熱血寺尾新聞 金つなぎ

大相撲名古屋場所初日 されど我らがヒーローは、積極果敢の意思表示   2001年 7月 8日(日) 22時51分

緒戦飾れず悔しい寺尾! されど我らがヒーローは、積極果敢の意思表示

熱田の杜(もり)にこだまする、井筒の部屋の雄叫びは、熱血寺尾一門の、勝負に懸ける鬨(とき)の声。
「とても、熱心な稽古ぶり。とりわけ、寺尾関の精進が目をひいたよ」と話すのは、名古屋の熱血寺尾T社長。通勤途上に立ち寄る秋葉山円通寺の朝稽古風景を、今日も、1首。

テーピング せざるはなかり 朝稽古 する力士らに 吹き出ずる汗     睦朗
熱血寺尾T社長。名古屋の基幹企業の社長にして、出身校は京都大学。柔道5段の猛者にして、俳人にして歌人でもあり。特筆すべきはうれしいことに、井筒部屋、なかんずく寺尾関の隠れファンなのであります。

古今東西、熱血寺尾ファン・隠れファンの皆様。熱血寺尾N社長、岡山・吉岡一族、在アメリカの石川良美様とお嬢ちゃん、天川村の今西行雄社長と奥様。そして、熱血寺尾T社長と千穂子奥様。この15日間、わずかの間ですが、我らが寺尾の双眸に、清(すが)しい虹を見つけましょう。

おっとっと。あれこれ思うその暇に、土俵上には熱血寺尾!はやる心をそのままに、立会い合わずに仕切りを直す。
今日の相手は、濱錦。ともに十両3枚目、緒戦勝ちたい、お互いに。
両者、立った。突っ張る寺尾、突っ張る、突っ張る。突っ張る、突っ張る。
攻めの気迫ももろともに、前に踏み出すその1歩、あわやっ、と泳いで手をついた。

熱血寺尾!の、せつない初日。されど我らがヒーローは、背中に積極果敢の意思を見せ、男の花道、胸を張る。
勝っても負けても、熱血寺尾! 頑張れ寺尾!怪我するな。

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