3月10日にはおおぜいの村人たちがお寺に集まって、松明を納めるための法要を行います。
そして、3月12日の朝早く、村の代表たちが松明をかついで奈良へ出発します。昔は、野を越え、山坂を越え運んだそうで、 32キロメートルもの道のりは大変なので、今は歩くのが少しで、あとは車で走るように変わりました。
途中で、東大寺のお坊さんに迎えられ、二月堂の本堂の中へ無事に納められるのです。
-伝説-
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文 :福地龍夫
絵 :奥 和弘
協力:そみの会