熱血寺尾新聞 金つなぎ

大阪春場所5日目  熱血寺尾!4勝1敗実況記事   2001年 3月15日(木) 17時20分

今日も満員御礼の垂れ幕がかかる大阪府立体育会館。テレビカメラが、幕内力士の土俵入りを捉えています。東方より3番目に土俵に上った寺尾関、場所前、春場所に対する抱負を聞いたら「何も考えてないです。一番一番全力で取り組むだけ」と、眉根に決意をにじませた、その言葉どおり、肩の力を抜いた無心の表情に、かえって「勝ちにいく!」との決意をにじませます。

さて。時間いっぱい、軍配が返った。早い立会いから積極的に責めにいく吾らが熱血寺尾関。「いいぞっ!その調子、がんばれっ、寺尾!」

館内はもちろん、お茶の間のテレビ桟敷からも溢れんばかりの声援を受けた寺尾関、渾身のつっぱりを繰り出すも残念無念タイミングが合わず、重量の金開山に突き出しを許してしまいます。
ふうっ。

常日頃の寺尾語録にあるように、悔しさを背中いっぱいににじませた寺尾関が東の花道を引き上げていきます。こんなとき、いつも寡黙な男の背中はとっても雄弁。「明日を見てろ!」と。

4勝1敗の熱血寺尾!明日もまた、真っ向勝負!

<おことわり>
熱血寺尾記者こと広野光子、明日から1泊2日の予定で青森六ヶ所村に出かけます。明日の土俵の顛末は、青森で。ただし、この新聞は1日遅れで発行します。お楽しみに、ね。


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