昭和63年 1988
1987 江戸川乱歩著書目録 ▲江戸川乱歩年譜集成 1989
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1月
竹中英太郎 モボ・モガも新人類も大いに結構〈モボ・モガの時代−7〉
太陽1月号(316号)1日
インタビュー

第10巻解題 魔術師 中島河太郎
『魔術師』江戸川乱歩推理文庫10 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 鰻、背後霊、そして… 中井英夫

第34巻解題 怪奇四十面相・宇宙怪人 中島河太郎
『怪奇四十面相/宇宙怪人』江戸川乱歩推理文庫34 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 凡庸な一読者からの感謝 田中芳樹

第61巻解題 蔵の中から 中島河太郎
『蔵の中から』江戸川乱歩推理文庫61 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩先生のこと 戸川昌子

都市の中の身体/身体の中の都市 小森陽一
佐藤泰正編『文学における都市』梅光女学院大学公開講座論集第22集 笠間選書 笠間書院 10日

変容する悪夢──『D坂の殺人事件』『孤島の鬼』[幻想ブックレビュー] 倉阪鬼一郎
幻想文学21号 15日

2月
第29巻解題 十字路 中島河太郎
『十字路』江戸川乱歩推理文庫29 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 私と乱歩 西村京太郎

第35巻解題 鉄塔の怪人・海底の魔術師 中島河太郎
『鉄塔の怪人/海底の魔術師』江戸川乱歩推理文庫35 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 いざ翔ばん乱歩世界へ 内藤陳

第54巻解題 探偵小説四十年2 中島河太郎
『探偵小説四十年 2』江戸川乱歩推理文庫54 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 『ランポを殺す会』 長井彬

乱歩──三度目の正直[新刊の窓] 小池滋
太陽2月号(317号)12日

平凡社版「江戸川乱歩全集」の資料的価値は永遠に不滅である〈神田古本街通信〉 長谷部史親
本の雑誌58号 20日

〈1〉乱歩──都市の二つの顔[5 迷宮としての都市──乱歩・川端・広津・秋声] 金井景子
有精堂編集部編『講座昭和文学史 第一巻 都市と記号〈昭和初年代の文学〉』有精堂出版 20日

新青年読本全一巻──昭和グラフィティ 編=『新青年』研究会
作品社 20日
1 『新青年』の誕生
江戸川乱歩登場 鈴木貞美
2 モダニズムへ
“探偵小説時代”到来 江口雄輔
「探偵小説」論は百家争鳴 鈴木貞美
朔太郎と乱歩 高橋世織
創作探偵小説のその後 江口雄輔
都市と探偵小説 江口雄輔
5 最後の光芒
最後の光芒 澤名恭一郎
その後の『新青年』 鈴木貞美
水谷準氏に聞く 江口雄輔(談=水谷準)
インタビュー
私と『新青年』
創刊から終刊まで 中島河太郎
新青年と二銭銅貨 日影丈吉
棚の上の「新青年」 田辺聖子
『雑誌の時代』 橋本治
「とは、知らなかった」 草森紳一
『新青年』全巻総目次

探偵小説のことなど〈私設マンホール−30〉 秋田稔
探偵随想59号 25日
江戸川乱歩のこと 秋田稔

江戸川乱歩 人間椅子
安野光雅・森敦・井上ひさし・池内紀編『変身ものがたり』ちくま文学の森4 筑摩書房 29日
ルーブリック

3月
第3巻解題 湖畔亭事件 中島河太郎
『湖畔亭事件』江戸川乱歩推理文庫3 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 ある命日のこと 佐野洋

第36巻解題 灰色の巨人・魔法博士 中島河太郎
『灰色の巨人/魔法博士』江戸川乱歩推理文庫36 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 悪のヒロインに憧れて 鳥井加南子

55巻解題 探偵小説四十年3 中島河太郎
『探偵小説四十年 3』江戸川乱歩推理文庫55 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 鬼の側面 山村正夫

一古書肆の思い出 3 古典籍の奔流横溢 反町茂雄
平凡社 17日
2 業界再建の糸口──唯一の逃げ道、即売展→古書即売展の糸口
反町茂雄『一古書肆の思い出3 古典籍の奔流横溢』平凡社ライブラリー 平凡社−1998

きみを、どこかへアッシャー・イン[幻想文学キーワード] 高山宏
國文學3月臨時増刊号《幻想文学の手帖》33巻4号 25日
高山宏『痙攣する地獄』作品社−1995/國文學編集部編『知っ得 幻想文学の手帖』學燈社−2007
江戸川乱歩「パノラマ島綺譚」──瑰麗なるユートピア[知性狂乱] 浜田雄介
國文學編集部編『知っ得 幻想文学の手帖』學燈社−2007

闇の三一致──江戸川乱歩『孤島の鬼』試論 加藤幹也
未来趣味1号 29日

江戸川乱歩 押絵と旅する男
安野光雅・森敦・井上ひさし・池内紀編『思いがけない話』ちくま文学の森6 筑摩書房 29日
ルーブリック

4月
乱歩文庫楽屋噺 中島河太郎
小説現代臨時増刊《江戸川乱歩賞作家大全集》5日

第19巻解題 大暗室 中島河太郎
『大暗室』江戸川乱歩推理文庫19 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 時代を越えたおもしろさ 黒川博行

第37巻解題 黄金豹・妖人ゴング 中島河太郎
『黄金豹/妖人ゴング』江戸川乱歩推理文庫37 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩をめぐるプロトコール 竹本健治

第56巻解題 探偵小説四十年4 中島河太郎
『探偵小説四十年4』江戸川乱歩推理文庫56 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩とわたし 東野圭吾

江戸川乱歩 二上洋一
日本児童文学学会編『児童文学事典』東京書籍 8日

乱歩・正史合作の謎の小説 松村喜雄
史66号 10日

近代双面譚──谷崎潤一郎のヘルマフロデイト趣味 須永朝彦
幻想文学22号《特集:大正デカダンス》15日
須永朝彦『世紀末少年誌』ペヨトル工房−1989
幻影城[幻想ブックレビュー] 信澤淳

金銭出納簿 田村隆一
著『ぼくのピクニック』朝日新聞社 20日
初出は年金と住宅昭和56年7月→63年3月

5月
私の三短編 戸板康二
小説新潮増刊
戸板康二『みごとな幕切れ』三月書房−1990

第27巻解題 影男 中島河太郎
『影男』江戸川乱歩推理文庫27 講談社 6日
巻末エッセイ・乱歩と私 不肖の後輩の言い訳 森雅裕

第38巻解題 魔法人形・サーカスの怪人 中島河太郎
『魔法人形/サーカスの怪人』江戸川乱歩推理文庫38 講談社 6日
巻末エッセイ・乱歩と私 千鳥足の乱歩コース 中津文彦

第59巻解題 奇譚 中島河太郎
『奇譚・獏の言葉』江戸川乱歩推理文庫59 講談社 6日
巻末エッセイ・乱歩と私 大先輩乱歩 川村二郎
『江戸川乱歩』新文芸読本 河出書房新社−1992

銅板画江戸川乱歩の世界 多賀新
春陽堂書店 30日
江戸川乱歩の世界 志村有弘
銅板画と作品解説 画=多賀新、解説=志村有弘
陰獣/パノラマ島奇談/屋根裏の散歩者/D坂の殺人事件/人間椅子/月と手袋/心理試験/ペテン師と空気男/偉大なる夢/孤島の鬼/白髪鬼/蜘蛛男/魔術師/猟奇の果/黄金仮面/吸血鬼/妖虫/人間豹/黒蜥蜴/緑衣の鬼/大暗室/悪魔の紋章/幽霊塔/地獄の道化師/暗黒星/化人幻戯/影男/十字路/三角館の恐怖/幽鬼の塔
少年期の夢と乱歩 多賀新

6月
シンポジウム 昭和モダニズムの光芒──『新青年』の世界 笠井潔、鈴木貞美、松山巖
早稲田文学6月号 1日
鼎談

第6巻解題 虫 中島河太郎
『虫』江戸川乱歩推理文庫6 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩──二つの像 海渡英祐

第39巻解題 奇面城の秘密・夜光人間 中島河太郎
『奇面城の秘密/夜光人間』江戸川乱歩推理文庫39 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 あの「透明人間」は夢だったのか 菊地秀行
菊地秀行『夢みる怪奇男爵』角川書店−1991

第62巻解題 幻影城通信 中島河太郎
『幻影城通信』江戸川乱歩推理文庫62 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩と夢と少年と 小峰元

乱歩のローマ字本〈紙の虫談林−140〉 長谷部史親
地下室6月号(151号)26日
長谷部史親『私の江戸川乱歩体験』廣済堂出版−1995

7月
昭和の名探偵たち〈文壇ちょっといい話〉 権田萬治
オール讀物7月臨時増刊号《昭和のエンタテインメント50篇》43巻8号 5日
江戸川乱歩〔押絵と旅する男〕
ルーブリック
うつし世は夢[50のプロフィール] 山村正夫
円満具足のからくり師 山田風太郎
山田風太郎『わが推理小説零年』筑摩書房−2007

10巻解題 人間豹 中島河太郎
『人間豹』江戸川乱歩推理文庫17 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩と私 高橋克彦
高橋克彦『玉子魔人の日常』中央公論社−1989

第40巻解題 塔上の奇術師/鉄人Q 中島河太郎
『塔上の奇術師/鉄人Q』江戸川乱歩推理文庫40 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 理科室の魔人 岡嶋二人

第63巻解題 子不語随筆 中島河太郎
『子不語随筆』江戸川乱歩推理文庫63 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩マジックについて 森真沙子

蔵の中から[幻想ブックレビュー] 倉阪鬼一郎
幻想文学23号 15日

8月
『陰獣』論 浜田雄介
国語と国文学8月号(65巻8号)1日

名探偵のもうひとつの顔 奏利郎
月ノ光23号《特集:殺人》1日

わたしの「探偵小説四十年」 鮎川哲也
問題小説8月号

幾たびも乱歩〈聖ヨハネの誘惑−5〉〔孤島の鬼/D坂の殺人事件〕 加藤幹也
FANTASY通信9号 6日

第13巻解題 盲獣 中島河太郎
『盲獣』江戸川乱歩推理文庫13 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 不肖の受賞者 新章文子

第41巻解題 仮面の恐怖王・電人M 中島河太郎
『仮面の恐怖王/電人M』江戸川乱歩推理文庫41 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩が人生を変えた 大谷羊太郎

第52巻解題 続・幻影城 中島河太郎
『続・幻影城』江戸川乱歩推理文庫52 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 脹らんだり、縮んだり 梶龍雄

1章 シャーロック・ホームズと明智小五郎 実吉達郎
著『シャーロック・ホームズと金田一耕助』毎日新聞社 10日

横溝正史による江戸川乱歩の代作について 田中幸一
地下室8月号《特集:1988年・夏 横溝正史を語ろう》153号 28日

9月
怪人二十面相と現代児童文学──「おまかせ探偵局」と「怪人二十面相」における《時計塔》のイメージの差異を追って 細谷建治
日本児童文学9月号《特集:『少年小説』と現代児童文学》34巻9号 1日
特集エッセイ:わたしと『少年文学』
怪人二十面相と快傑黒頭巾 国松俊英
探偵になるんだ 中島信子
怪人二十面相再び 那須正幹

第22巻解題 暗黒星 中島河太郎
『暗黒星』江戸川乱歩推理文庫22 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩と私 伴野朗

第42巻解題 おれは二十面相だ・妖星人R 中島河太郎
『おれは二十面相だ/妖星人R』江戸川乱歩推理文庫42 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 思い出の図書室 石井敏弘

第50巻解題 探偵小説の謎 中島河太郎
『探偵小説の謎』江戸川乱歩推理文庫50 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩と私 藤本泉

10月
第9巻解題 猟奇の果 中島河太郎
『猟奇の果』江戸川乱歩推理文庫9 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 暗い家の思い出 綾辻行人
綾辻行人『アヤツジ・ユキト 1987−1995』講談社−1996

第43巻解題 超人ニコラ・大金塊 中島河太郎
『超人ニコラ/大金塊』江戸川乱歩推理文庫43 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩と私 山村美紗

第49巻解題 鬼の言葉 中島河太郎
『鬼の言葉』江戸川乱歩推理文庫49 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 十二階の空飛ぶ住人 島田荘司
島田荘司『本格ミステリー宣言』講談社−1989/島田荘司『本格ミステリー宣言』講談社文庫 講談社−1993

11月
江戸川乱歩
『大辞林』三省堂 3日
『辞林21』三省堂−1993

江戸川乱歩 喜多村緑郎──推理作家協会理事長と探偵小説好き新派俳優 山前譲
歴史読本スペシャル11月特別増刊《明治大正昭和 有名人おもしろまじめ交遊図巻》33巻22号 5日

第21巻解題 悪魔の紋章 中島河太郎
『悪魔の紋章』江戸川乱歩推理文庫21 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩からの逃走 内田康夫

第44巻解題 新宝島 中島河太郎
『新宝島』江戸川乱歩推理文庫44 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 ランポ→亂歩→乱歩 泡坂妻夫
泡坂妻夫『ミステリーでも奇術でも』文藝春秋−1989/泡坂妻夫『ミステリーでも奇術でも』文春文庫 文藝春秋−1992

第48巻解題 悪人志願 中島河太郎
『悪人志願』江戸川乱歩推理文庫48 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 乱歩と私 高柳芳夫

『偉大なる夢』への儚き抵抗──江戸川乱歩と戦争 田中幸一
群探10号 16日
明智小五郎研究1−1995

12月
背徳にこそ華がある 26人の文化人が挙げた魔の一冊
鳩よ!12月号
“背徳の書”には毒が欠かせない 中井英夫
異形の一寸法師の愛 橋本克彦

解説〔心理試験〕 山前譲
江戸川乱歩他『サイコ・ミステリー傑作選』河出文庫 河出書房新社 2日

第12巻解題 吸血鬼 中島河太郎
『吸血鬼』江戸川乱歩推理文庫12 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 ボクシングのように 阿刀田高

第45巻解題 海外探偵小説作家と作品1 中島河太郎
『海外探偵小説作家と作品 1』江戸川乱歩推理文庫45 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 アニマ、アニムス 荒巻義雄

第57巻解題 わが夢と真実 中島河太郎
『わが夢と真実』江戸川乱歩推理文庫57 講談社 8日
巻末エッセイ・乱歩と私 初めて読んだ小説 横尾忠則

黒岩涙香 探偵小説の元祖 伊藤秀雄
三一書房 15日
第二章 絵入自由新聞社時代→十四 探偵小説に専念

江戸川乱歩〔二銭銅貨〕
安野光雅・森敦・井上ひさし・池内紀編『ことばの探偵』ちくま文学の森14 筑摩書房 20日
ルーブリック

掲載2004年7月4日 最終更新2008年 2月 20日 (水)