「欲しがっている金銀財宝は、あの高い岩山にうめてあるから案内しよう。」と、うまくだまして、目もくらむがけっぷちに連れ出しました。 財宝のことばかり考えていたよくばりのお竜のすきを見て、岩山から「エイッ」と、突き落としました。 この岩山は、「小太郎岩」と名付けられ、香落渓で今もひときわ目立っています。