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私の母 私の母は昭和22年生まれの53歳。5年前の交通事故による脳外傷で、現在主に器質性人格障害を患っています。一見正常に見えます。挨拶もできます。しかし、些細な事で怒ったり、5分前のことを忘れてしまったり、幼児のようになったり、ボーっと同じ場所に何時間も居たり、以前とは別人です。障害は全身に及び、下の世話も必要です。 事故と後遺症 平成7年10月17日、自転車で走行中、トンネルから出てきた50代の男性が運転する乗用車に25mはね飛ばされました。病院に担ぎ込まれた時は心臓停止状態。2週間後、意識を回復するものの、さらに数ヶ月間は家族の名前も分からず意味不明なことを口走る状態が続きました。症状は5年経った今は落ち着いたものの、「私は天使、あなたはドラ猫」などと偶に意味不明なことを言います。 (詳細:裁判所と医療機関に提出した文書) 私の活動 平成9年12月から始まった加害者側保険会社相手の損害賠償裁判が平成12年4月3日に終わり、和解という形ながら事実上の勝訴で終わりました。脳外傷の裁判は事故との因果関係の証明が大変難しかったのですが、多くの人々の協力、肝心なところではプロの方たちの力を借りて、何とか乗り越えることができました。正確な統計は分かりませんが、少なくとも年間数千人の脳外傷被害者が出ているものと思われます。それら脳外傷で苦しむ人達のため、相談に乗ってくれる方達を紹介しています。 |
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since Mon. July 17, 2000 updated, Thu. Oct. 15, 2009 |
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ウェブサイト立ち上げの動機 テレビや新聞に毎日のように出る交通事故。まさか自分の家族、母の身に降りかかってくるとは・・・。想像すらできませんでした。幸い命は取り留めました。が、意識が戻ったとき、家族は母が脳外傷という厄介な問題を抱えてしまっていることに気付きます。その障害のせいで二度と働けない体になってしまっていたのです。にもかかわらず、補償は殆ど無いに等しく、現実は被害者に大変厳しいことを思い知らされます。 私達は種々の問題に直面します。しかし、渡る世間には鬼も居れば仏も居る。多くの人々のご協力のお陰で、損害賠償裁判については何とか乗り切ることができました。恐らく数万人もの人々が苦しんでいるであろうこの脳外傷問題。人に世話になった分、今度は私どもが、一人でも多くの人々の力になりたい、それが本当の恩返しと信じて・・・このウェブサイト立ち上げの動機です。裁判の過程もできる範囲内で公開します。同じような問題を持つご家庭の参考になれば幸いです。 |