社団法人名張青年会議所「松明行事」関連活動報告
昭和63年(1988年)~平成14年(2002年)まで
2月11日:伊賀一ノ井松明講調進行事(切り出し・調整)への協力
3月10日:伊賀一ノ井松明講調進行事(調進)への協力
3月12日:伊賀一ノ井松明講調進行事(寄進)への協力
社団法人名張青年会議所は当初の目的を引き継ぎ、2002年まで、3つの行事をお手伝いをしてきました。そして、今後も
継続していけるよう、「春を呼ぶ会」を設立し、事業を引き継ぎました。
平成18年(2006年)
2月11日~子供たちによる「たいまつ調査隊」結成
社団法人名張青年会議所 まちづくり委員会では今年度の寄進日が日曜になることから市内の小中学生を対象に「たいまつ
調査隊」を募集し、16名が参加しました。2月11日の松明切り出し・調整の日には、切り出し・調整を実際体験し、お昼からは、
松鹿昭二元名張西高校教諭による「たいまつ」の講義と「そみの会」が作成した「絵本でみる~道観長者~」を読み聞かせて頂
き、さらに森本松明講長さんから講義頂き、中身の濃い一日となりました。3月12日には伊賀一ノ井松明講調進行事に同行し、
松明を持ったりしながら実際に寄進したり、東大寺では管長様と面会させて頂いたり、夜には「大松明」を見学したりして、普通で
は出来ない伝統行事を肌で体験し、名張と東大寺の結びつきを勉強しました。この様子は名張市の市報トップ一面に取り上げら
れました。また、地元ケーブルテレビの鴨アナウンサーも「調査隊」の一人となって子供たちと一緒に参加し、その様子が特集番
組として放送されました。
平成4年(1992年)
3月12日:伊賀一ノ井松明講調進夜間歩行(全行程徒歩寄進)…会員対象
社団法人名張青年会議所 指導力開発委員会(LD委員会)はLD道場として、入会3年未満の会員を対象に全行程夜間歩行
を開催しました。本隊より6時間早い12日午前0時30分、対象メンバーと市役所職員・上野青年会議所メンバーを含め27人が
東大寺を目指して歩きました。暖冬の年ではありましたが、午前3時を過ぎると冷え込みが厳しい中、疲労と睡魔とも闘いながら
笠間峠、一台峠、鉢伏峠と幾つもの難所を克服し、午前8時30分鹿野園に無事メンバー全員到着することができました。約1時
間半後、本隊が鹿野園に到着合流し、110名を超える行列が東大寺を目指し、午前11時15分二月堂に到着しました。完歩後
は本隊の松明寄進に迷惑をかけずにLD道場を終えた(無事全員完歩出来た)安堵感と心地よい疲労感で満ち溢れていました。
平成9年(1997年)
2月 1日:「たいまつ」ホームページ開設
社団法人名張青年会議所 まちづくり委員会では「伊賀一ノ井松明講調進行事を全世界の人々に知ってもらおう!]と、
「たいまつ」のホームページを開設しました。「明智君と謎を解くたいまつ調査」や「伝説・道観長者」など6項目40ページ
で構成され、現在のホームページの基となっています。まだまだインターネットが普及しはじめた時期で、「750年続く伝
統行事を最新のインターネットで発信」と新聞各紙で大きく紹介されました。子供向けの内容の充実ぶりから、学校関係の
「リンク」の要請も数多くありました。
当時のホームページをご覧下さい
2月10日~「春の一句」募集及び優秀作品表彰、作品集作成
社団法人名張青年会議所 まちづくり委員会では「お水取りが終われば関西に春が来る」といういわれと、「芭蕉のふるさと=
伊賀」から春に関する俳句を募集しました。三重県下から954通の応募があり、優秀作品6名を社団法人名張青年会議所創立
35周年記念式典で披露・表彰しました。特に市内小中学生から500通を超える応募があり、子供たちのパワーと自由な発想に
大きな驚きと感動を覚えました。また、優秀作品と選者講評、及び全ての作品を作品集にまとめ、市内学校・図書館に配布しま
した。
2月20日:2月度一般公開例会(東大寺別当 平岡定海氏講演)
社団法人名張青年会議所 まちづくり委員会では当年松明寄進行事一般参加者・伊賀一ノ井松明講の方々を中心にお招きし
「2月度一般公開例会」として、ホームページ「たいまつ」の披露と東大寺別当 平岡定海氏のご講演を開催しました。平岡先生
の「黒田荘について」と題したご講演は道観長者は実在したのか?実在したのなら誰なのか?から現在の東大寺と松明講との
つながりをわかりやすく説明され、3月12日の寄進を前にメンバーをはじめ一般参加者の意識が高まりました。