|
|
|
|
|
|
坂本谷 中の右又
|
|
 |
坂本谷登山道で説明した、谷道から尾根への取付き地点から直進する急峻なルート。核心部はゴルジュ状で、岩の部分での逃げ場はないので、ロープの扱いや確保技術がない人は決して入ってはいけない。岩の心得があれば、短いが痛快な登攀が楽しめ、時間的にも一般路よりも早く稜線に達することができるだろう。
・中の右又の取り付きにあるF1
取付きからすぐに、5mくらいのルンゼ状の滝が数本かかっていて、濡れてはいるがフリクションがよくきく。
|
|
|
 |
 |
左:3月上旬のF1。条件が良ければ氷が楽しめる。
右:同じくF1。
条件が悪いと安定しない雪に埋まって、面白くも何ともなくなるのが残念だ。
|
|
|
|
 |
 |
ルートは滝を越えるしかないので、説明の必要はないが、部分的な岩の難度は3級を越えるものではない。
左:ルンゼ状F2。一見ホールド豊かそうだが、逆層で濡れているので案外手こずる。オポジションで突破する。
右:冬期のルンゼ状滝。氷が詰まれば大変登りやすくなる。が、氷が薄いとピックを痛めてしまうのでご注意を。
|
|
|
 |
 |
F2を越えても階段状の小滝が連続する。浮き石が多く、落ち着けない。 |
|
|
 |
詰めはこの山域の谷特有の崩壊壁になっていて、右手(端)の草付きをからんで薮漕ぎを10分ほど我慢すれば、主稜線に出る事ができる。谷からの登山道が稜線へ抜け出た地点より、三峰頂上寄りへ一つピークを越えたあたりだ。注意点としては、周辺の岩場がもろいので、雨後は立ち入らない方がよいこと。(ヘルメット必携)
いくつか滝を越えると上部の展望が開け、最後の滝と崩壊壁が見える。滝を直登できるが、その後が脆いので、手前右手のブッシュへ逃げる方がよい。
冬期、雪で埋まれば直登可能になる。
|
|
|
|
|
所要時間:取付きより稜線まで1時間(二人パーティーの場合) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|