映画「キャタピラー」の話題にはきのうでけりをつけたつもりでいたのですが、掲示板「人外境だより」に大江十二階さんから「キャタピラー」関連の雑誌記事に関するお知らせをいただきましたので、予定を変更してきょうもひきつづき「キャタピラー」の話題です。
近くの本屋さんで雑誌八冊、しっかり買い求めてまいりました。いずれにも「キャタピラー」の寺島しのぶさんがベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を獲得したという記事が掲載されています。誌名を列記すれば次のごとし。
・週刊新潮 3月4日号 340円
・AERA 3月8日号 380円
・女性セブン 3月11日号 360円
・週刊ポスト 3月12日号 350円
・FRIDAY 3月12日号 370円
・週刊現代 3月13日号 390円
・女性自身 3月16日号 360円
・FLASH 3月16日号 380円
いくら週刊誌でも八冊まとめて購入すれば気になるお値段は三千円ほどになるわけで、支払いをしながらなんかもう馬鹿みたいな話だなと思いました。とくに女性週刊誌のコーナーで血まなこになって女性セブンとかのページをくってるおれって何? という気恥ずかしいような根源的疑問を拭い去ることができなかったわけですが、そんなことはともかくとしてこれら八誌の「キャタピラー」関連記事には乱歩の名前が出てきているのか。たーっと走り読みしてみましたところ、わずか三誌に乱歩の名が見えました。
まずは週刊ポスト。堂々三ページにわたる「寺島しのぶが問いかける『夫婦の性と愛』情念シーン」には、大江十二階さんからもお知らせいただいたとおり、乱歩の名前がこんな感じで登場していました。
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この作品は、江戸川乱歩の小説『芋虫』と、71年の米映画『ジョニーは戦場へ行った』を下敷きにした若松監督のオリジナル作品である。 |
つづいてはFRIDAY。「News Scope」という雑報ページに四分の一のスペースで「寺島しのぶが『もんぺ姿』で掴んだ栄冠」なる記事があり、そこにはこんなことが。
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受賞作の『キャタピラー』は、江戸川乱歩の小説『芋虫』が原作。 |
最後は週刊現代。「LOOK」というコーナーの雑報で、ページの五分の三くらいのスペースを占めている「『濡れ場』を拒まない本物の女優・寺島しのぶ」には──
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若松孝二監督の『キャタピラー』は、江戸川乱歩の小説『芋虫』が原作、日本ではまだ公開前の作品だ。 |
以上です。わずかに以上です。いずれ「RAMPO Up-To-Date」に貼雑した記事をご覧いただけるはずですが、しかしなあ、こんなことなら必死になって女性自身とか買ってくる必要はなかったわけです。えらく血迷ってしまいました。こうなったら仕方ありません。FLASHに載ってる安めぐみちゃんの「攻撃的[胸の谷間]SEXY」とかFRIDAYで袋綴じになってる青島あきなちゃんの「大胆ヌーディー !!」とか週刊現代の「4人のミスユニバース日本代表」とか「叶姉妹撮影現場より」とかでとにかく元は取らなきゃなとは思うのですが、叶姉妹はまあいいか。
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