「名張青年会議所」と「たいまつ」との出会い

            「社団法人 名張青年会議所」は…
          
社会開発の理念を基調として、地域社会及び日本が直面する諸問題を調査探求し、友好諸団体と協力して、これ
           らの正しい発展と充実につとめ、指導力開発を基調とした自己の啓発を図ることによって社会に貢献を期するとと
 もに、日本青年会議所及び国際青年会議所の機構を通じ、国際的理解及び親善を助長し、世界の繁栄と平和に寄与すること」を
 目的として誕生しました。そして、会議所を構成する正会員は、「名張市内並びにその近郊に居住又は、勤務先を有する20才以
 上、40歳未満の品格のある青年でなければならない」と定め活動を行っています。
                                                  (社団法人 名張青年会議所「定款」より抜粋)

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「お水取り」が終われば、関西に春が来る
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           「青年会議所」とは?…
            ■500字解説文  
            青年会議所(JC)は、“明るい豊かな社会”の実現を同じ理想とし、次代の担い手たる責任感をもった20歳から
 40歳までの指導者たらんとする青年の団体です。青年は人種、国籍、性別、職業、宗教の別なく、自由な個人の意思によりその
 居住する各都市の青年会議所に入会できます50余年の歴史を持つ日本の青年会議所運動は、めざましい発展を続けておりま
 すが、現在750余の都市に6万余名の会員を擁し、全国的運営の総合調整機関として日本青年会議所が東京にあります全世界
 に及ぶこの青年運動の中枢は国際青年会議所ですが、100ヶ所の国及び地域に100NOM(国家青年会 議所)があり、約32万
 人の会員が国際的な連携をもって活動しています。日本青年会議所の事業目標は、“社会と人間の開発”です。その具体的事業
 として、われわれは市民社会の一員と して、市民の共感を求め社会開発計画による日常活動を展開し、「自由」を基盤とした民主
 的集団指導能力の開発を推し進めています。さらに日本の独立と民主主義を守り、自由経済体制の確立による豊かな社会を創り
 だすため、市民運動の先頭に立って進む団体、それが青年会議所です。             (2006年版JC手帳より抜粋)

                          
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 「名張青年会議所」関連事業の報告

          「たいまつ」との出会い…
         
 社団法人名張青年会議所は設立以来、高度成長時代と重なり、「名張バリバリまつり」の開催、「天正みだれ
            太鼓」の発足、「学童ソフトボール大会」の開催など様々な事業を行ってきました。その後名張市の人口は大
 阪のベットタウン化が進み、全国でも1,2の増加率となり急増しました。1988年(横山良治理事長)、福本進治企画委員長は
 名張に越してきた人々に「名張に親しみを持ってもらう」「名張を故郷に思ってもらう」企画を考えていました。
  そんな中、目に留まったのが、「750年余り続く伊賀一ノ井松明講の東大寺への松明調進」でした。この行事は松明の調整
 (切り出し)日が祝日に変わったり、寄進方法が徒歩から参宮鉄道(現近鉄)開通と共に電車に変わった以外は殆ど昔のスタイ
 ルを貫いていました。また、松鹿昭二(当時名張高校)教諭を中心とした名張金石文研究会や名張高校郷土クラブなどが「松明
 調進行事」を研究するにつれ、この伝統行事は名張の人々にも知られるようになり、多くの市民が奥深い歴史やロマンを知るよ
 うになりました。そして、研究者や青年会議所、松明講の方々をはじめ多くの人々が「いつか徒歩寄進を復活したい」という思いに
 駆られていきました。しかし、青年会議所は基本的に単年度(1年ごとに事業を企画し活動していく)団体であり、また研究者の立
 場としても研究が中心で行事を支えることは出来ず、講の方々も今のスタイルを「徒歩寄進」にすることで返って行事が続かなく 
 なるのではないか、という不安もあり実現には程遠い状況でした。
  しかし、福本企画委員長の青年会議所として「この伝統行事を名張に引っ越してきた来た方々をはじめ名張の市民の方々に知っ
 てもらいたい」という目的や、「行事のお手伝いをさせてもらう以上最後まで責任を持って行動する」、「3月12日の寄進をお手伝い
 (徒歩寄進)するだけでなく、一連の行事もお手伝いをさせて頂く」、との思いを理解いただき、1988年3月12日、57年ぶりに徒
 歩寄進(一部バス)による東大寺への松明寄進が復活しました。それ以降、名張青年会議所は「伊賀一ノ井松明講松明調進行事」
 を 名張市内外に知らしめることによって、名張の文化を次代に継承する事業、また継承をするための一連の松明行事のお手伝い
 をしています。



 
 「社団法人名張青年会議所」
 2008年度理事長:上杉 勉
 事務局:
〒518-0729  三重県名張市南町822-2 
   
名張産業振興センター4F
連絡先:TEL0595-63-1616
       FAX0595-63-1539