布生・白井谷から三国山へ
右又出合  名張の隠れ里、布生から曽爾の山へ向かう。白井谷は何のこともない、里山の谷。終始回りは植林帯の中。それが三国頂上まで続く。何が面白いのか?と聞かれると、言葉が出てこない。「そこに三国山があるからだ」というのは強弁にしか聞こえないだろう。一つだけ言えるのは、この山は「ぼんやりできる山」なのだ、ということ。それ以外に答えようがない。そうそう、もうひとつ、春のフキが多いことと、サンショの木も多いのだな。

名張で最も奥まった集落、布生(ふのお)のバス停。
白井谷入口でもある。(1キロほどは林道を行く)

右又出合 林道終点。何もない草原だが、かっては人家があったように見える

*紅・国見周辺コースの概略図(紅ヶ岳の項)

右又出合 左:白井谷の流れ。岩床が多く、室生火山群の片鱗を見せるが、途中まで仕事道があるので歩きやすい。仕事道が尽きると右手の植林の中の踏み跡を拾いながら頂上へ。地図とコンパスは欠かせない。

右:三国山頂上。頂上付近だけ、変に明るいが、まわりは植林帯で、暗い