![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
山の貧民生活落穂集 その2
食う
|ラーメン話|鋸岳貧尿事件|高所でビールはご法度|水の話|
装備
|沢用パンツ|スーパーマン|私の靴遍歴|地下たび|最新装備抵抗派?|
珍説動物記
|蛇|オロロ|ダニ|サル|ヒキガエル|
地下たび --- まるビの靴遍歴1
沢登りには地下足袋わらじ、というのは30年前ではジョーシキだっただけど、松本竜雄さんの本など読んでいると、そのまた昔は、谷川のルート開拓でも、クレッターシューズがわりに地下足袋を履いていたそうだ。アブミに乗ると土ふまずが痛かったろうな。細かいホールドに立ちこむのが怖かったろうな、なんて要らぬ心配をしてしまった。 そんな古典的履物を常用の履物にしているので、曽爾の山などへフツーのハイキングに履いていくと、他の人はどうも気になるらしくて、よく注意を受けることがある。これこれ、そんな足周りで山を登ると、足を傷めるよ!だからトーシロはダメなんだ、てな具合。こういう教育的指導を賜ると、もう平謝りするしか、手段はないのだ。蛇足だけど、可哀想だから靴をあげよう、と言ってくれるヒトにはいまだ会わない。そんなシンセツな警告を発してくれる人は決まって、ハイキングコースにブランドもののエキスパート用登山靴を履いているのが面白い。(...いえ、決してヒガミでは...) |
靴はだいじだ ---まるビの靴遍歴2
お金が(今よりもっと)なかった学生時代、安物の登山靴(もどき)で白山の春山合宿に参加した。 入山三夜目、三の峰下で雪洞泊だったが、その夜は雨が降った。ただでさえ、湿った雪は水分飽和状態で、雨には無力だった。床は氷なので、朝起きると全員エアマットの上でプカプカ浮き上がるほどの水浸し状態。幸い上の小池に1日目に泊まった植林作業小屋があったので、ぐっしょり濡れねずみになって退却した。 教訓:雪山では、手袋と靴は自分にあった、よいものを履きましょう。 アイゼンもワンタッチ式になり、靴の素材の改良も進んだので、いまどきこんな教訓は時代遅れですね。 |