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脳について

  日進月歩の脳に関する医学情報を紹介していきます。昨日助からなかった人も今日は助かるかもしれません。
とりあえずしばらくは脳に関するネット上の情報へのリンクという形で紹介させて頂きます。



TV番組紹介 OH!脳のHP The Whole Brain Atlas The Human Brain
高次脳機能障害の実態(症状の説明)

脳という器官に障害があることの意味

脳というのは人間の五体、頭・首・胸・両手・両足、の中でも最も重要な部位であることは言うまでもありません。例え手足に障害があっても肝心の頭に障害がなければ主体性を失わずに幸福な生活を送ることは可能です。

ところが、一旦頭部に障害が生じてしまうとどういうことになるでしょうか?軽度のものならともかく、はっきりとCTやMRIに顕れるほどの障害となれば深刻です。まともな生活は不可能で、場合によっては社会から隔離する必要が出てきます。

大ベストセラー『五体不満足』という本を書いた乙武洋匡(おとたけ ひろただ)さんという方がいます。彼は生まれながらに手と足がない「先天性四肢切断」という障害者です。しかし、子供の頃より負けず嫌いの目立ちたがり屋で明るく育ち、「幸せと障害の間には何の関係もない」 と喝破していらっしゃるということ。彼のポジィティブな生き方には誰もが感銘を受けています。

ただし、彼が「障害」という言葉を使うとき、そこには重度の脳障害は含まれていないはずです。脳に障害が無いからこそ恋愛を楽しむこともできます。きっと生涯の伴侶も現れることでしょう。

しかしもし脳に障害があり、感情のコントロールができず暴力を振るってしまうとしたらどうでしょう。そんな人に恋人ができるでしょうか?誰も寄り付かないでしょう。なまじ頭以外の部分が健康だと、周囲からは健康な人間と思われてしまいます。その苦しみはなかなか理解してもらえません。

このページではまだまだ未知の部分が多い「脳」という器官のことを、誰もが分かり易いよう解説して行きたいと思います。ただ、人間の器官の中では最も難しくデリケートな部分なので筆者もただ今学習中です。オリジナルの記事はしばらくお待ち下さい。

Tue, Sep. 12, 2000