平成6年　●1994
▲1993　▲乱歩文献データブック　▲江戸川乱歩年譜集成　▲1995
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1月
2月	恋文　日本の名随筆別巻36 収録 平成六年二月二十五日　作品社 編：村松友視 恋と神様 ●第一刷 ▲
3月	妖虫 ６８０ 平成六年三月二十五日　東京創元社　創元推理文庫 Ａ６判　カバー　二九九頁　四八〇円（本体四六六円） カバー：志村敏子、アトリエ絵夢　挿絵：岩田専太郎、小林秀恒 妖虫／自註自解＊＊ 『妖虫』と『鉄塔の怪人』──江戸川乱歩 少年ものの一考察：戸川安宣／編集部後記 ■初版 ▲
4月	屋根裏の散歩者 ６８１ 平成六年四月十日　角川書店　角川ホラー文庫9336 Ａ６判　カバー　四〇五頁　一丁　六四〇円（本体六二一円） カバー：田島照久　口絵：深津真也 屋根裏の散歩者／人間豹／押絵と旅する男／恐ろしき錯誤 解説：高木彬光 ■四版（平成7年5月10日） 化人幻戯 ６８２ 平成六年四月十日　角川書店　角川ホラー文庫9337 Ａ６判　カバー　三八七頁　一丁　六四〇円（本体六二一円） カバー：田島照久　口絵：深津真也 化人幻戯／堀越捜査一課長殿／防空壕／断崖／兇器／灰神楽 解説：森村誠一 ■三版（平成7年5月10日）　●改訂初版 暗黒星 ６８３ 平成六年四月十日　角川書店　角川ホラー文庫9338 Ａ６判　カバー　四三〇頁　一丁　六八〇円（本体六六〇円） カバー：田島照久　口絵：深津真也 暗黒星／お勢登場／目羅博士／木馬は廻る／幽鬼の塔 解説：権田萬治 ■三版（平成7年5月10日）　●改訂初版 創作探偵小説選集　第一輯 収録 平成六年四月十日　春陽堂書店 編：探偵趣味の会 心理試験／選集縁起 復刻版　■復刻第一版 創作探偵小説選集　第二輯 収録 平成六年四月十日　春陽堂書店 編：探偵趣味の会 鏡地獄 復刻版　■復刻第一版 創作探偵小説選集　第三輯 収録 平成六年四月十日　春陽堂書店 編：探偵趣味の会 無駄話 復刻版　■復刻第一版 創作探偵小説選集　第四輯 収録 平成六年四月十日　春陽堂書店 編：探偵趣味の会 悪夢 復刻版　■復刻第一版 犯罪幻想 ６８４ 平成六年四月二十日　東京創元社 21×16センチ　函　三三一頁　一一丁　五〇〇〇円（本体四八五四円） 板画：棟方志功 二銭銅貨／二癈人／Ｄ坂の殺人事件／心理試験／赤い部屋／屋根裏の散歩者／人間椅子／鏡地獄／芋虫／押絵と旅する男／柘榴 あとがき：江戸川乱歩 復刻版　■初版 わが夢と真実 ６８５ 平成六年四月二十日　東京創元社 Ｂ６判　カバー　三二一頁＋一一頁　二九〇〇円（本体二八一六円） カバー：流政之（彫刻）、村井修（撮影） 自序 一頁自伝／ふるさと発見記／祖先発見記／父母のこと／恋と神様／乱歩打明け話／旅順海戦館／レンズ嗜好症／ビイ玉／こわいもの／私の十代／活字との密約／わが青春記／恋愛不能者／二十代の私／二十年前の日記／私の探偵趣味／活弁志願記／小説を書くまで／妻のこと 処女作／三十歳のころ／処女出版／幻影の城主／忘れられない文章／今一つの世界／群集の中のロビンソン／残虐への郷愁／放浪記／槐多「二少年図」／同性愛文学史──岩田準一君の思い出／二人の師匠／サイモンズ、カーペンター、ジード／耽綺社／講談社もの／江戸川乱歩全集／精神分析研究会／蓄膿症手術／怪人二十面相／戦争と探偵小説／町会と翼壮／庭園の変貌／戦災記／空襲の美観／疎開、敗戦、探偵小説の復興 戦後の猟書／新人翹望／推理小説の黎明／関西行脚／探偵小説第三の山／「クイーンの定員」その他／私の初役／戦後初の文士劇／大舞台／芝居風狂／勘三郎に惚れた話／「昔ばなし」／六十の手習／夜間人種／私の顔／外套と帽子／きらいなもの／蒐集癖／海草美味／わが家のミソ汁／酒とドキドキ／私の本棚／私の机／私の読書遍歴／書斎の旅／集書／わたしの古典／遠大なる方向／早大と探偵小説／好人病／還暦所感／還暦祝賀会／生誕碑除幕式／二銭銅貨／英訳短篇集 既刊随筆評論集目録 人名索引 復刻版　■初版 小酒井不木　叢書『新青年』 収録 平成六年四月二十五日　博文館新社 著：小酒井不木　監修：天瀬裕康、長山靖生 屍を＊：江戸川乱歩、小酒井不木／「ラムール」：江戸川乱歩、小酒井不木／合作長篇を中心とする探偵作家座談会＊：江戸川乱歩、小酒井不木、国枝史郎、長谷川伸、山下利三郎、横溝正史 ■初版第一刷 ▲
5月	屍を　他６編 共著 平成六年五月十日　春陽堂書店　春陽文庫2829 Ａ６判　カバー　二七六頁　五〇〇円（本体四八五円） 共著：小酒井不木、香山滋、鷲尾三郎、岡田鯱彦、島田一男、千代有三、楠田匡介、木々高太郎、水谷準、大下宇陀児　著：江戸川乱歩（代表） 屍を：江戸川乱歩、小酒井不木／秘中の秘＊：江戸川乱歩、香山滋、鷲尾三郎、岡田鯱彦／魔王殺人事件＊：江戸川乱歩、島田一男、千代有三、楠田匡介／宝石商殺人事件＊：木々高太郎、江戸川乱歩、水谷準／精神分析医の死＊：江戸川乱歩、大下宇陀児／空気男：江戸川乱歩／悪霊：江戸川乱歩 「屍を」解説：山前譲 ■初版 ▲
6月	青春　日本の名随筆別巻40 収録 平成六年六月二十五日　作品社 編：椎名誠 幻影の城主 ●第一刷 ▲
7月	空中紳士 共著 平成六年七月十日　春陽堂書店　春陽文庫2833 Ａ６判　カバー　二八一頁　五二〇円（本体五〇五円） 共著：土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木　著：耽綺社同人 空中紳士：土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木、江戸川乱歩 「空中紳士」解説：山前譲 ■初版 文学作品書き出し事典 収録 平成六年七月二十五日　日外アソシエーツ 編：日外アソシエーツ 陰獣／孤島の鬼 収録はいずれも抜粋　■第一刷 ▲
8月	南方の秘宝　他２編 共著 平成六年八月十日　春陽堂書店　春陽文庫2836 Ａ６判　カバー　二一七頁　四四〇円（本体四二七円） 共著：土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木、平山蘆江　著：耽綺社同人 南方の秘宝＊：土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木、江戸川乱歩、平山蘆江／意外な告白＊：土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木、江戸川乱歩、平山蘆江／残されたる一人＊：土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木、江戸川乱歩 「南方の秘宝」解説：山前譲 ■初版 徳川夢聲の世界　対談『問答有用』文学者篇１ 収録 平成六年八月十五日　深夜叢書社 著：徳川夢聲 江戸川乱歩：江戸川乱歩、徳川夢聲 ■初版 ふるさと文学館　第二〇巻　富山 収録 平成六年八月十五日　ぎょうせい 編：八木光昭 押絵と旅する男 ●初版 ▲
9月	白頭の巨人 共著 平成六年九月十日　春陽堂書店　春陽文庫2839 Ａ６判　カバー　二二〇頁　四四〇円（本体四二七円） 共著：土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木、平山蘆江　著：耽綺社同人 白頭の巨人＊：土師清二、長谷川伸、国枝史郎、小酒井不木、江戸川乱歩、平山蘆江 「白頭の巨人」解説：山前譲 ■初版 乱歩　上 ６８６ 平成六年九月二十日　講談社 Ｂ６判　カバー　七一二頁　四丁　五三〇〇円（本体五一四六円） 編：新保博久、山前譲 口絵：横尾忠則　装画：天野喜孝　装幀：菊池信義 乱歩生誕百年：中島河太郎 彼／恋と神様／乱歩打明け話／活字と僕と──年少の読者に贈る／江戸川乱歩〜森下雨村往復書簡＊＊／二銭銅貨▲ 『二銭銅貨』を読む：小酒井不木 二癈人▲／Ｄ坂の殺人事件▲／心理試験▲／赤い部屋▲ 探偵小説に就いて：萩原朔太郎 屋根裏の散歩者▲／人間椅子▲ 江戸川乱歩とギュゲスの指輪：笠井潔 踊る一寸法師▲／人でなしの恋▲ 「人でなしの世界」──乱歩の怪奇小説：紀田順一郎 鏡地獄▲／レンズ嗜好症 レンズと活字──あるいは江戸川乱歩の物理学：種村季弘 パノラマ島奇談▲ 涙ぐましい双面：高橋鐵／「パノラマ島奇譚」と「陰獣」が出来る話：横溝正史 陰獣▲ もう一つの実験室：松山巖／乱歩の幻影：島田荘司 江戸川乱歩略伝──我が思い出の江戸川乱歩：山村正夫 末尾に▲を附した作品には桃源社版全集「あとがき」の自作解説を附す　■第一刷 乱歩　下 ６８７ 平成六年九月二十日　講談社 Ｂ６判　カバー　七〇三頁　四丁　五三〇〇円（本体五一四六円） 編：新保博久、山前譲 口絵：横尾忠則　装画：天野喜孝　装幀：菊池信義 父と終戦：平井隆太郎 芋虫▲ 孤島の小林少年──江戸川乱歩とグロテスク考：橋本治／華麗なユートピア──乱歩の長編小説：大内茂男 押絵と旅する男▲ 玩具愛好とユートピア──乱歩文学の本質：澁澤龍彦 虫▲ 江戸川乱歩氏に対する私の感想：夢野久作／乱歩おじさんの躁と鬱：松村喜雄 目羅博士▲ 月の下の鏡のような犯罪：竹本健治／柘榴石の秘密・紅玉色の傲慢・孔雀石のアンドロギュヌス：美輪明宏 石榴▲／「石榴」回顧＊＊／「黒死館殺人事件」序 乱歩先生の「少年もの」：須藤憲三 怪人二十面相（抄） 孤独すぎる怪人：中井英夫 群集の中のロビンソン・クルーソー／幻影の城主／「Ｙの悲劇」／ホイットマンの話／もくづ塚／書斎の旅／同性愛文学史──岩田準一君の思い出／一人の芭蕉の問題／「本陣殺人事件」／ウールリッチ「黒衣の花嫁」解説＊＊／クリスティーに脱帽／類別トリック集成／月と手袋▲ 推理小説独言（抄）：松本清張 防空壕▲／編集を終って＊／座談会　狐狗狸の夕べ＊：三島由紀夫、杉村春子、芥川比呂志、松浦竹夫、山村正夫、江戸川乱歩 初心の人乱歩：吉行淳之介 ラムール／指▲ 江戸川乱歩と私：植草甚一／伊賀の散歩者：山田風太郎／閉じ込められた夢──江戸川乱歩論：権田萬治 江戸川乱歩著書目録：新保博久、山前譲／江戸川乱歩年譜：中島河太郎 『乱歩』あとがき：新保博久、山前譲 末尾に▲を附した作品には桃源社版全集「あとがき」の自作解説を附す　■第一刷 ▲
10月	奇想天外　新・ちくま文学の森２ 収録 平成六年十月十七日　筑摩書房 編：鶴見俊輔、安野光雅、森敦、井上ひさし、池内紀 人でなしの恋 ■第一刷 ▲
11月	乱歩打明け話　江戸川乱歩コレクション１ ６８８ 平成六年十一月四日　河出書房新社　河出文庫 Ａ６判　カバー　三六〇頁　二丁　八〇〇円（本体七七七円） 編：新保博久、山前譲 カバー装幀：鈴木成一　フォーマット：粟津潔 １　私の履歴書 ２　彼／活字と僕と──年少の読者に贈る ３　ふるさとの記／父母のこと／国家ごっこ／涙香心酔＊＊／恋と神様／わが青春記／乱歩打明け話／魔窟退治＊／ポオと通俗的興味／先生に謝す／若気のあやまち／谷崎潤一郎とドストエフスキー＊＊／妻のこと／僕の職業変遷史＊／処女作「二銭銅貨」＊／私のペンネーム──出来心の損と得＊／三十歳のころ／放浪記／第二の下宿屋開業──昭和三年＊＊／生きるとは妥協すること──昭和四年＊＊／無産階級の家庭＊／探偵小説流行の余波──昭和五年＊＊／身辺多事の年──昭和六年＊＊／『江戸川乱歩全集』──昭和六年＊＊／下宿争議──昭和六年＊＊／二回目の休筆宣言──昭和七年＊＊／「緑館」を売却、芝区車町に移転──昭和八年＊＊／張ホテルのこと──昭和九年＊＊／十年ぶりの洋服──昭和九年＊＊／池袋三丁目に移転──昭和九年＊＊／蓄膿症を手術──昭和十年＊＊／隠栖を決意す──昭和十五年＊＊／町会と翼壮／庭園の変貌／一人息子の入隊──昭和十八年＊＊／戦災記／疎開、敗戦、探偵小説の復興／“幻の女”について／推理交友録／大舞台／六十の手習／近況断片＊／還暦所感＊／お礼のことば＊／京都旅行＊／二日間＊／池袋二十四年／好人病／「宝石」編集の一年／ある日／自宅増築記／孫と私／出版記念会のお礼＊／コルセット──マイ・ペット＊／異色作家を生む＊ 解題・解説：山前譲／江戸川乱歩年譜：山前譲 ■初版 花と風の変奏曲 収録 平成六年十一月五日　北宋社 編：渡辺誠 毒草 ■初版第一刷 わがひそかなる愉しみ 収録 平成六年十一月二十日　光文社　光文社文庫 編：田辺聖子 人間椅子 ■初版一刷 ▲
12月	江戸川乱歩　不気味な話１ ６８９ 平成六年十二月二日　河出書房新社　河出文庫 Ａ６判　カバー　三六七頁　八四〇円（本体八一六円） 編集協力：幻想文学企画室（東雅夫） カバー装幀：建石修志　フォーマット：粟津潔 人外の恋　押絵と旅する男／人間椅子／人でなしの恋／虫／防空壕 異形楽園　鏡地獄／火星の運河／踊る一寸法師／指／芋虫 犯罪幻想　目羅博士／百面相役者／白昼夢／毒草／お勢登場 解説　蜃気楼の遠近法：建石修志 ■初版 変身願望　江戸川乱歩コレクション４ ６９０ 平成六年十二月二日　河出書房新社　河出文庫 Ａ６判　カバー　三五六頁　一丁　八八〇円（本体八五四円） 編：新保博久、山前譲 カバー装幀：鈴木成一　フォーマット：粟津潔 １　変身願望／非現実／今一つの世界／スリルの説／魔術と探偵小説／科学小説の鬼──Ｓ・Ｆの勃興、その略史　付・ヴェルヌ邦訳書誌／郷愁としてのグロテスク／残虐への郷愁／マッケンのこと／田中早苗とマッケン＊／少年ルヴェル／人花／怪談入門／猫町／透明の恐怖 ２　探偵趣味／日本人の探偵趣味／探偵小説と子供心／私の探偵趣味 ３　探偵小説のトリック＊／トリックを超越して／トリックの重要性／トリックについて／顔のない死体／意外な犯人／密室トリック／兇器としての氷／珍らしい毒殺の話／隠し方のトリック／プロバビリティの犯罪／暗号記法の分類 付録　類別トリック集成目次 解題：新保博久 ■初版 江戸川乱歩随筆選 ６９１ 平成六年十二月五日　筑摩書房　ちくま文庫 Ａ６判　カバー　三五七頁　七八〇円（本体七五七円） 編：紀田順一郎 カバーデザイン：南伸坊 １　乱歩打明け話／恋と神様／旅順海戦館／映画の恐怖／吸血鬼／声の恐怖／人形 ２　Ｊ・Ａ・シモンズのひそかなる情熱 ３　探偵小説と瀉泄／槐多「二少年図」／群集の中のロビンソン・クルーソー／スリルの説／幻影の城主／夢野君余談／レンズ嗜好症／もくず塚／活字と僕と──年少の読者に贈る／サイモンズ、カーペンター、ジード／うつし絵＊＊／羨ましき情熱──「パヴロフ及其学派」を読む ４　彼 ５　探偵小説に現われたる犯罪心理／枕頭風景／「猫町」／谷崎潤一郎とドストエフスキー／精神分析研究会／ディケンズの先鞭／勘三郎に惚れた話／顔のない死体／変身願望／隠し方のトリック／神なき人／坂口安吾の思い出／蒐集癖／池袋二十四年／透明の恐怖 解説　知的多面体としてのエッセイスト：紀田順一郎 ■第一刷 愛とやすらぎの言葉 収録 平成六年十二月十九日　ＰＨＰ研究所 監修：阿木燿子 押絵と旅する男 収録は抜粋　●第一版第一刷 殺意を運ぶ列車 収録 平成六年十二月二十日　光文社　光文社文庫 編：日本ペンクラブ　編集協力：山前譲 一枚の切符 ■初版二刷（平成7年8月5日） ▲
この年	La proie et l'ombre ６９２ 平成六年　Philippe Picquier（アルル）　Picquier poche 4 17×11センチ　なし　一四二頁　三九フラン 訳：Jean-Christian Bouvier La proie et l'ombre（陰獣）／Le test psychologique（心理試験） フランス語訳　■初版 Blut in der Morgenröte　Japanische Kriminalstories 3 収録 平成六年　Rowohlt（ラインベック）rororo thriller 3075 編：Janwillem van de Wetering Der psychologische Test（心理試験　訳：Bernhard Straub） ドイツ語訳。書名は「朝焼けの血　日本探偵小説集３」　●初版 ▲

◆平成6年　1994

著書17（自著13、共著４）、収録書16

掲載●2003年6月6日　最終更新●2007年 3月 9日 (金)

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