昭和29年 1954
1953 江戸川乱歩著書目録 乱歩文献データブック ▲江戸川乱歩年譜集成 1955
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
鉄塔の怪人(1)
少年新年大発展号(9巻1号)1日
12月まで十二回
のぞきからくり/深夜の妖虫
鉄塔王国の恐怖
二百枚

女妖
探偵実話新春特別号(5巻1号)15日
連作(中編は香山滋、後編は鷲尾三郎)
[前編]一/二/三
三十枚

1月
吉例お好み年頭所感
探偵作家クラブ会報1月号(80号)1日
海外近事 江戸川生
コロンビア大学の探偵小説夜間講座/アメリカの読物検閲制度

探偵小説三十年(29)
宝石新年号(9巻1号)1日
下宿争議/森下雨村氏の博文館退社/昭和六年の作品と著書/昭和七年度の主なる出来事/大犯罪事件の年/休筆宣言

欧米探偵小説ベストテン解説と鑑賞
宝石新年号(9巻1号)附録《欧米探偵小説ベストテン解説と鑑賞》1日
昭和22年9月から23年4月まで連載の「欧米傑作長篇探偵小説の解説と観賞」を改題

クリスティーの新傾向作
アガサ・クリスティー『忘られぬ死』村上啓夫訳 ハヤカワポケットミステリ107 早川書房 10日
抜粋を裏表紙に掲載
二八・一二

ベスト級の論理探偵小説
ジョセフィン・テイ『時の娘』村崎敏郎訳 ハヤカワポケットミステリ114 早川書房 10日
二八・一二
テイ(ジョセフィン)

私の空想的出版計画
毎日新聞 11日

アンケート
日本古書通信1月号(19巻1号)15日

「暁の死線」について
ウイリアム・アイリッシュ『暁の死線』砧一郎訳 ハヤカワポケットミステリ123 早川書房 30日
二八・一二

鉄塔の怪人(2)
少年2月号(9巻2号)1日
鉄塔王国/しのびよる怪物

2月
プロバビリティーの犯罪
犯罪学雑誌5号(19巻5号)1日

探偵小説三十年(30)
宝石2月号(9巻2号)1日
休筆宣言(承前)/新潮社の「新作探偵小説全集」/「文学時代」と佐左木俊郎君/小太夫の「陰獣」劇

著名詩人にして探偵作家
ニコラス・ブレイク『野獣死すべし』黒沼健訳 ハヤカワポケットミステリ115 早川書房 5日
ブレイク(ニコラス)

私の本棚
読売新聞 7日

ガードナア小伝
別冊宝石35号《世界探偵小説全集第6巻 E・S・ガードナア篇》7巻2号 10日
二九・一

ハメット再説
ダシール・ハメット『マルタの鷹』砧一郎訳 ハヤカワポケットミステリ125 早川書房 10日
二九・一
ハメット(サミュエル・ダシェル)

聴衆としての囚人
捕物倶楽部2月特大号(1巻2号)15日
昭和28年10月の同題作品と同文

坂口君の探偵小説
探偵通信7号 春陽堂書店 20日

大家アリンガムの初訳
マージェリー・アリンガム『幽霊の死』服部達訳 ハヤカワポケットミステリ117 早川書房 25日
抜粋を裏表紙に掲載
二九・一
アリンガム(マージェリー)

ドゥーゼについて
S・A・ドゥーゼ『夜の冒険』小酒井不木訳 異色探偵小説選集7 日本出版協同 25日
二九・一
ドゥーゼ(サムエル・アウグスト)

世界最大の人気作家
スタンリー・ガードナー『義眼殺人事件』砧一郎訳 ハヤカワポケットミステリ147 早川書房 28日
二九・二
ガードナー(アール・スタンリー)

内外近事
探偵作家クラブ会報2月号(81号)──
ロンドン探偵クラブの近況/機関車「ホームズ号」/三つの探偵小説卒業論文/シャーロック・ホームズ百年祭
ドイル(サー・アーサー・コナン)〔←機関車「ホームズ号」〕

鉄塔の怪人(3)
少年3月号(9巻3号)1日
奇怪な消失/おとしあな

3月
探偵小説三十年(31)
宝石3月号(9巻3号)1日
昭和七年度の作品と著書/クイーンの最初の邦訳/二つの日本探偵作家評伝

ヴァン・ダイン小伝
S・S・ヴァン・ダイン『甲虫殺人事件』森下雨村訳 ハヤカワポケットミステリ146 早川書房 10日
二九、二
ヴァン・ダイン(エス・エス)

推理小説ばやり──五つの全集・文庫を見る
読売新聞 14日

私の推した五篇
探偵作家クラブ会報3月号(82号)15日
海外近事 江戸川生
英国の新探偵作家クラブ成立/クリスティーの新作/クイーンの作家生活二十五周年

クリスティー略伝
アガサ・クリスティー『オリエント急行の殺人』延原謙訳 ハヤカワポケットミステリ150 早川書房 25日
クリスティー(アガサ)

黒岩涙香を想う──三十三年祭にちなんで
京都新聞 31日

探偵小説
下中弥三郎編『世界文化年鑑 1954』平凡社 31日
▼…探偵小説の3つの流れ/日本/1953年のうごき

鉄塔の怪人(4)
少年4月号(9巻4号)1日
探偵七つ道具/運転台の怪物

4月
探偵小説三十年(32)
宝石4月特大号(9巻5号)1日
二つの日本探偵作家評伝(承前)/横溝君の首途を励ます会/昭和八年度の主なる出来事/辰野九紫君/又もや不愉快な新聞記事/精神分析研究会

黒岩涙香のこと──その三十三年忌に
河北新報 1日
3月の「黒岩涙香を想う」と同文

黒岩涙香のこと──その三十三年忌に
北海道新聞  10日
3月の「黒岩涙香を想う」と同文

探偵小説輸入の元祖──黒岩涙香をしのぶ
毎日新聞 10日

詩人フィアリング
ケネス・フィアリング『大時計』長谷川修二訳 ハヤカワポケットミステリ142 早川書房 10日
二九・三
フィアリング(ケネス)

黒岩涙香祭──四月十五日・於三越劇場
探偵作家クラブ会報4月号(83号)20日
三・三〇

探偵小説論争(8/完結)
黄色の部屋12号(6巻1号)30日
書簡

鉄塔の怪人(5)
少年5月号(9巻5号)1日
魔法のつえ/黒い小人/丸ビルの妖虫

5月
哲学者ラッセルと探偵小説
あるびよん5月号(24号)1日

黒岩涙香
文藝春秋5月号(32巻7号)1日

「暗黒星」について[黒岩涙香三十三周年記念特集]〔暗黒星〕
宝石5月号(9巻6号)1日
探偵小説三十年(33)
J・A・サイモンズ/サイモンズ、カーペンター、ジイド/鼻茸の手術/「緑館」を売却、芝区に移転
精神分析研究会〔←J・A・サイモンズ〕

海外近事 江戸川生
探偵作家クラブ会報5月号(84号)10日
アメリカ探偵作家クラブ会報に日本探偵小説の近状を掲載/EQMMコンテスト当選作
四・二四

クイーン略伝
別冊宝石37号《世界探偵小説全集第7巻 エラリイ・クイーン篇》7巻4号 10日

アンブラー三説(一)── 余録
エリック・アンブラー『恐怖への旅』村崎敏郎訳 ハヤカワポケットミステリ141 早川書房 10日
余録(一)
二九・四

ガードナー著書目録──附、スミス編二十世紀の代表的探偵小説(余録二)
スタンリー・ガードナー『奇妙な花嫁』平井イサク訳 ハヤカワポケットミステリ124 早川書房 15日
最新の傑作目録──ケンブリッジ大学版「次に何を読むべきか」

ブリーン再説──附 ソロー小伝
ハーバート・ブリーン『もう生きてはいまい』西田政治訳 ハヤカワポケットミステリ133 早川書房 15日
二九、四

奇術師クイーン
エラリー・クイーン『オランダ靴の秘密』二宮佳景訳 ハヤカワポケットミステリ148 早川書房 15日
二九・二
クイーン(エラリイ)

涙香祭にご協力を謝す
捕物作家クラブ会報6号 20日
五・二

クロフツ小伝と諸家のクロフツ評
F・W・クロフツ『スターベル事件』井上良夫訳 ハヤカワポケットミステリ164 早川書房 20日
二九・四
クロフツ(フリーマン・ウイルス)

最近の欧米探偵小説──注目ひく英のイネスとブレイク
毎日新聞 24日

探偵小説作法講座(1/中絶)
小沼和編『現代文芸作法講座』東京文芸学院 25日
第一章 探偵小説の歴史/世界探偵小説史参考書

小酒井博士のこと
探偵通信10号 春陽堂書店 30日

ヴァン・ダイン自伝「半円を描く」
S・S・ヴァン・ダイン『ケンネル殺人事件』延原謙訳 ハヤカワポケットミステリ156 早川書房 30日
二九・五
ヴァン・ダイン(エス・エス)

「連作」をどう思われるか?[「連作」特集]
密室13号(3巻2号)31日
アンケート

鉄塔の怪人(6)
少年6月号(9巻6号)1日
小林少年の危難/のぞきじいさん/あやしいぬけがら

兇器
大阪産業経済新聞 13・20・27日
7月まで五回
三十枚

6月
探偵小説三十年(34)
宝石6月号(9巻7号)1日
芝区車町に移転(承前)/昭和八年度の作品と著書/中絶作「悪霊」

中将姫〈私の作った風流譚〉
内外タイムス 1日
昭和6年4月の同題作品と同文

海外近事 江戸川生
探偵作家クラブ会報6月号(85号)8日
アメリカ探偵作家クラブ賞の詮衡方法/今年の授賞作品/印度の探偵小説/探偵映画入荷状況

推理小説に現われた犯罪心理
犯罪学雑誌20巻2号 10日

「鏡地獄」について〔鏡地獄〕
別冊宝石38号《探偵小説全書 十六作家自選傑作集》7巻5号 10日

ノックス略伝
ロナルド・ノックス『陸橋殺人事件』井上良夫訳 ハヤカワポケットミステリ145 早川書房 15日
ノックス(ロナルド・アーバスノット)

『続・幻影城』早川書房 25日
昭和二十九年五月
本文追記〔序〕
追記〔英米の短篇探偵小説吟味(チェスタートン補遺)〕
ヘイクラフト編傑作集(追記)〔同前(セイヤーズ編・別本傑作集)〕
追記/附記〔類別トリック集成〕
補遺1/補遺2/追記〔最近の英米探偵小説〕
追記/追記〔科学小説の鬼〕
附記〔ディケンズの先鞭〕
附記/追記〔J・D・カー問答〕
昭和二十九年五月記(追記)
追記/追記〔クリスティーに脱帽〕
まえがき〔作家小記〕
追記〔作家小記 レイモンド・チャンドラー〕
追記〔作家小記 パーシヴァル・ワイルド〕
附記〔作家小記 黒岩涙香〕
追記〔明治の指紋小説〕
まえがき〔田中潤司「人名・社名索引」〕[附録]
まえがき〔田中潤司「作品名・書名・新聞・雑誌名索引」〕[附録]
戦後邦訳長篇探偵小説目録[附録]
まえがき〔中島河太郎「戦後邦訳短篇探偵小説目録」〕[附録]

贅沢な「お化け屋敷」
日本経済新聞 28日

「奇妙な味」の一例──附、余録(三)
ドロシイ・S・デイヴィス『優しき殺人者』村崎敏郎訳 ハヤカワポケットミステリ153 早川書房 30日
抜粋を裏表紙に掲載
デイヴィス(ドロシイ・ソールスベリ)
余録(三)
二九・六

鉄塔の怪人(7)
少年7月号(9巻7号)1日
四人の警官/明智探偵の登場

兇器(完結)
大阪産業経済新聞 4・11日

7月
花冠を編む少年〔ギリシア詞華集〕
作家7月号(71号)1日
翻訳。稲垣足穂「新・犬つれづれ」に「附録」として収録
〔花冠を編む少年〕

土佐と探偵小説
南風7号(2巻7号)1日

病作家の精進に脱帽[「悪魔が来りて笛を吹く」を評す]
宝石7月号(9巻8号)1日
二九・五
探偵小説三十年(35)
中絶作『悪霊』(承前)/昭和九年度の主な出来事/張ホテルのこと/十年ぶりの洋服/池袋三丁目に移転/中央公論の「石榴」

ヘキストとスカーレット
別冊宝石39号《世界探偵小説全集第8巻 R・スカーレット H・ヘキスト篇》7巻6号 10日
昭二九・六
スカーレット(ロージャー)/フィルポッツ(イーデン)

カー著書目録
カーター・ディクスン『ユダの窓』喜多孝良訳 ハヤカワポケットミステリ126 早川書房 15日
二九・六

グレアム・グリーン小伝
グレアム・グリーン『密使』北村太郎訳 ハヤカワポケットミステリ173 早川書房 15日
グリーン(グレアム)
推薦文
裏表紙に掲載

今感じていること〈住人放談〉
京北新聞 19日
談話筆記

再版に際して
『幻影城』岩谷書店 20日
昭和二十九年六月記

文人山田風太郎
探偵通信13号 春陽堂書店 30日
七・二一

(余録四)スチヴンスン編「探偵小説読書案内」
スタンリー・ガードナー『放浪処女事件』文村潤訳 ハヤカワポケットミステリ128 早川書房 30日
二九・六

アントニー・ギルバートの初訳──附 余録(五)
アントニー・ギルバート『黒い死』平井イサク訳 ハヤカワポケットミステリ152 早川書房 31日
ギルバート(アントニー)
余録(五)
二九・七

クイーンの中短篇──附・愛書家クイーン
エラリー・クイーン『神の燈火』西田政治訳 ハヤカワポケットミステリ160 早川書房 31日
クイーン(エラリイ)

同好の諸嬢に敬意を表す
わかなみ3号 ──

鉄塔の怪人(8)
少年8月特大号(9巻8号)1日
おばけ屋敷/あやしい女こじき/地下室の妖虫

8月
海外近事
宝石8月号(9巻9号)1日
▼…「科学小説」からの挑戦/MWAポー賞授賞式の番組/インドの探偵小説/「芋虫」のフランス訳
六月二十九日記
探偵小説三十年(36)
中央公論の「石榴」(承前)

処女作まで──自叙伝の一節[特集:江戸川乱歩還暦記念]
探偵実話9月特別号(5巻9号)15日
昭和11年10月の「活字と僕と」を改題

祝辞
「A SILVER ANNIVERSARY TRIBUTE TO ELLERY QUEEN from AUTHORS, CRITICS, EDITORS AND FAMOUS FANS」 Litte, Brown & Co. 16日

性格的色気
NORO1号 20日
二九・七

私の初役
日本経済新聞 23日

大衆文学とは
風信 25日
アンケート

輸出したい探偵小説
毎日新聞 25日

フィアリング再説──(余録)サンドゥーの「大学と探偵小説」傑作表(上)
ケネス・フィアリング『孤独な娘』長谷川修二訳 ハヤカワポケットミステリ118 早川書房 31日
(余録)サンドゥーの傑作表(上)

鉄塔の怪人(9)
少年9月号(9巻10号)1日
見知らぬ少年/怪自動車/名探偵のちえ

悪霊物語
講談倶楽部読切大増刊(6巻12号)15日(表紙に記載。奥付は8月14日)
連作(発展篇は角田喜久雄、解決篇は山田風太郎)
[発端篇]老人形師/妖美人
二十枚

9月
探偵小説三十年(37)
宝石9月号(9巻11号)1日
昭和九年度の作品と著書/村山槐多/田中早苗とマッケン/昭和十年の主な出来事/「ドグラ・マグラ」出版記念会/「探偵文学」江戸川乱歩号/小栗虫太郎と木々高太郎

戦後初の文士劇
東京新聞 1日

活字との密約
新刊月報9月号 5日

ビガーズ小伝──〔余録〕最近一年間の名作表
アール・D・ビガーズ『シナの鸚鵡』三沢直訳 ハヤカワポケットミステリ162 早川書房 10日
ビガーズ(アール・デア)
〔余録〕最近一年間の名作表
二九・八

ヒチコックの異色作
アサヒグラフ1569号 15日
ヒチコック「ダイヤルMを廻せ」評

私のつけ句[私はこう考えていた]〔悪霊物語〕
講談倶楽部読切大増刊(6巻12号)15日(表紙に記載。奥付は8月14日)

ジョセフィン・テイ再説
ジョセフィン・テイ『フランチャイズ事件』大山功訳 ハヤカワポケットミステリ138 早川書房 15日
二九・八

(余録)サンドゥーの路標名作表(下)
E・S・ガードナー『殴られたブロンド』砧一郎訳 ハヤカワポケットミステリ180 早川書房 15日

「月長石」形式の新作
ミルドレッド・デイヴィス『葬られた男』青野育訳 ハヤカワポケットミステリ154 早川書房 30日
抜粋を裏表紙に掲載
二九・八
デイヴィス(ミルドレッド)

ハードボイルド探偵小説の起源とその意義
ダシェル・ハメット『ガラスの鍵』砧一郎訳 ハヤカワポケットミステリ169 早川書房 30日
二九・八
ハメット(サミュエル・ダシェル)

鉄塔の怪人(10)
少年10月号(9巻11号)1日
ふしぎな尾行/そびえる鉄塔/山小屋のぬし

10月
人智を超えたトリック
オール讀物10月号(9巻10号)1日
▼…人間外の犯人/二つの部屋/列車消失/死の欺瞞
奇矯な着想

変装
小説新潮10月号(8巻13号)1日

探偵小説三十年(38)
宝石10月特大号(9巻12号)1日
小栗虫太郎と木々高太郎(承前)/「ぷろふいる」誌の情熱/日本探偵小説第二の隆盛期

ヴァン・ダイン小伝
別冊宝石41号《世界探偵小説全集第9巻 ヴァン・ダイン篇》7巻8号 10日
3月の同題作品から抜粋

増訂クリスティー作品目録
アガサ・クリスティー『ホロー館の殺人』妹尾アキ夫訳 ハヤカワポケットミステリ121 早川書房 15日
推薦文
裏表紙に掲載

クイーン著書目録
エラリー・クイーン『九尾の猫』村崎敏郎訳 ハヤカワポケットミステリ136 早川書房 15日

クイーン漫言
エラリー・クイーン『靴に棲む老婆』宇野利泰訳 ハヤカワポケットミステリ149 早川書房 15日
二九・九
クイーン(エラリイ)

アンブラーの最新作
エリック・アンブラー『シルマー家の遺産』関口功訳 ハヤカワポケットミステリ157 早川書房 15日
二九・九

還暦所感
京都新聞 21日

還暦所感
愛媛新聞 22日
21日の同題作品と同文

休筆二十年
山陽新聞 22日
21日の「還暦所感」と同文

還暦所感
毎日新聞 29日

還暦所感
日本探偵作家クラブ会報10月号(89号)30日

還暦所感
新潟新聞 30日
21日の同題作品と同文

初訳のJ・R・マクドナルド
ジョン・R・マクドナルド『人の死に行く道』中田耕治訳 ハヤカワポケットミステリ134 早川書房 30日
二九・一〇
マクドナルド(ジョン・ロス)

クリスティーの戯曲
アガサ・クリスティー『アリバイ』長沼弘毅訳 ハヤカワポケットミステリ144 早川書房 30日
二九・十一

鉄塔の怪人(11)
少年11月号(9巻12号)1日
ハトとなわばしご/カブトムシ大王/むちのひびき

化人幻戯(1)
別冊宝石42号《江戸川乱歩還暦記念号》7巻9号 10日
昭和30年10月まで十一回、1月から宝石に連載
大貴族/秘密結社
白い羽根の謎
三百二十枚

人間豹
『人間豹』ポプラ社 30日
代作(氷川瓏)。昭和9・10年の同題作品を少年向けに書き替え

11月
寸感
スター・ストーリー11月号(3巻11号)1日
談話筆記
「ダイヤルM」寸感

乱歩曰く〔乱歩還暦記念号予告〕
宝石11月号(9巻13号)1日

この物語を読む人に
『海底の黄金』世界名作探偵文庫8 ポプラ社 1日
海底の黄金〔ボアゴベイ〕
翻訳(代訳)

恋と神様[思出の乱歩随筆集]
別冊宝石42号《江戸川乱歩還暦記念号》7巻9号 10日
大正15年12月の同題作品と同文
スリルの説[思出の乱歩随筆集]
昭和10年12月・11年1月の「鬼の言葉」から抜粋
もくず塚[思出の乱歩随筆集]
昭和11年9月の「衆道もくず塚」を改題

グラビア写真説明
『探偵小説三十年』岩谷書店 10日
写真十九点
自序
昭和二十九年九月中旬記
探偵小説三十年
昭和24年10月から29年7月までの連載分にの章題を附す
処女作発表まで/余技時代/大正十四年/大正十五(昭和元)年/昭和二年/昭和三年/昭和四年/昭和五年/昭和六年/昭和七年/昭和八年
本文図版・写真説明
図版十点、写真三十点
江戸川乱歩漫画集

ヴァン・ダイン略伝
S・S・ヴァン・ダイン『カナリヤ殺人事件』瀬沼茂樹訳 ハヤカワポケットミステリ135 早川書房 15日
二九・一一

ガードナー略伝
E・S・ガードナー『ビロードの爪』砧一郎訳 ハヤカワポケットミステリ140 早川書房 15日
二九・一〇

テイ女史略伝
ジョセフィン・テイ『美の秘密』河田清史訳 ハヤカワポケットミステリ171 早川書房 15日

四冊目のクリスティー
アガサ・クリスティ−『牧師館の殺人』山下暁三郎訳 ハヤカワポケットミステリ175 早川書房 15日
二九・十

英新本格派の魅力
レイモンド・ポストゲート『十二人の評決』黒沼健訳 ハヤカワポケットミステリ179 早川書房 15日
抜粋を裏表紙に掲載
二九・一一
ポストゲイト(レイモンド)

アンケート
たんざく冬季号(2号)25日

書簡
密室15号(3巻4号)26日

お礼のことば
日本探偵作家クラブ会報11月号(90号)27日
十一月十日記

還暦のお礼の言葉
文芸予報 27日

カー小伝
ディクスン・カー『蝋人形館の殺人』妹尾アキ夫訳 ハヤカワポケットミステリ166 早川書房 30日
二九・一一
カー(ジョン・ディクスン)

鉄塔の怪人(12/完結)
少年12月号(9巻13号)1日
老魔術師の正体/ワシのえじき/妖虫のさいご

12月
性格的な色気を[私の好きな女性]
面白倶楽部12月号(7巻13号)1日
作者の言葉〔怪しの物→影男〕

作者のことば〔海底の魔術師〕
少年12月号(9巻13号)1日

探偵小説三十年(39)
宝石12月号(9巻14号)1日
日本探偵小説第二の隆盛期(承前)/蓄膿症を手術/鬼の言葉/日本探偵小説傑作集/世界探偵小説傑作叢書
蓄膿症手術〔←蓄膿症を手術〕

還暦を記念して
新刊月報12月号 5日

「途上」のこと〔谷崎潤一郎〕
週刊朝日別冊《新春読物号》昭和30年1号 10日

チャンドラーのこと
別冊宝石43号《世界探偵小説全集第10巻 R・チャンドラー篇》7巻10号 10日

私の読者
新刊ニュース5巻35号 15日

智恵鑑
読切小説集臨時増刊号《捕物小説祭り》15日
▼…顔のない死体/密室の犯罪

古典探偵小説の傑作
イスラエル・ザングイル『ビッグ・ボウの殺人』妹尾アキ夫訳 ハヤカワポケットミステリ143 早川書房 15日
抜粋を裏表紙に掲載
二九・十一

クリスティー略伝
アガサ・クリスティー『三幕の殺人』田村隆一訳 ハヤカワポケットミステリ159 早川書房 15日

春陽堂と探偵小説
探偵通信1 春陽堂 23日
昭和二九・一一月

後記〔彼〕
『江戸川乱歩全集 第二巻』春陽堂 23日

私の読者
探偵通信2 春陽堂 23日
同月の同題作品と同文

チェスタートンについて
G・K・チェスタートン『木曜日の男』橋本福夫訳 ハヤカワポケットミステリ168 早川書房 30日
チェスタートン(ギルバート・キース)

異風のサスペンス小説
エドワード・アタイヤ『細い線』文村潤訳 ハヤカワポケットミステリ131 早川書房 31日
要約を裏表紙に掲載
二九・一二
アタイヤ(エドワード)

オカルティズムの大家
ディクスン・カー『夜歩く』西田政治訳 ハヤカワポケットミステリ151 早川書房 31日

シメノン再説
ジョルジュ・シメノン『霧の港』松村喜雄訳 ハヤカワポケットミステリ165 早川書房 31日
二九・一二
シムノン(ジョルジュ)

カー略伝
ディクスン・カー『皇帝の嗅煙草入』西田政治訳 ハヤカワポケットミステリ167 早川書房 31日
昭和25年8月の「カア問答」から抜粋し、改題
推薦文
裏表紙に掲載

著名作家の探偵小説
ジェームス・ヒルトン『学校殺人事件』乾信一郎訳 ハヤカワポケットミステリ170 早川書房 31日
ヒルトン(ジェームス)

今後の編纂方針と解説文執筆者の交代について
アンドリュー・ガーヴ『カックー線事件』高橋豊訳 ハヤカワポケットミステリ192 早川書房 31日
昭和二十九年十二月記

著者の言葉
江戸川乱歩全集内容見本 春陽堂 ──

掲載2003年8月29日 最終更新2006年 2月 15日 (水)