熱血寺尾新聞 金つなぎ

大相撲大阪春場所  14日目   見事な勝ち越し、凛然寺尾!あなたの征途に桜花爛漫   2002年 3月23日(土) 17時 2分

満員御礼垂れ幕の、下がるよ府立体育会館。今から幕内中入り勝負、熱血寺尾!十両の身で、幕内勝負に挑みます。
大入り満員、熱血歓声。我らが寺尾!にふさわしい。
凛々しい姿がひときわ凛々しく、清(すが)しい顔(かんばせ)、なお清(すが)しく、塩撒く姿に品がある。熱血寺尾!負けるな寺尾!今日の一番剣が峰。頑張る寺尾!怪我するな。

東側には、井筒親方、勝負審判見守るなかで、土俵上…、気負いもけれんもないままに、いつものように仕切りを済ませ、熱血寺尾!いざ、立会い!

今日の相手は、片男波部屋・玉力道。今場所今日まで3‐10、少し元気がないようだ。可哀想だがこの期に屠(ほふ)り、我らが寺尾!勝ち越し決めて、幕内復帰の階段を、二段昇りでホップ・ステップ・ジャンプ!

立った!
熱血寺尾!ぶち当たり、右四つに組んで巻き替えて、左上手は取れないものの、うまくはずに押し当てて、見事な双差しもぎ取ったぁ。
寺尾!、寺尾!、寺尾!、寺尾!、寺尾!〜
声を限りに身を揉んで、熱血応援うれしい心地。免疫力もぐんっ、ぐんっ、ぐんっ!

勝負審判・井筒親方、少しうるうる顔上げられず、兄弟の絆うかがえる。思えば先の激励会で、挨拶に立った親方の「寺尾には、迷惑をかけてます」と、せつない言葉がジンときた。

大海・荒海漕ぎ出す船は、勇猛果敢の井筒丸。兄弟船の舳先には、凛然寺尾!押し立てて、向かう明日(あした)は桜花爛漫!!!

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