光子の日々是好日 金つなぎ

1月16日(火)。曇り。  夜に入って風強く冷え込み厳し。

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名張市立病院 有志の皆さんと

午後、久居市の田口幸枝さん来宅。ご主人をがんで亡くしたのち、介護福祉士の資格を取得した努力の人。金つなぎの会の力強いサポ-タ-だ。
45歳の今春、長年の市役所勤務を辞めて介護タクシ-の運転手を目指すという。
どんなに一生懸命に介護をして逝く人を見送っても、残された者には何がしかの悔いが残る。田口さんも私も、夫を見送ってそのことを知った。

彼女は介護の分野で、私は病友がたへのボランティアをもって、亡き人に仕尽くせなかったことに励みつつ生きていきたい。そんな話で、盛り上がる。
二人して、市役所前の「きんたろう」でお好み焼きの遅い昼食を。この店のお好み焼きは、ふっくらと美味。店主自慢の“すじこん"とともに日本一の味わいと言っていい。

夕方から、名張市立病院で講演。
田口さんに手伝ってもらい、闘病記「きっと良くなる必ず良くなる」(PHP研究所刊)と「わたしががんになったとき」(イ-ストプレス刊)、それに「月刊がん・もっといい日」(日本医療情報出版)を持ち込み、販売してもらう。
この売上金と今夜の講演料は、金つなぎの会の機関紙「季刊・金つなぎ」12号の印刷代の一部に充てる。ありがたいなぁ。

病友の晃子さん、西川くんに、「近くのことだし、体調が良ければ来てみたら」と連絡しておいたらお二人とも来てくれている。
再発した脳腫瘍の外科手術を受けるため、23日にこの病院に入院の決まっている西川くんは、病院の内外がきれいなこととナ-スたちの優しさがいたく気に入ったようで、良かった、良かった。

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