昭和33年 1958
1957 江戸川乱歩著書目録 乱歩文献データブック ▲江戸川乱歩年譜集成 1959
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 不明
塔上の奇術師(1)
少女クラブ新年特大号(36巻1号)1日
12月まで十二回
ふしぎなとけい塔/宝石ばこ
二百枚

夜光人間(1)
少年新年特大号(13巻1号)1日
12月まで十二回
きもだめしの会/やみにひかる顔/夜光怪人
二百枚

奇面城の秘密(1)
少年クラブ新年特大号(45巻1号)1日
12月まで十二回
怪人四十面相/アドニスの像
二百枚

赤いカブトムシ(10)
たのしい三年生お正月特大号(1巻14号)1日

1月
多芸多才の探偵ネロ・ウルフ
探偵倶楽部新年特別号(9巻1号)1日

創作探偵小説隆運の年[吉例お好み年頭所感]
日本探偵作家クラブ会報1月号(126号)1日

昆虫恋愛怪談〔香山滋「妖蝶記」〕 
宝石新年特大号(13巻1号)1日
カーへの挑戦〔鮎川哲也「白い密室」〕 
諷刺探偵喜劇〔中村真一郎「嘲笑うゴリラ」〕 
童話的ミステリ小説〔アガサ・クリスティー「リスタデール卿の秘密」〕 
運命の悲劇〔宮野村子「手紙」〕 
然諾〔火野葦平「詫び証文」〕 
探偵小説三十五年(21)
公職追放(承前)/昭和二十二年度の作品と著書/最も多く本の出た年/九種の探偵雑誌創刊
本年度の江戸川賞長篇探偵小説募集について
「探偵小説三十五年」に併載
地方作家のホープ〔土屋隆夫「重たい影」〕 
奇妙な倒叙短篇〔ロイ・ヴィカーズ「ゴムのラッパ」〕 
まえがき〔座談会「女性と探偵小説」扇谷正造・池島郁子・乱歩〕 
異様な抽象料理〔日影丈吉「旅愁」〕 
思いきったトリック〔飛鳥高「二粒の真珠」〕 
風狂の作家〔山田風太郎「怪異投込寺」〕 
編集後記

私のクセ
自由が丘2巻2号 5日
談話筆記

年賀状
毎日新聞三重版 5日

八人の探偵作家
別冊宝石73号《世界探偵小説全集第28巻 米・英特撰傑作八人集》11巻1号 15日
▼…ニコラス・ブレイク/A・K・グリーン/アーネスト・ブラマ/アガサ・クリスティー/トーマス・W・ハンシュー/パーシヴァル・ワイルド/アーヴィン・S・コブ/ダシェル・ハメット

今年期待する人
東京新聞 18日

塔上の奇術師(2)
少女クラブ2月号(36巻3号)1日
おそろしい電話/きみょうなうたがい/午後十時

夜光人間(2)
少年2月号(13巻3号)1日
宙にうく首/墓地の恐怖

奇面城の秘密(2)
少年クラブ2月号(45巻2号)1日
やねの上/水ぜめ

赤いカブトムシ(11)
たのしい三年生2月号(1巻15号)1日

2月
角のある馬〔大下宇陀児「売春巷談」〕 
宝石2月新春特大号(13巻3号)1日
「ウイリアム・ウイルスン」テーマ〔村上元三「児島多平が二人いる」前篇〕 
ベストセラー作家〔仁木悦子「かあちゃんは犯人じゃない」〕 
異国のピエロ〔鹿島孝二「Juke・box」〕 (無)
石原さんの本格探偵小説〔石原慎太郎「水中花」〕 
二つの探偵小説評論
(1)バウチャーの評論/(2)一九五七年度のベスト十二/(3)ミヤザキの評論/(4)モームとバウチャーの一致点
日本不可能派〔鮎川哲也「早春に死す」〕 
まえがき〔星新一「殉教」〕 
まえがき/あとがき〔座談会「探偵と怪奇を語る三人の女優」淡路恵子・重山規子・川路立美・高木彬光・乱歩〕 
最も無気味な脅迫〔白家太郎「ある脅迫」〕 
ロマンチック「ハードボイルド」〔高城高「賭ける」〕 
まえがき〔塩谷賛「探偵小説と幸田露伴」〕 
探偵小説三十五年(22)
昭和二十三年度の主な出来事/石川一郎/女銭外二
編集後記 江戸川生

「百万ドル真珠事件」について
ビガーズ『百万ドル真珠事件』久米穣訳 少年少女世界探偵小説全集14 大日本雄弁会講談社 10日

「ポッツ家の怪事件」について
クイーン『ポッツ家の怪事件』亀山龍樹訳 少年少女世界探偵小説全集15 大日本雄弁会講談社 25日

一級品の一級品──細かい技巧に感心〈スクリーン〉
産業経済新聞 26日
細かい技巧に感心

塔上の奇術師(3)
少女クラブ3月号(36巻4号)1日
四十面相の変装/小林少年の冒険/ふたりの一郎青年

夜光人間(3)
少年3月号(13巻4号)1日
魔法の名刺/宙をとぶ首

奇面城の秘密(3)
少年クラブ3月号(45巻3号)1日
空からの怪音/第二のヘリコプター/操縦士の正体

赤いカブトムシ(12/完結)
たのしい三年生3月号(1巻16号)1日

秘中の秘
面白倶楽部増刊号《小説と漫画の読切り増刊》11巻4号 15日
競作の出題篇(回答篇は香山滋「振袖マネキン」、鷲尾三郎「後をつけろ」、岡田鯱彦「麻耶子の秘密」)
消えた花嫁

緑衣の鬼
『緑衣の鬼』名探偵明智小五郎文庫3 ポプラ社 25日
代作(氷川瓏)。昭和11・12年の同題作品を少年向けに書き替え

3月
江戸川乱歩氏評〔松本清張『点と線』広告〕
宝石3月号(13巻4号)1日
若尾文子[ミステリ好きの女性]
待望の新連載〔松本清張「零の焦点」第一回〕 
内面独白の手法も〔千代有三「月にひそむ影」〕 
まえがき〔鮎川哲也「愛に朽ちなん」〕 
まえがき〔対談「本格もの不振の打開策について」花森安治・乱歩〕 
まえがき〔宮原龍雄「鈍魚の歌」〕 
一歩奥深いもの〔菊村到「複数の私」〕 
探偵小説三十五年(23)
女銭外二(承前)/昭和二十三年度の作品と著書/アンコール/昭和二十四年度の主な出来事
アメリカ探偵作家クラブ会報より 乱歩
ユーモア・ミステリー〔北町一郎「消えた花嫁」〕 
まえがき〔守門賢太郎「桂馬」〕 
ユーモア・ミステリ〔小沼丹「クレオパトラの涙」〕 
まえがき〔安永一郎「針の孔から」〕 
“猫は知っていた”英訳のこと〔仁木悦子「灰色の手袋」〕 
編集後記 乱歩

「ABC怪事件」について
クリスチー『ABC怪事件』左近義親訳 少年少女世界探偵小説全集16 大日本雄弁会講談社 10日

カーほか十一作家の作品
別冊宝石75号《世界探偵小説全集第29巻 ディクスン・カー&11人集》11巻3号 15日

忘れられない言葉
WMC会報 25日

はじめに
『緑衣の鬼』名探偵明智小五郎文庫3 ポプラ社 25日

鉄人Q(1)
小学四年生4月特大号(37巻1号)1日
昭和34年3月まで十二回、4月から小学五年生に35年3月まで十二回、計二十四回
ふしぎな老人/鉄の人形
百枚(小学四年生)/百枚(小学五年生)

塔上の奇術師(4)
少女クラブ4月号(36巻5号)1日
屋上の怪人/変装から変装へ/少女探偵

夜光人間(4)
少年4月号(13巻5号)1日
天にのぼる怪人/チンピラ隊の活躍/怪人のおくの手

奇面城の秘密(4)
少年クラブ4月号(45巻4号)1日
暗号の光/すりの源こう/ポケットこぞう

4月
まえがき〔日影丈吉「田舎医師」〕 
宝石4月号(13巻5号)1日
まえがき〔仁木悦子「弾丸は飛びだした」〕 
まえがき〔楠田匡介「朱色」〕 
前書き〔座談会「スリラー映画の三人」島耕二・井上梅次・渡辺剣次・乱歩〕 
探偵小説三十五年(24)
昭和二十四年度の主な出来事(承前)/坂口安吾/西尾正/海野十三
まえがき〔弘田喬太郎「けもの騒ぎ」〕 
編集後記 乱歩

朝山蜻一『女の埠頭──変貌する青線の女たち』同光社出版 5日

御祝いの言葉
三遊亭小金馬真打披露会プログラム 東宝名人会 11日

背骨のある優等生[ぷろふいる]
別冊宝石76号《角田喜久雄読本》11巻4号 15日

私は異議があった
日本探偵作家クラブ会報4月号《角田喜久雄クラブ賞受賞記念号》129号 20日

大天狗之碑に寄せる[特集:大山・天狗祭]
寸鉄5月号(33号)25日
代作か

鉄人Q(2)
小学四年生5月号(37巻2号)1日
鉄人のちえ/大あらし

塔上の奇術師(5)
少女クラブ5月号(36巻6号)1日
赤い道化師/地底のあなぐら

夜光人間(5)
少年5月号(13巻6号)1日
深夜の客/ビニール仮面/密室の怪人

奇面城の秘密(5)
少年クラブ5月号(45巻5号)1日
ふしぎな変装/警視総監

5月
女性と推理小説
文藝春秋5月号(36巻5号)1日

まえがき〔高木彬光「成吉思汗の秘密」第一回〕 
宝石5月号(13巻6号)1日
まえがき〔鮎川哲也「道化師の檻」〕 
前がき〔座談会「財界の巨頭探偵小説を語る」原安三郎・水野成夫・長沼弘毅・乱歩〕 
まえがき〔鹿島孝二「月にうたう」〕 
まえがき〔白家太郎「黒い木の葉」〕 
探偵小説三十五年(25)
海野十三(承前)/「天狗」と岩谷選書/百万円懸賞
まえがき〔渡辺啓助「空家」〕 
まえがき〔メイ・フットレル「笑う像」/ジャック・フットレル「あった筈の家」〕 
フットレルについて〔ジャック・フットレル「あった筈の家」〕 
前書き〔文壇の探偵小説論争=中村真一郎「ノンプロ探偵小説論」/有馬頼義「これからの探偵小説」/松本清張「推理小説に知性を」「スリラー映画・何故つまらない(の一部)」/荒正人「文壇外文学と読者」/松本清張「推理小説の独創性」〕 
まえがき〔星新一「ボッコちゃん」「空への門」〕 
まえがき〔土屋隆夫「孤独な殺人者」〕 
まえがき〔内外切抜き帳〕 
まえがき〔木々高太郎「人間の死はすべて他殺」〕 
編集後記 乱歩

「宝石」の編集方針
日本探偵作家クラブ会報5月号《探偵文壇そこが聞きたい……特輯号》130号 20日

『癖のある随筆』──長沼弘毅著〈私が推薦するもの〉
図書新聞 24日

鉄人Q(3)
小学四年生6月号(37巻3号)1日
ゆくえしれず/ミドリちゃん

塔上の奇術師(6)
少女クラブ6月号(36巻7号)1日
かすかな声/金ぴかのへや

夜光人間(6)
少年6月号(13巻7号)1日
幽霊怪人/くらやみのまちぶせ/名探偵の危難

奇面城の秘密(6)
少年クラブ6月号(45巻6号)1日
まぼろし警官隊/かばんの中

地獄の仮面
『地獄の仮面』名探偵明智小五郎文庫4 ポプラ社 10日
代作(氷川瓏)。昭和5・6年の「吸血鬼」を少年向けに書き替え、改題

魔王殺人事件
面白倶楽部増刊号《小説と漫画の読切り増刊》11巻8号 15日
競作の出題篇(回答篇は島田一男「黄色の蛾」、千代有三「窃視症の男」、楠田匡介「兇器の行方」)
鍵穴の眼
五枚

6月
まえがき〔小沼丹「古い画の家」〕 
宝石6月号(13巻8号)1日
まえがき〔宮野村子「恐ろしき弱さ」〕 
まえがき〔高城高「淋しい草原に」〕 
まえがき〔北町一郎「五月祭前後」〕 
まえがき〔アガサ・クリスティ「ミス・マープルの話」〕 
まえがき〔宮原竜雄「髭のある自画像」〕 
まえがき/あとがき〔ミリアム・アリン・デフォード「数字?」〕 
探偵小説三十五年(26)
百万円懸賞(承前)/昭和二十四年度の作品と著書/第三の山・五人男/光文社の神吉晴夫
まえがき〔飛鳥高「逃げる者」〕 
まえがき〔鷲尾三郎「銀の匙」〕 
前がき〔座談会「推理小説早慶戦」木々高太郎・川村尚敬・磯野英樹・桑田穰一・鈴木幸夫・田中潤司・寺島正展・持丸容子・乱歩〕 
まえがき〔膳哲之助「冬の春画」〕 
まえがき〔J&H・プリンス「指男」〕 
編集後記

最初の純推理劇
「ナイル河上の殺人」公演プログラム 劇団未来劇場 3日

はじめに
『地獄の仮面』名探偵明智小五郎文庫4 ポプラ社 10日

推薦文
多岐川恭『氷柱』河出書房新社 10日
帯に掲載

物語のはじめに
訳『名探偵ソーンダイク』少年少女世界探偵小説全集17 大日本雄弁会講談社 15日
一九五八年五月
名探偵ソーンダイク〔フリーマン「ダーブレイ事件」〕
翻訳(代訳=氷川瓏)
「名探偵ソーンダイク」について

坂口安吾・高木彬光『樹のごときもの歩く』東京創元社 20日

飜訳ブームから創作ブームへ
日本読書新聞 23日
▼…日本の読者も例外ではない/作家の個人力に左右される/本格ものに力つくした横溝/戦後擡頭した新人“五人男”/幸先よい先駆なした仁木悦子/スリラー、ユーモアにも期待

液体の恐怖!〔東宝映画「美女と液体人間」広告〕
報知新聞 23日

土屋隆夫『天狗の面』浪速書房 30日
抜粋を帯に掲載
昭和三十三年六月

鉄人Q(4)
小学四年生7月号(37巻4号)1日
ふしぎなどろぼう/鳥井少年

塔上の奇術師(7)
少女クラブ7月号(36巻8号)1日
わらう四十面相/探偵いぬ/大どけいの怪

夜光人間(7)
少年7月号(13巻8号)1日
ふしぎな家/ふたりの明智小五郎/魔法のたね

奇面城の秘密(7)
少年クラブ7月号(45巻7号)1日
四十面相の美術館/巨人の顔

三角館の恐怖
『三角館の恐怖』名探偵明智小五郎文庫5 ポプラ社 25日
代作(氷川瓏)。昭和26年の同題作品を少年向けに書き替え

7月
私は、犯罪者的素質を持っていた[随筆・社会を明るく]
更生保護7月号《特集:社会を明るくする運動》9巻7号 1日

感激の六月三日[復刊三周年記念に寄せて]
酒7月号(6巻7号)1日

まえがき〔菊村到「悪魔の小さな土地」〕 
宝石7月号(13巻9号)1日
まえがき〔戸板康二「車引殺人事件」〕 
著名人愛好家の一人〔戸板康二「車引殺人事件」〕 
まえがき〔高城高「ラ・クカラチャ」〕 
高城さんの略歴〔高城高「ラ・クカラチャ」〕 
まえがき〔仁木悦子「赤い痕」〕 
まえがき〔千代有三「夢橋」〕 
まえがき〔ジョン・コリア「天使と悪魔」〕 
コリアについて〔ジョン・コリア「天使と悪魔」〕 
まえがき〔ジョン・コリア「夜! 青春! パリ! 月!」〕 
まえがき〔斎藤哲夫「卵」〕 
まえがき〔城昌幸「死者と生者」〕 
まえがき〔多岐川恭「笑う男」〕 
まえがき/註〔対談「これからの探偵小説」松本清張・乱歩〕 
まえがき〔コーネル・ウールリッチ「利口なアメリカ人たち」〕 
探偵小説三十五年(27)
光文社の神吉晴夫(承前)/二人の師匠
まえがき〔南達彦「パーカー万年筆余譚」〕 
まえがき〔大藪春彦「野獣死すべし」〕 
編集後記 

「ペルシアねこの秘密」について
ガードナー『ペルシアねこの秘密』小西茂木訳 少年少女世界探偵小説全集18 大日本雄弁会講談社 10日

私のひいき〔新珠三千代〕
別冊小説新潮7月号(12巻10号)15日

クラブ運営についての雑感
日本探偵作家クラブ会報6・7月合併号《クラブ幹事、役員改選報告特集号》131号 20日
クイーン両氏とガードナー氏よりの礼状 江戸川報

はじめに
『三角館の恐怖』名探偵明智小五郎文庫5 ポプラ社 25日

鉄人Q(5)
小学四年生8月号(37巻5号)1日
五重の塔/ゆれるへや

塔上の奇術師(8)
少女クラブ8月号(36巻9号)1日
巨大な歯車/双眼鏡

夜光人間(8)
少年8月号(13巻9号)1日
警官隊/大秘密/あらわれた名探偵

奇面城の秘密(8)
少年クラブ8月号(45巻8号)1日
おそろしい番人/ポケットこぞうの冒険

ふしぎな人(1)
たのしい二年生8月号(2巻5号)1日
昭和34年3月まで八回、4月から「名たんていと二十めんそう」と改題し、たのしい三年生に連載
マントにんぎょうのまき
百枚

8月
「宝石」編集の一年
新刊ニュース8月号(9巻8号)1日
まず経営の建直し/文壇作家の探偵小説/座談会、対談会/随筆陣/連載小説/新人の発見と育成

まえがき/なかがき〔鮎川哲也「薔薇荘殺人事件」問題篇〕 
宝石8月号(13巻10号)1日
まえがき〔高城高「黒いエース」〕 
まえがき〔鹿島孝二「女争い」〕 
まえがき〔楠田匡介「沼の中の家」〕 
探偵小説三十五年(28)
二人の師匠(承前)/夜の男の生態/昭和二十五年度の主なる出来事
まえがき〔菱形伝次「仕掛花火」〕 
まえがき〔玉川一郎「スーツ・ケース」〕 
編集後記 乱歩

ハードボイルドの魅力
マンハント8月創刊号(1巻1号)1日

クリスティ・新劇・探偵作家
「男のなかの男」公演プログラム 劇団テアトル・エコー 1日

「魔の宝石ぶくろ」について
ビガーズ『魔の宝石ぶくろ』加藤喬訳 少年少女世界探偵小説全集19 大日本雄弁会講談社 5日

“不能者”と“高所恐怖”
東京新聞 6日

国際探偵作家協会 夢を実現させるために
日本探偵作家クラブ会報8月号(132号)20日
アンケート

「怪傑ドラモンド」について
サッパー『怪傑ドラモンド』西条八十訳 少年少女世界探偵小説全集20 大日本雄弁会講談社 20日

園田てる子『第三の情事』東京ライフ社 20日
要約を帯に掲載
昭和三十三年八月中旬

探偵小説第四の山──創作ものブームは到来している
産業経済新聞 22日
第三の山からざっと十年を経過した/今はちょうど翻訳もの全盛時代/普通の作家が探偵小説にも進出/前例のない出版ブームまき起す

「ベーカー街不正規隊」のこと──シャーロック・ホームズを懐しむ人達
世界文学全集別巻ホームズ全集第二巻月報 河出書房新社 25日
昭和23年11月の「二つの珍会則」から抜粋、改題

鉄人Q(6)
小学四年生9月号(37巻7号)1日
塔上の怪人/空中サーカス

塔上の奇術師(9)
少女クラブ9月号(36巻10号)1日
白いゆうれい/6・5・4/3・2・1

夜光人間(9)
少年9月号(13巻11号)1日
エレベーター/白ひげじいさん/天にのぼる怪人

奇面城の秘密(9)
少年クラブ9月号(45巻9号)1日
秘密会議/かえだまふたり/敵のただ中へ

ふしぎな人(2)
たのしい二年生9月号(2巻6号)1日
てんにのぼるまほうつかいのまき

暗黒星
『暗黒星』名探偵明智小五郎文庫7 ポプラ社 25日
代作(氷川瓏)。昭和14年の同題作品を少年向けに書き替え
二銭銅貨
代作(氷川瓏)。大正12年4月の同題作品を少年向けに書き替え

9月
まえがき〔伊之内緒斗子・大下宇陀児「巴須博士の研究」〕 
宝石9月号(13巻12号)1日
まえがき〔徳川夢声「あれこれ始末書」第一回〕 
「あれこれ始末書」について〔徳川夢声「あれこれ始末書」第一回〕 
まえがき〔日影丈吉「月あかり」〕 
まえがき〔鹿島孝二「男惚れ」〕 
探偵小説三十五年(29)
昭和二十五年度の主な出来事(承前)/ラジオ探偵劇/抜打座談会/白石潔と「鬼」と「断崖」
まえがき〔朝山蜻一「女は突然変異する」〕 
まえがき〔土英雄「切断」〕 
まえがき〔香山滋「犬と剃刀」〕 
まえがき▲〔渡辺啓助「寝衣」〕 
まえがき▲〔斎藤哲夫「嘔吐」〕 
まえがき〔座談会「「死刑台のエレベーター」を見る」飯島正・植草甚一・乱歩〕 (無)
編集後記

ずばぬけた面白さ
ルブラン『八点鐘』保篠龍緒訳 ルパン全集1 三笠書房 5日
カバーに掲載

アモン酒の樽〔寿屋広告〕
毎日新聞 7日

猫と蘭
とうかい9月号(28号)10日

「悪い年」のブドウ酒〔寿屋広告〕
毎日新聞 14日

「名犬テリヤの秘密」について
ヴァン・ダイン『名犬テリヤの秘密』朝島靖之助訳 少年少女世界探偵小説全集21 大日本雄弁会講談社 20日

涙香の愛読者〈母を語る−26〉
週刊朝日63巻41号 21日

名探偵とブルガンディ酒〔寿屋広告〕
毎日新聞 21日

残虐とユーモア
アサヒグラフ別冊秋の特大号《映画と演芸》27号 25日

はじめに
『暗黒星』名探偵明智小五郎文庫7 ポプラ社 25日

白婦人カクテル〔寿屋広告〕
毎日新聞 28日

鉄人Q(7)
小学四年生10月号(37巻8号)1日
サーチライト/鉄人Qの悪ぢえ

塔上の奇術師(10)
少女クラブ10月号(36巻12号)1日
とけい塔のひみつ/おそろしい手紙

夜光人間(10)
少年10月号(13巻12号)1日
水中の怪光/古井戸の底

奇面城の秘密(10)
少年クラブ10月号(45巻10号)1日
まめくろんぼ/いもむしごろごろ

ふしぎな人(3)
たのしい二年生10月号(2巻7号)1日
無記載〔連載終了まで同様〕

10月
現代の恐怖〈私はこう見る〉
映画情報10月号(23巻10号)1日

名古屋と探偵小説
月刊寸鉄10月号 ?日

探偵作家アンケート
懸賞界10月号《探偵小説研究特集号》1巻10号 1日

まえがき〔佐野洋「銅婚式」〕 R
宝石10月号(13巻13号)1日
妄言を謝す[選者のことば]
まえがき〔山田風太郎「首」〕 
まえがき〔鮎川哲也「二ノ宮心中」〕 
まえがき〔星新一「おーいでてこーい」〕 
まえがき〔高城高「暗い海深い霧」〕 
まえがき〔鹿島孝二「東洋の神秘」〕 
まえがき/あとがき〔座談会「狐狗狸の夕べ」三島由紀夫・杉村春子・芥川比呂志・松浦竹夫・山村正夫・乱歩〕 
まえがき〔飯沢匡「物体嬢」〕 
RUBRIC〔飯沢匡「物体嬢」〕 (無)
探偵小説三十五年(30)
前号正誤/昭和二十五年度の作品と著書/アンコールの減少/「新潮」の探小特集号/探偵作家と将棋
編集後記 江戸川生

江戸川乱歩氏評
高木彬光『成吉思汗の秘密』光文社 5日
帯に掲載

クリスティ劇について
「アクロイド殺害事件」公演プログラム 劇団象牙座 13日

恐怖のサスペンス小説
飛鳥高『疑惑の夜』大日本雄弁会講談社 15日
帯に掲載

推薦文
大藪春彦『野獣死すべし』大日本雄弁会講談社 15日
帯に掲載

古畑種基著「法医学の話」
日本経済新聞 20日

ワセダと推理小説
ワセダミステリクラブ33年度早稲田祭プログラム ワセダミステリクラブ 23日

現代の恐怖
「死刑台のエレベーター」上映プログラム ?日
同月の同題作品と同文

鉄人Q(8)
小学四年生11月号(37巻9号)1日
深夜の怪/川の中へ

塔上の奇術師(11)
少女クラブ11月号(36巻13号)1日
ヨシ子ちゃんの危難/三人のかえだま

夜光人間(11)
少年11月号(13巻13号)1日
おとし穴/土くれの滝

奇面城の秘密(11)
少年クラブ11月号(45巻11号)1日
巨人の目/さいごの手段

ふしぎな人(4)
たのしい二年生11月号(2巻8号)1日

蜘蛛男
『蜘蛛男』名探偵明智小五郎文庫8 ポプラ社 10日
代作(氷川瓏)。昭和4・5年の同題作品を少年向けに書き替え

11月
宝石編集「一年」
推理小説論叢13輯 1日
昭和33年8月の「「宝石」編集の一年」をもとに執筆

稀代のベストセラー作家
探偵倶楽部11月号(9巻13号)1日

まえがき〔木々高太郎「死絶えた家に少年ひとりのこる」〕 
宝石11月号(13巻14号)1日
まえがき〔戸板康二「尊像紛失事件」〕 
まえがき〔多岐川恭「私は死んでいる」〕 
まえがき〔伊吹わか子「二つの遺書」〕 
まえがき〔樹下太郎「悪魔の掌の上で」〕 
探偵小説三十五年(31)
探偵作家と将棋(承前)/昭和二十六年度の主な出来事/山本禾太郎/幻影城/文壇盛衰記
まえがき〔膳哲之助「埋葬班長」〕 
まえがき〔座談会「スピード・科学・ミステリー」桶谷繁雄・木々高太郎・乱歩〕 
まえがき〔宮野村子「男の世界」〕 
報告と感想[江戸川乱歩賞 入選作選考事情とその選評]
選考報告/私の選評
まえがき〔鹿島孝二「金髪娘」〕 
まえがき〔座談会「「共犯者」合評会──原作者からスタアまで」松本清張・田中重雄・塚口一雄・高岩肇・根上淳・高松英郎・叶順子・加賀四郎・乱歩・城昌幸〕 
編集後記

若い人々によせて[スリラー特集]
若人の友11月号(9巻11号)1日
談話筆記

トリックのあるヌード・ショウ
「Tête-a-Tête 夜ごと日ごとの唇」パンフレット(58−6号)日劇ミュージックホール 1日

はじめに
『蜘蛛男』名探偵明智小五郎文庫8 ポプラ社 10日

クリスティ劇の不思議
「消えた時間」公演プログラム 劇団未来劇場 20日

推薦文
松村喜雄『事件の背骨』文祥社 20日
帯に掲載

山田小説の粋
山田風太郎『首』東都書房 30日
帯に掲載

鉄人Q(9)
小学四年生12月号(37巻10号)1日
あやしい家/屋根うらべや

塔上の奇術師(12/完結)
少女クラブ12月号(36巻14号)1日
かえだま少年/ヘリコプター

夜光人間(12/完結)
少年12月号(13巻14号)1日
巨人対怪人/鉄ごうし/あみの中

奇面城の秘密(12/完結)
少年クラブ12月号(45巻12号)1日
警官隊の勝利/最後の切りふだ

ふしぎな人(5)
たのしい二年生12月号(2巻9号)1日

12月
クリスティ劇について[新劇を愉しむ]
宝石12月号(13巻14号)1日
10月の同題作品と同文
まえがき〔宮原竜雄「死体に触れるな」〕 
まえがき〔斎藤哲夫「宇宙混血」〕 
まえがき〔南達彦「千一夜社員」〕 
探偵小説三十五年(32)
「鈴ケ森の長兵衛」は昭和32年8月の「大舞台」と同文
文壇盛衰記(承前)/「クイーンの定員」その他/鈴ケ森の長兵衛/昭和二十六年度の作品と著書/昭和二十七年度の主な出来事
まえがき〔宇井無愁「明治自由亭」〕 
まえがき〔土屋隆夫「奇妙な再会」〕 
まえがき〔北町一郎「狸と狐」〕 
まえがき〔島田一男「屍臭を追う男」〕 
まえがき〔鹿島孝二「三人の独乙男」〕 
編集後記

推理小説ブーム
寸鉄1月号(41号)25日
代作か

かんぎんだより ?日

不明
女性と推理小説
(日記帳)『花籠1959』宝文館

掲載2004年1月1日 最終更新2007年 3月 12日 (月)