。
けれど、ホントにこれだけの水族館を観ることができてよかったです。新しくて大きな水族館だけでなく、小さくてもすごい水族館、古くても工夫された展示、地方からでも素晴らしい発信している水族館など、水族館人としてとてもいい刺激を受けてきました。
ガイドには、いい水族館ダメな水族館というような書き方はしていませんが、みなさんそれぞれの趣味に合う水族館か合わない水族館かくらいは判別できるように書いてあり、まあそういう意味でもちょっと怖いガイドブックかもです。

苦手だった水槽写真も、今回の取材で覚えました。ちなみに表紙の青いタコクラゲは、最初から表紙に使うつもり満々で、わざわざクラゲを端に寄せて題字のところを白く飛ばして撮った写真です。
デザイナーさんに使ってもらってよかったー!


ほぼ同時に発売された「水族館の通になる」 祥伝社新書も、あわせて読んでいただけば、水族館フリークになれるというか、水族館のことけっこう面白くなります。


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(C) 2001Hajime Nakamura.