昭和32年 1957
1956 江戸川乱歩著書目録 乱歩文献データブック ▲江戸川乱歩年譜集成 1958
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
魔法人形(1)
少女クラブ新年特大号(35巻1号)1日
12月まで十二回
腹話術/生きた人形
悪魔人形
二百枚

妖人ゴング(1)
少年新年特大号(12巻1号)1日
12月まで十二回
おねえさま/巨人のかげ/悪魔のわらい声
魔人ゴング
二百枚

サーカスの怪人(1)
少年クラブ新年号(44巻1号)1日
12月まで十二回
骸骨紳士/客席の骸骨/鏡のまえに
二百枚

まほうやしき(1)
たのしい三年生お正月創刊号(1巻1号)1日
3月まで三回
枚数無記載

1月
一九五七年の出版界に望む
新刊ニュース8巻1号 1日
アンケート

新珠三千代さんへ[夢をめぐる往復書簡]
新婦人1月号(12巻1号)1日

森下雨村老上京記
日本探偵作家クラブ会報1月号(116号)1日
二月二日記
付記〔森下雨村老上京記〕
消息

好人病
文芸予報 1日

ソ連と中共の近況──ロマン・キム氏から第二信
宝石新年特大号(12巻1号)1日
探偵小説三十五年(10)
伝単のこと(つづき)/町会の増産協力運動/航空機増産協力大会/昭和二十年度の主な出来事/私の身辺の主な出来事/昭和二十年度、座談会、訪問記、新聞談話/家族を疎開させる/空襲罹災記

東京名張人会
伊和新聞 1日

「自伝随筆」と「素材素話」
東京新聞 9日

魔法人形(2)
少女クラブ2月号(35巻3号)1日
おそろしい魔法/ルミちゃん人形

妖人ゴング(2)
少年2月号(12巻3号)1日
大空の怪物/水中の悪魔

サーカスの怪人(2)
少年クラブ2月号(44巻2号)1日
きえうせた怪人/道化師の怪/空中のおにごっこ

まほうやしき(2)
たのしい三年生2月号(1巻2号)1日

2月
フランケン奇談
キング2月号(33巻2号)1日
1/2/3/4

消息 江戸川乱歩氏報
日本探偵作家クラブ会報2月号(117号)1日

探偵小説三十五年(11)
宝石2月号(12巻3号)1日
空襲罹災記(承前)
黒岩涙香の遺稿〔探偵譚に就て/人外境〕

推薦文
森鴎外・松本清張『文芸推理小説選集1巻』附録冊子 文芸評論社 15日

魔法人形(3)
少女クラブ3月号(35巻4号)1日
小林少年/おばけやしき

妖人ゴング(3)
少年3月号(12巻4号)1日
電話の声/黒い怪物/クモの糸

サーカスの怪人(3)
少年クラブ3月号(44巻3号)1日
「きゃあっ」とさけんで/まどの顔/少年探偵団

まほうやしき(3/完結)
たのしい三年生3月号(1巻3号)1日

3月
探偵小説三十五年(12)
宝石3月号(12巻4号)1日
空襲罹災記(承前)/月給取り志願/栄養失調/地下の別宴/白菊塚の調査/戦争末期に死亡した作家達

推薦文
N・ブレイク『証拠の問題』小山内徹訳 モダン・ミステリー 現代文芸社 10日
帯に掲載。昭和31年12月の同題作品と同文

雄大な「隠れ簑」小説
黒岩涙香『噫無情』黒岩涙香代表作集5 光文社 20日

週刊新潮掲示板
週刊新潮2巻12号 25日

魔法人形(4)
少女クラブ4月特大号(35巻5号)1日
箱の中の少女/刀のきっさき/赤いほのお

妖人ゴング(4)
少年4月号(12巻5号)1日
大トランクの出発/水の底/トランクの中

サーカスの怪人(4)
少年クラブ4月号(44巻4号)1日
ぬけあなの秘密/巨大なかげ

赤いカブトムシ(1)
たのしい三年生4月号(1巻4号)1日
昭和33年3月まで十二回
枚数記載なし

4月
「鉄仮面」の原作について
探偵倶楽部4月号(8巻3号)1日
三二・二

「宝石」を編集するについて
日本探偵作家クラブ会報3・4月号(118号)1日
五月三日記
消息 江戸川報

探偵小説三十五年(13)
宝石4月号(12巻5号)1日
蘭郁二郎/甲賀三郎/田中早苗/大阪圭吉

大作家を求む
推理小説論叢8輯 10日

三作家小伝
別冊宝石65号《世界探偵小説全集第23巻 アメリカ現代三人篇》10巻4号 15日
▼…クエンティン/ロックリッジ/テイラー

はしがき
『海外探偵小説作家と作品』早川書房 15日
昭和三十一年十二月記
追記〔アリンガム(マージェリー)〕
追記〔アンブラー(エリック)〕
1[イネス(マイクル)]
昭和三十一年六月新稿/十一月追記
ウォーレス(エドガー)
昭和三十一年六月新稿
追記〔ウールリッチ(コーネル)〕
三十一年六月記
後記再追記追記〔カー(ジョン・ディクスン)〕
昭和三十一年九月記(追記)
追記〔ガードナー(アール・スタンリー)〕
ガボリオー(エミール)
昭和三十一年六月新稿
追記〔クリスティー(アガサ)〕
追記一追記二〔グリーン(アラン)〕
グリーン(アンナ・カサリン)
昭和三十一年六月
追記〔クロフツ(フリーマン・ウイルス)〕
コリンズ(ウイリアム・ウイルキー)
1 コリンズの略伝とその作風/2 ロビンスンの「コリンズ伝」/3 私の附記
昭和三十一年六月新稿
コール(ジョージ・ダグラス・ハワードとマーガレット・イサベル夫妻の合作)
昭和三十一年六月新稿
追記〔シムノン(ジョルジュ)〕
昭和三十一年十二月
スタウト(レックス)
昭和三十一年六月新稿
追記〔セイヤーズ(ドロシイ)〕
昭和三十一年六月新稿
チャンドラーの略歴[チャンドラー(レイモンド)]
昭和三十一年七月新稿
2[テイ(ジョセフィン)]
昭和三十一年七月新稿
追記〔デイヴィス(ドロシイ・ソールスベリ)〕
追記〔ディケンズ(チャールズ)〕
昭和三十一年十二月
まえがき〔ドイル(サー・アーサー・コナン)〕
追記〔ドゥーゼ(サムエル・アウグスト)〕
バークリー(アントニー)
昭和三十一年六月新稿
ハート(フランシス・ノイズ)
昭和三十一年六月新稿
ハル(リチャード)
昭和三十一年六月新稿
追記〔ヒューム(ファーガス)〕
追記〔ヒルトン(ジェームス)〕
追記〔フィルポッツ(イーデン)〕
昭和三十一年四月記
追記〔ブラマ(スミス・アーネスト)〕
追記〔ブリーン(ハーバート)〕
追記〔ブレイク(ニコラス)〕
フレッチャー(ジョセフ・スミス)
昭和三十一年六月新稿
追記〔ベイリー(ヘンリ・クリストファ)〕
追記〔ベントリー(エドマンド・クレリヒュー)〕
ボアゴベの略伝[デュ・ボアゴベ(フォルチュネ)]
昭和三十一年七月新稿
バウチャー[ホームズ(H・H)]
昭和三十一年七月新稿
追記〔マクドナルド(ジョン・ロス)〕
追記〔ロースン(クレイトン)〕
五種の路標的名作表

諸家発言
世界連邦特集版 18日

編『世界短篇傑作集(一)』世界推理小説全集五十巻 東京創元社 30日
▼…1 クイーン雑誌のベスト十二/2 クイーン試案ベスト十/3 十五種傑作集の高位十四/4 私の二種のベスト・テン

七十年前の父の写真
きょうと7号 ──
三二・二

魔法人形(5)
少女クラブ5月号(35巻6号)1日
火の海/きみょうな問答/怪老人の正体

妖人ゴング(5)
少年5月号(12巻6号)1日
ふしぎな家/巨人の顔/俊一君の危難

サーカスの怪人(5)
少年クラブ5月号(44巻5号)1日
ふしぎなじゅうたん/きえうせた正一君

赤いカブトムシ(2)
たのしい三年生5月特大号(1巻5号)1日

5月
諸家の絶讚の辞〔ハヤカワポケットミステリ広告〕
エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン5月号(2巻5号)1日

指輪と私
日本探偵作家クラブ会報5・6月号(119号)1日
海外近事
オランダの探偵作家クラブ/ソ連のキム氏からの第三信/ミラー夫人MWA会長となる/「マンハント」出版社逮捕さる/フダニット・シンポジアム

探偵小説三十五年(14)
宝石5月号(12巻7号)1日
訂正/昭和二十一年度の主なる出来事/探偵小説界並びに私の身辺の出来事/昭和二十一年度の作品と著書/二十年末より二十一年はじめの日記

生きている人形[12月]
小説春秋増刊《一家一言》3巻8号 15日

ドロシイ・ヒューズについて
別冊宝石66号《世界探偵小説全集第24巻 ドロシー・ヒューズ篇》10巻5号 15日

非現実
土曜文学6号 25日
三二・三

魔法人形(6)
少女クラブ6月号(35巻7号)1日
人形むすめ/あやしい男/深夜の怪

妖人ゴング(6)
少年6月号(12巻7号)1日
少年人形/白いライオン/赤いトンガリ帽

サーカスの怪人(6)
少年クラブ6月号(44巻6号)1日
名探偵明智小五郎/射撃場の怪事件/幽霊のように

赤いカブトムシ(3)
たのしい三年生6月号(1巻6号)1日

6月
“酒”三年目に寄せる
酒6月号(5巻6号)1日
アンケート

探偵小説三十五年(15)
宝石6月号(12巻8号)1日
昭和二十一年の日記(つづき)

「間違えられた男」を観て
大阪新聞 9日

魔法人形(7)
少女クラブ7月号(35巻8号)1日
ほのおの宝冠/少女探偵/どろぼう人形

妖人ゴング(7)
少年7月号(12巻8号)1日
鉄のかんおけ/生か死か

サーカスの怪人(7)
少年クラブ7月号(44巻7号)1日
足あとのふしぎ/おそろしい夢/空気の中へ

赤いカブトムシ(4)
たのしい三年生7月号(1巻8号)1日

7月
探偵小説三十五年(16)
宝石7月号(12巻9号)1日
昭和二十一年の日記(つづき)

原作者のことば
「パノラマ島奇譚」公演プログラム 東京宝塚劇場 3日

味オンチ
あまカラ71号 5日

三女流作家の小伝
別冊宝石68号《世界探偵小説全集第25巻 イギリス女流三人集》10巻7号 15日
▼…アリンガム/マーシュ/クリスティー

三つの夢
辻寛一編『若き世代へ』新風の書1 新風倶楽部 15日

推薦文〔光文社版黒岩涙香代表作集広告〕
朝日新聞 26日

魔法使いのカー先生
訳『動く人形のなぞ』少年少女世界探偵小説全集1 大日本雄弁会講談社 30日
昭和三十二年六月
動く人形のなぞ〔カー「曲がった蝶番」〕
翻訳(代訳=氷川瓏)
「動く人形のなぞ」について

「ゆうれい屋敷の秘密」について
クイーン『ゆうれい屋敷の秘密』白木茂訳 少年少女世界探偵小説全集2 大日本雄弁会講談社 30日

「恐怖の四巨人」について
クリスチー『恐怖の四巨人』久米穣訳 少年少女世界探偵小説全集3 大日本雄弁会講談社 30日

斬新な作品に一流の翻訳陣[監修者のことば]
現代推理小説全集内容見本 東京創元社 ──

魔法人形(8)
少女クラブ8月号(35巻9号)1日
ユリ子人形のひみつ/少女ついせき/チンピラ隊のかつやく

妖人ゴング(8)
少年8月号(12巻9号)1日
水底のひみつ/ゴングとは何者?/ふたりの老人

サーカスの怪人(8)
少年クラブ8月号(44巻8号)1日
魔法のたね/洞窟の怪人

赤いカブトムシ(5)
たのしい三年生8月号(1巻9号)1日

8月
久々の本舞台〔横溝正史「悪魔の手毬唄」第一回〕 
宝石8月号(12巻10号)1日
女流作家の処女探偵小説〔曾野綾子「ビショップ氏殺人事件」〕 
飜訳ものについて〔ロナルド・ノックス「動機」/H・P・ラヴクラフト「異次元の人」/ベン・ヘクト「奇妙な殺人犯」/アントン・チェーホフ「賭」〕 
露伴先生はシャーロック・ホームズであった〔対談「幸田露伴と探偵小説」幸田文・乱歩〕 
イルミネーションの郷愁〔日影丈吉「飾灯」〕 
完全アリバイがどうして破られたか?〔鮎川哲也「五つの時計」〕 
無可有郷〔萩原朔太郎「猫町」〕 
「影の会」〔座談会「文壇作家「探偵小説」を語る」梅崎春生・曾野綾子・中村真一郎・福永武彦・松本清張・乱歩〕 
プールの謎〔有馬頼義「死して漂う」〕 
海外近事──アメリカ、ソ連、オランダ
▼…1 「クイーンの談話室」/2 ソ連探偵小説界の近況/3 オランダの探偵作家クラブ
ずばぬけた奇抜さ〔ベイジル・トムスン「フレイザー夫人の消失」〕 
三つ巴挑戦探偵小説〔坂口安吾「樹のごときもの歩く」第一回〕 
編集を終って

友の会のみなさんへ
友の会ニュース 大日本雄弁会講談社 20日
代作

西洋怪談の代表作
編『怪奇小説傑作集1』世界大ロマン全集24巻 東京創元社 20日

自序
『わが夢と真実』東京創元社 25日
昭和三十二年八月記
追記〔祖先発見記〕
父母のこと
昭和三十二年三月新稿
妻のこと
昭和三十二年三月新稿
追記〔同性愛文学史〕
〔サイモンズ、カーペンター、ジード〕
〔耽綺社〕
〔蓄膿症手術〕
〔怪人二十面相〕
戦争と探偵小説
昭和30年11月の「探偵小説三十年〔隠栖の決意をなす〕」をもとに執筆
昭和三十一年十二月新稿
町会と翼壮
昭和31年4・5・7月の「探偵小説三十五年〔資料皆無の昭和十六年度/町会役員になる/「乱歩再出発」〕」をもとに執筆
昭和三十一年十二月新稿
戦災記
昭和三十二年四月新稿
疎開、敗戦、探偵小説の復興
昭和三十二年一月新稿
大舞台
昭和三十二年一月新稿
追記〔「昔ばなし」〕
〔六十の手習い〕
追記〔私の顔〕
〔還暦所感〕
〔還暦祝賀会〕
英訳短篇集
昭和三十二年三月新稿

「ねらわれる男」について
チャータリス『ねらわれる男』野村愛正訳 少年少女世界探偵小説全集4 大日本雄弁会講談社 30日

「金色のわしの秘密」について
クイーン『金色のわしの秘密』亀山龍樹訳 少年少女世界探偵小説全集5 大日本雄弁会講談社 30日

魔法人形(9)
少女クラブ9月号(35巻10号)1日
ポケットこぞう/カーテンのすきま/人造人間

妖人ゴング(9)
少年9月号(12巻11号)1日
二ちょうのピストル/名探偵のおくの手/さいごの手段

サーカスの怪人(9)
少年クラブ9月号(44巻9号)1日
こじき少年/骸骨男の正体

赤いカブトムシ(6)
たのしい三年生9月号(1巻10号)1日

9月
宙にひらく扉〔高木彬光「四次元の目撃者」前篇〕 
宝石9月号(12巻12号)1日
文壇本格派〔加田伶太郎「電話事件」〕 
まえがき/あとがき〔座談会「物理学者「探偵小説」を語る」辻二郎・坪井忠二・和達清夫・木々高太郎〕 
どんづまりの探偵小説〔ベン・レイ・レドマン「完全犯罪」〕 
諷刺犯罪小説〔長谷健「若き税務署員の死」〕 
人間消失奇談〔ジョン・ディクスン・カー「船室B十三号」〕 
プロレタリア怪奇文学〔葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」〕 
探偵小説三十五年(17)
昭和二十一年の日記つづき/小栗虫太郎/五つの探偵雑誌
江戸川賞長篇選考の遅延についてお詫び
「探偵小説三十五年」に併載
トリック発明家〔鷲尾三郎「月蝕に消ゆ」〕 
前記/後記〔対談「ヴァン・ダインは一流か五流か」小林秀雄・乱歩〕 
「奇妙な味」の一例〔サキ「スレドニ・ヴァシュタール」〕 
深夜・犯罪を猟る──パトロール・カー同乗記
通信指令室/酔女わめく/警視一四九/ノガミの男娼と語る/現場に急行/マン・ハンター/警邏第二夜/捕物の実景/ストリート・ガール
モームの怪奇小説 !! 〔サマセット・モーム「魔術師」第一回〕 
編集後記

ミステリ劇について
「洋灯」公演プログラム 劇団東芸 3日

三作家の横顔
別冊宝石70号《世界探偵小説全集第26巻 カーター・ディクスン ブレッド・ハリデー集》10巻9号 15日
▼…ブレッド・ハリデー/カーター・ディクスン/Q・パトリック

初版の序
高木彬光『刺青殺人事件』神津恭介探偵小説全集1 和同出版社 25日
昭和23年5月の「序」を高木彬光の「あとがき」に再録

「巨龍〔ドラゴン〕プールの怪事件」について
ヴァン・ダイン『巨龍プールの怪事件』朝島靖之助訳 少年少女世界探偵小説全集6 大日本雄弁会講談社 30日

「スターベル館の秘密」について
クロフツ『スターベル館の秘密』加藤喬訳 少年少女世界探偵小説全集7 大日本雄弁会講談社 30日

魔法人形(10)
少女クラブ10月号(35巻12号)1日
地底のジャングル/おばけの木/ジャングルの王さま

妖人ゴング(10)
少年10月号(12巻12号)1日
地底の声/防空ごうの中/五ひきのネズミ

サーカスの怪人(10)
少年クラブ10月号(44巻10号)1日
名探偵と二十面相/ふくろのネズミ/おくの手

赤いカブトムシ(7)
たのしい三年生10月号(1巻11号)1日

妻に失恋した男
産業経済新聞 6・13・20・27日
11月まで五回
十五枚

魔術師
『魔術師』名探偵明智小五郎文庫1 ポプラ社 30日
代作(氷川瓏)。昭和5・6年の同題作品を少年向けに書き替え

10月
クレイグ・ライス死す
日本探偵作家クラブ会報9・10月号(122号)1日

切抜き通信
風報10月号(40号)1日
九月十六日

ロマンティック・リアリズム〔大下宇陀児「百舌鳥」前篇〕 
宝石10月号(12巻13号)1日
日本流「奇妙な味」〔梅崎春生「師匠」〕 
ウールリッチ特集〔コーネル・ウールリッチ「負債」「探訪記者」「死者とすごす一夜」〕 
「探偵作家になるまで、なってから」
アンケート
まえがき/あとがき〔鼎談「樽の中に住む話」佐藤春夫・城昌幸・乱歩〕 (無)
まえがき/あとがき〔座談会「現代のスリルを語る」石原慎太郎・谷川俊太郎・黛敏郎・山村正夫・乱歩〕 
無類の不可能興味〔木々高太郎「一人二役の死」第一回〕 
本格プロット派〔三浦朱門「売店開業始末記」〕 
探偵小説三十五年(18)
五つの探偵雑誌(承前)/吉良運平の飜訳計画/「宝石」第一回当選作家/昭和二十二年の主な出来事/当時の現役探偵作家/甲賀三郎全集/伊藤逸平と「黒猫」
豊富な前歴の持主〔永瀬三吾「犯人万歳」〕 
編集後記 乱歩

本号の九作家について
別冊宝石71号《世界探偵小説全集第27巻 米・英・仏・伊傑作9人集》10巻10号 15日
▼…エツィオ・デリコ/レイモンド・チャンドラー/E・S・ガードナー/ジョルジュ・シムノン/ドロシー・セイヤーズ/アガサ・クリスティー/ミード及びユーステス/コーネル・ウールリッチ/エラリー・クイーン

中山保江『女探偵』第二書房 25日
昭和三十二年十月

「学者作家」中第一級の巨人
コール夫妻『謎の兇器』長沼弘毅訳 六興出版部 25日
帯に掲載

「深夜の追跡」について
アイリッシュ『深夜の追跡』内田庶訳 少年少女世界探偵小説全集8 大日本雄弁会講談社 30日

「くさりの輪61号」について
マシャール『くさりの輪61号』小西茂木訳 少年少女世界探偵小説全集9 大日本雄弁会講談社 30日

はじめに
『魔術師』名探偵明智小五郎文庫1 ポプラ社 30日

魔法人形(11)
少女クラブ11月号(35巻13号)1日
ゴリラと大ワシ/ゴリラのけらいたち/ジャングルのとりもの

妖人ゴング(11)
少年11月号(12巻14号)1日
水中のゴング/地上と地下/穴の上から

サーカスの怪人(11)
少年クラブ11月号(44巻11号)1日
怪老人/青い自動車/大曲芸

赤いカブトムシ(8)
たのしい三年生11月号(1巻12号)1日

妻に失恋した男(完結)
産業経済新聞 3日

11月
ふりだしは活版屋の小僧[わが青春記]
高校時代11月号(4巻8号)1日
わが青春記

身辺近事[諸家身辺近事]
日本探偵作家クラブ会報11月号(123号)1日
(1)「宝石」の発行日を早めたい/(2)ミシガン大学の同好者

女性本格作家現る〔仁木悦子「粘土の犬」第一回〕 
宝石11月号(12巻14号)1日
9月21日
「孔雀の樹」の姉妹篇〔G・K・チェスタートン「煙の庭」〕 
トリック研究家〔楠田匡介「脱獄を了えて」〕 
ヒゲおんな〔エラリー・クイーン「あごひげのある女」〕 
文学愛好家〔朝山蜻一「足の下に気をつけろ」〕 
まえがき/あとがき〔座談会「評論家の目」荒正人・大井広介・乱歩〕 R
哀愁のスリル〔O・ヘンリー「最後の一葉」〕 
文芸的おとし話〔サキ「非安静療法」「たそがれ」〕 
性的未来小説〔星新一「セキストラ」〕 
珍らしやファージョン〔J・J・ファージョン「警官が来た!」〕 
探偵小説三十五年(19)
苦楽探偵叢書/警視庁見学/探偵作家クラブ結成/探偵作家慰霊祭
「神童」の大成を祈る〔山村正夫「獅子」〕 
編集後記

「赤いりすの秘密」について
クイーン『赤いりすの秘密』亀山龍樹訳 少年少女世界探偵小説全集11  大日本雄弁会講談社 25日

祝辞
日本探偵作家クラブ会報12月特別号《木々会長還暦祝賀特集号》124号 30日

「銀のたばこケースの謎」について
マーカンド『銀のたばこケースの謎』伊藤照夫訳 少年少女世界探偵小説全集10 大日本雄弁会講談社 30日

女流作家の登場を喜ぶ
仁木悦子『猫は知っていた』大日本雄弁会講談社 30日
江戸川乱歩賞選考委員(荒正人、乱歩、大下宇陀児、木々高太郎、長沼弘毅)の連名
昭和三十二年十一月

魔法人形(12/完結)
少女クラブ12月号(35巻14号)1日
黄金のとら/さいごのきりふだ

妖人ゴング(12/完結)
少年12月号(12巻15号)1日
ゴングの秘密/少年探偵団ばんざい

サーカスの怪人(12/完結)
少年クラブ12月号(44巻12号)1日
大グマの秘密/二十面相の最後

赤いカブトムシ(9)
たのしい三年生12月号(1巻13号)1日

黒いトカゲ
『黒いトカゲ』名探偵明智小五郎文庫2 ポプラ社 30日
代作(氷川瓏)。昭和9年の「黒蜥蜴」を少年向けに書き替え、改題

12月
非現実の現実
演劇界12月号(15巻14号)1日

四つの連載小説
キング12月号(33巻12号)1日

塔上の奇術師〔塔上の奇術師〕
少女クラブ12月号(35巻14号)1日

学者作家の還暦に期待する[木々高太郎論特集]
推理小説論叢10輯《木々高太郎先生還暦記念号》1日

探偵小説の意欲
探偵倶楽部12月号(8巻13号)1日
アンケート

新浪漫派讃〔渡辺啓助「裸体派」〕 
宝石12月号(12巻16号)1日
現代浮世物語〔遠藤周作「影なき男」〕 
蝙蝠とコーヒーとタバコ〔J・ディクスン・カー「鍵のかかった部屋」〕 
まえがき〔座談会「「新青年」歴代編集長座談会」森下雨村・横溝正史・延原謙・水谷準・松野一夫・城昌幸・本位田準一・乱歩〕 
「遅延成長」の悲劇〔マーク・コンネリ「一寸法師の死」〕 
吉行さんのこと〔吉行淳之介「電話」〕 (無)
まえがき〔筈見恒夫「推理映画今昔譚」〕 
ジョン・コリアについて〔ジョン・コリア「雨の土曜日」「惚れ薬の次には」〕 
まえがき〔高木彬光「樹のごときもの歩く」第五回〕 
思い出の名作〔久生十蘭「雪の山小屋──キャラコさん第二話」〕 
探偵小説三十五年(20)
探偵作家慰霊祭(承前)/探小行脚/公職追放となる
戦後派と古典趣味〔大河内常平「安房国住広正」〕 
ウィッティーな詐欺小説〔J・G・カズンズ「聖職者の醜聞」〕 
またもやSFの新人〔今日泊亜蘭「完全な侵略」〕 
盲女執念〔島田一男「作並」〕 
編集後記

加田伶太郎『完全犯罪』大日本雄弁会講談社 5日

自分の小説を本にする〈わんぱくのころ おてんばのころ −14〉
産経時事新聞 11日

三つの関係
別冊宝石72号《木々高太郎読本》10巻11号 15日

「恐怖の谷」について
ドイル『恐怖の谷』久米元一訳 少年少女世界探偵小説全集13 大日本雄弁会講談社 15日

地球語の誕生〈一枚随想〉
立教大学新聞151号 20日

物語のはじめに
訳『赤い館の怪事件』少年少女世界探偵小説全集12 大日本雄弁会講談社 20日
昭和三十二年十一月
赤い館の怪事件〔ミルン〕
翻訳(代訳=氷川瓏)
「赤い館の怪事件」について

野村さんのこと
銭形平次捕物全集月報25 25日

小説家の休日
別冊文藝春秋61号 28日

「宝石」編集記
風信 30日
十二月十日

はじめに
『黒いトカゲ』名探偵明智小五郎文庫2 ポプラ社 30日

推奨
正岡容『明治風俗語事典』内容見本 有光書房 ──

掲載2003年10月28日 最終更新2007年 3月 14日 (水)