以前の日記

平成4年に乳がん(1期c)を、翌5年には卵巣がん(3期、5か所転移の進行がん)を、それぞれ病んだ。2度の手術の後、1年半に及ぶ抗がん治療を勝ち抜いて、余命半年も無かったはずの私が、今年25年目を迎えている。
不思議な、真実…
「がんって、治るんだ!」と胸を張って言える私の体験を、1日でも長くこのHPにご披露して病友の皆々さまに安心して頂きたく、今日もご一緒に、Gamba! Gamba!!!
「"日々是好日"って、どう読むんですか?」と、若い友人に尋ねられた。
「"ひび、これ、こうじつ"と読み、意味するところは、毎日がゆるゆるとおだやかに過ぎ、心身ともに満ち足りている状態のことなの」と答えた。
出典は、中国の禅の”教科書”「碧巌録(へきがんろく)」の第六則にある言葉で「日日是好日=にちにち これ こうじつ」と読む。 その大きな概念を、私流に「小さな幸せ」の意味を込めて、読み替えたものである。
二つのがんと心臓疾患など6病を養いつつ働く我が身。なかなか日々是好日とはいかないのに、敢えてこの日記の表題に決めたのは、「そのように生かされたい」という、切なる願望に従ったまでのことである。
大病を得て独居するなかで知った生きていく喜びと、生かされてきた感謝の念(おもい)を、新世紀の幕開けとともに月刊で綴っていきたい…と心を新たにしてはいるが、根がへそまがりで物事の裏側を覗いてみたい野次馬のことゆえ、はたしてどんな日記になることやら。
「とっても、慌しい日々。大丈夫ですかぁ?」とのご意見も多く頂戴しているが、「なかなか日々是好日とはいかないけれど、そのように生かされたい…という、切なる願望に従って、生かされているのですよ」とお答えすることにしている。
乞う!寛容のご愛読を…
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