熱血寺尾新聞 金つなぎ

大相撲大阪春場所  4日目  2勝2敗の我らが寺尾!無念無想で眠りましょう   2002年 3月13日(水) 21時56分

今日はご存じ、奈良・東大寺、二月堂恒例のお水取り。クライマックス青衣(しょうえ)の女人、しず、と現るうつせみの、誠ごころを伝えんと。
聞き忘れたが、青衣の女人もきっと寺尾!のファンのはず。
裳裾翻(もすそ・ひるがえ)し、「頑張れ寺尾!頑張れ…」と、声にならない声がして、思わず見回す暗闇に、夜明け近しと明け烏、ひと声鳴いて堺のあたり、頑張る寺尾!の声がする。

今日の相手は、十文字。陸奥(みちのく)部屋の若武者で185センチ149キロ。右四つ、寄りが得意技。四つに組んではいけません。

よ〜い、はっきょい!
スピード横溢寺尾!の立会い、突っ張る突っ張る、叩(はた)いて跳んで、回り込んだが、ん〜、残念。十文字の、若さにまかせた突っ張りに、寺尾!あえなく土俵をあとに。

残念無念のこの一番。嘆くな寺尾!くさるな寺尾!
宿舎に帰って寝(やす)むとき、臍下丹田に右手を当てて、思いっきり息を吐き出して、鼻から吸って口から吐いて、腹式深呼吸を繰り返し、心頭滅却眠りましょう。
無念無想で眠れます。熱血寺尾!明日(あす)がある、明日(あした)は明日の風が吹く。春風そよ風、井筒に向けて…

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