2月5日(月) 奈良に水墨画展を見に　　水ぬるむ（P:1/2）

抗がん闘病を支えてくれた高校時代の友人たちと
撮影:北村治子さん

奈良市在住の高校時代の友人たちが、趣味の水墨画展を開催。鑑賞のため、奈良に出向く。
彼女たちには、9年来、抗がん闘病をどれほど支えてもらったことだろう。立場が逆であったなら、私は彼女たちのように出来るかどうか。
今、自助努力の患者会活動に理屈抜きで尽くして、そのことを喜びと感じられる私の活動の原点は、実は、抗がん闘病を支えて下さった彼ら友人・知人、また医療現場の皆様、そして家族ら−の献身にある。
人はひとりでは生きられない! つくづく、しみじみ、そう思う。

大阪ガスのギャラリーで開催中の水墨画展は、紙と墨の醸し出す豊饒の世界である。花々や果実、外国の風景など、斬新な題材を伸びやかな筆致で捉えた作品が多いのは、作者たちの精神生活が豊かなせいであろうか。

ギャラリーに、金つなぎ会員の生嶋圭子さんがおられて、「おや、まぁ!」。意外な出会いは、非日常。写真を撮ったり撮られたり、みんな少女のようにはしゃいでいる。

つづく

　　

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