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そういえば、京都で暮していた学生時代は、夜中でも10センチほど雪が積もると、近所迷惑もかえりみず、家の回りをスキーで歩き回っていたもんだ。北山に雪が積もると、仲間と学校をさぼって抜け出し、市電(当時)の終点まで乗り、そこから歩いて杉林の中の(今から思えば悲惨な)スキーツアーを敢行した。--もちろん「代返」依頼はちゃっかり忘れなかったが...-- ストックいらずのブッシュボーゲン!などとうそぶきながら、自分達以外誰もいない北山ハイキングコースを転げ回っていた。 雪がすくない所に住む者は、大雪が降った一時しか、近くの山でスキーができないのだ。練習と名のつくものと、並ぶのが嫌いで、スキー場へ行くのはイヤだったし、北陸などへ毎週出かける資金があるはずもなかった。 加越国境など北の山へ行けば、たっぷりと山スキーができることは、わかってはいた。しかし、貧乏学生には1シーズンに、よくて2回もそんなところへ行ければおんの字だった。 そんな貧乏根性から未だに抜けだせないでいるので、救い様のないほどへたくそなヤブスキーを毎年懲りもせず繰り返している。だから、こんな埒もない話を真に受けて、同調者が出ないことを切に祈っている。 ...いまどきそんな奇特なひと、いるわけないか...。 |
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