2007年8月中旬
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さーてきょうも朝からいいだけ腹立てることで一日をはじめねばならんのか。まったくろくなことねーなー名張市などという低能自治体を相手にしてた日にゃ。 その前に本日はお知らせをひとつ。 ミステリ専門劇団フーダニットの第七回公演が8月24日から26日までの三日間、東京都江戸川区はタワーホール船堀の小ホールで催されます。上演作品は若竹七海さんの書き下ろし戯曲第三弾「汽笛が殺意を誘うとき」。「誘う」は「いざなう」と読んでくださいね。以下、リーフレットから引用。
演出は松坂晴恵さん。チケット予約などの詳細はオフィシャルサイト「Whodunit」でどうぞ。 それではきのう記しました方針どおり、名張市オフィシャルサイトにあるこのページからさらにリンクをたどりまして── 図書館協議会の2005年度の協議内容をたーっと見てみることにいたします。 まず2005年6月3日の第一回協議会をどうぞ。 乱歩の名前が出てくるところを引用しましょう。
まいったな実際。乱歩蔵びらきの会と市立図書館とを同列に論じてるのかよ。その程度の認識しかないのかよ。あえていっとく。ばーか。 つづいて10月14日の第二回。 特記すべきことはありません。念のために申し添えておきますと、「今回新委員として中委員に加わっていただく」とありますのは私のことではありません。 おつぎは2006年1月24日の第三回。 「名張市立図書館業務民間委託実施計画(案)について」なんてのが出てきてます。行政サイドの思惑と魂胆が剥きだしになってきたわけです。この図書館協議会の協議検討によって図書館業務の民間委託をオーソライズしてしまおうということでしょう。早く民間委託したくってうずうずしちゃう、という名張市の姿勢にはいうまでもなく委員から危惧や懸念が表明されていて──
もうひとつ、「『市民の図書館』づくり基本方針(案)について」に関する協議もあって、要するに民間委託にともなって制度をちょこっと変更いたしますということなんでしょうけど、「既に市の内部でも10回程度の検討を行っております」なんてことが書いてあります。うすらばかが何十人と集まって何十回も検討したところでだめなものはだめなんだぞ。ていうか、もっと正直に「既に市の内部でも民間委託を大前提として10回程度の検討を行っております」と説明するべきだと私は思うぞ。 で、事務局による説明としてこんなことが書かれてる。
名張市役所というところにはあれか、うわっつらのきれいごとしか口にしてはならないという内規でもあるのか。問題の本質に眼を向けたら死刑だという決まりでもあるのか。乱歩関係資料の充実に努めますってのはいったいどういうことなのか、具体的に何をどうするのか、誰も説明できないだろうが。何も考えてないんだからなこのうわっつら自治体が。 そして3月15日の第四回。 第三回にひきつづいて民間委託に対する危惧や懸念が表明されております。興味がおありの方はご閲読ください。しかしまあ結局のところ、この図書館協議会による協議検討は図書館業務の半分をしか対象としていません。つまり名張市教育委員会にしても図書館協議会にしても、図書館ってのがいったいどういう施設であるのかが理解できておらんということでしょう。要するに図書館はただの無料貸本屋であるという認識しかないみたいだな。だからあえていっとく。ばーか。 さて、8月8日の算盤の日、私が名張市役所を訪れて、 ──名張市教育委員会の職掌内において、江戸川乱歩への言及があるすべての公文書 なんてものの公開を請求してきたことは8月9日付伝言に記したとおりです。で、請求の受付である総合窓口センターのスタッフが名張市教育委員会の事務局へ電話で問い合わせてくれた結果、名張市教育委員会にはそんな文書は一枚もないという返答があったことも記したとおりではあるのですが、あれ? おかしいなあ。名張市オフィシャルサイトに掲載されている図書館協議会の2005年度の議事録には、上に引用したとおり二か所にわたって乱歩への言及が見えるのじゃが。この議事録はまぎれもなく「名張市教育委員会の職掌内において、江戸川乱歩への言及があるすべての公文書」に含まれるはずなのじゃが。 こら名張市教育委員会。毎度毎度適当なことばっかやってんじゃねーぞたこ。しまいにゃ水ぶっかけるぞ。 |
毎日とても暑くてかったるくてほんとにいやになりますけど、二日間のお休みのあとはまたお知らせから。 昨13日、名張まちなか十八か所にこんな立て札が登場しました。 これは何? といったあたりの事情は毎日新聞のこの記事でどうぞ。
立て札を案内するリーフレットも発行されました。 これすなわち名張市の市民公益活動実践事業のひとつです。市民公益活動実践事業といえば思い出されるのがこれでしょう。
第四部「零落篇」に市民公益活動実践事業のことをこんなぐあいに記しておきました。
さらにちなみに名張市オフィシャルサイトの「市民公益活動実践事業について」から「平成19年度市民公益活動実践事業実施(予定)一覧」を転載するとこんなあんばい。
断片化し私物化された公がラインダンス踊ってるように見えないでもありませんけど、「政策課題への提案コース 自由」の三番目、なぜか団体名が旧かなで表記されている名張古町を考える会の「なつかし写真によるタイムスリップ名張初瀬街道へのご案内」という事業の一環がこの立て札とリーフレットなわけです。 この事業では講演会も催されることになっていて、名張古町を考える会の会長さんからご指名をいただきましたので私が講師をあいつとめます。たぶん11月3日、名張市総合福祉センターふれあいで開かれる予定なのですが、会長さんから頼まれて提出した講演会のレジュメ、ていうか配付資料がこんな感じ。 タイトルがいささかベタな感じなんですけど、事業名にあわせて素直に「タイムスリップ初瀬街道」としておきました。ただし講演内容は初瀬街道という近世から近代にかけての呼称にはまったくこだわらず、ちはやぶる神代の昔から当代までたーっと突っ走ることにしております。 それでまあ名張まちなかの商業者のみなさんがですね、こんなこといったら叱られますけど零細な商いのかたわら地域の魅力を PR する活動を進めたいとおっしゃるのですから、そのひとかたならぬ名張まちなかへの愛着に鑑みても、たとえば講演依頼なんざふたつ返事でお引き受けするべきであるとはよく承知しているのですけれど、あの真っ昼間でも死んだように人通りのない時間帯が普通に存在する名張まちなかに立て札を立ててもその効果はいかほどのものか、と私は思わないでもありません。おれだったら名張まちなかのポータルサイトを開設するけどなあ、とも考えますし、もしも開設するのならいくらだってアイデアも提供できるのだし、いやもういっそおれが名張まちなかのポータルサイトをつくってしまうことも充分に可能なのであるけれど、ていうかそうでもしなければ誰にも開設なんかできんのではないかとも思われるのですけれど、残念ながら私にはとてもそんな時間はありません。 それにしても名張まちなかはいったいどうなってしまうのか。 「広報なばり」8月二週号(テキスト版)にはこんな記事が載ってました。
驚くべし。この期におよんでまだ「交流の場としてだれもが気軽に集える空間」なんてことほざいてるだけで、具体的にどんな施設として運営するのかが明示されておらんではないか。大丈夫か名張市。 それに名張市の6月市議会では、6月16日付中日新聞の記事を引いて先日来くどくどお知らせしておりますとおり──
名張市がこんな方針を打ち出してるわけです。「近くの初瀬街道沿い」というのは要するにこのあたり。 新町の細川邸ということになるはずで、つまり名張市立図書館の乱歩コーナーを閉鎖して細川邸に乱歩関連資料を展示するという方針がここに明確に打ち出されておるわけなのですが、おかしいなあ。おっかしいなあ。「広報なばり」には「交流の場としてだれもが気軽に集える空間」とあるだけで、細川邸改めやなせ宿に「ミステリー図書や江戸川乱歩関連資料」を展示するなんてひとことも書かれておらんではないか。おかしいなあ。おっかしいなあ。大丈夫か名張市。大丈夫ではないのであろうなあ。 |
なんか毎日もう死ぬほど暑いではないか。さすがに死んではおらんけれど、何も考えることができないような暑さである。サボれることはすべてサボってしまい、本を読む気にもなれんぞこりゃ。みなさんも暑さにはどうぞお気をつけください。きのうの天気予報では猛暑もきょうまでとのことでしたから、とりあえずまたあした。それにしてもきょうも暑そうだなあ。 |