大平谷本流 F4〜
よほどのモノ好きな方以外には危険でおすすめできない。
*注意:大平谷は三軒屋、垣内地区の水源地となっている。汚物、ごみ等を遺棄したり、水源を汚染する行為は他の谷にも増して厳に慎むべきである。
大平谷入口の橋  本流を忠実に辿る場合、F4ゴルジュ手前左岸の樹木の生えた暗い岩場を登る。掴むブッシュは半分以上朽ちて、岩も脆く、頼りになる手がかりがない。太い幹に抱きついたら、ごっそり腐っていたりして泣ける。斜左上から水平トラバースを交え、計4ピッチでルンゼ状滝の落口すぐ上に降り立つ。難しくはないが、足場が崩れたら腐った木と心中することになる。滝の直登は道具と時間がかかりそうだ。F4最後の滝は10mはありそうに見える。
 この先水流はめっきり減って、詰めとなる。悪場はないが、とにかく急なガラ場が長く続く。最後の滝下の暗さにくらべたら、あたりが開けているのが救いだが、とにかく足がつりそうになるほど急だ。ひと休みできる平地がほとんどない!まいったなあ。

 ルンゼはますます急になり、いやな苦しい登りが続くが、谷はそろそろ終わりの様相だ

F1  ひたすら登りつめると、丈の低い笹薮に谷は消え、最後は体が跳ねかえされるほどの猛烈な笹薮になり、高見山から1つ目の小さなピーク東側の小コルに出た。もう二度とこのルートはゴメンだ。頂上へは西(右)へ約7分。

 最後まで笹薮に苦しんで稜線へ。少し東へ進むと頂上が見えた

所要時間:3時間(平野川出合から頂上まで)