坂本谷 左又 

沢登りのルートとして短い割には、じつに変化に富んだルートで、坂本谷源流域でもっとも楽しめる。
魚止滝から本流を継続して遡行すれば、充実した山登りを堪能できること請け合いの好ルート。

左又出合 左又出合滝  登山道からは、出合の確認がしづらいが、3段の連瀑から始まるので、滝音に注意すればよい
 出合いから見える3段6mの滝は、まず左岸、最後に右岸をへつって越える(他にも自由に登れる)
谷の入口は薮に隠れて、一般路から見つけにくい。滝音に注意すること
左又ゴーロ つぎにゴーロ帯となり、流れは伏流している。ゴーロをつめると、谷は終わりかと思われるほど、急角度で左に折れる
屈曲部の涸れた滝 中間部の階段滝 薄暗い屈曲点の先で、涸れ滝が立ちはだかる。鬱陶しいところだが先が見えないのでおもしろい

再度水流があらわれ、凡流から水量の少ない快適な階段状の滝が続く。

ナメと小滝が現われ見通しもよく、楽しく登る

詰めのガレルンゼ 流れがなくなると、岩屑のつまったルンゼとなり、上部に北面特有の崩壊壁が見える。ルンゼが二股になった地点から上へは危険で進めないので、左岸の薮に入って、尾根状をたどる。急な尾根状を30分たらずの薮こぎで、主稜線の登山道、(谷道の乗越し点の東側一つ目のピーク付近)に出て終了する。この谷も雨後の入谷は避けた方がよいと思われる。

詰めの崩壊壁が迫って来ると、沢通しに進むのが危険に感じられる。適当なところで右手のブッシュ帯に突入する

左又終了点  急な樹林帯をブッシュにすがりながら登ると、静かな稜線へ出る
所要時間:取付きより稜線まで1時間30分
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