人外境主人残日録 2009
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2009 平成21年
1月
1月1日(木)
あけましておめでとうございます
1月4日(日)
もうへろへろでございます
1月5日(月)
いよいよわからなくなってきました
1月6日(火)
いったいどうなるのでしょうか
1月7日(水)
深い森のなかであてどなく
1月8日(木)
深い森のなかでついふらふらと
1月10日(土)
残日録にいたしました
1月21日(水)
エントリ中心主義はよかったのですが
1月22日(木)
「嗚呼、私の探偵は!」は嗚呼とっくの昔に
あけましておめでとうございます
2009年1月1日(木)

 なんかだらだらーっと新年を迎えてしまいました。昨年中にこのページのデザインを変更してやろうと考えていたのですが、何もできぬままほんとにだらだらーっとお正月になってしまいました。



もうへろへろでございます
2009年1月4日(日)

 新年会でへろへろになって本日を迎えました。へろへろでサイトの再構築にとりかかったのですが、プランがうまくまとまらない状態で夕刻を迎えてしまいました。本日はここまでとして、まとまらない状態のままにアップロードいたします。



いよいよわからなくなってきました
2009年1月5日(月)

 いったいどうやってサイトを再構築したらいいのか、いよいよわからなくなってまいりました。とりあえず試行錯誤を重ねております。



いったいどうなるのでしょうか
2009年1月6日(火)

 なんとも見苦しい状態になっております。サイトの再構築に努めているというよりは単に壊しているだけなのではないかという疑念が拭えないのですが、もうしばらくじたばたと試行錯誤いたします。

 サイト再構築の狙いは何か。現状に飽きてきたというのがまずあるのですが、もう少し機能的にならんものか、更新の手間を軽減できんものかという望みもまたありました。しかし現時点では軽減どころか負担増になりかねまじき雲行きで、不吉な予感を払拭することができません。

 再構築のポイントはエントリ中心主義への移行とでも表現できるでしょうか。エントリというのは要するに記事のことなのですが、一年あまりブログを手がけてみた経験から、ブログと同様に個々のエントリを単位とし、そのうえでサイト内の照応性を高めたほうがより機能的ではないかと考えるに至りました。いってることがよくご理解いただけないかもしれませんが、「RAMPO Entry File」と題したエリアでちょいと遊んでみていただければ、サイト開設者のもくろみが体感的におわかり願えるのではないかと思います。

 しかしいったいどうなるのか。どうなってしまうのか。サイト開設者にもとんと見当がつきません。



深い森のなかであてどなく
2009年1月7日(水)

 本日は「本多正一展」のエントリをアップロードいたしましたが、1月4日の『山からお宝』同様、乱歩に直接関係のないエントリですから「RAMPO Entry File」には掲載できません。「Non-RAMPO Entry File」とでもいったページをつくればいいのか。しかし「Non」だと印象がよくないか。そんなこともないか。それ以前に「Non-RAMPO」などという表現が英語として成立するのかどうか。そもそもどうして英語にしなくちゃならんのか。深い森のなかであてどなく踏み迷っているような気分になってきました。七草粥でも啜ってくるか。



深い森のなかでついふらふらと
2009年1月8日(木)

 深い森のなかであてどなく踏み迷っている最中、まっとうな判断力がいつかしら失われていたとでもいうのでしょうか、ついふらふらと禁断の木の実に手を出してしまいました。本日、西日本新聞のウェブニュース「校長室文庫が絶好調 経験生かしたお薦め本ズラリ 宇美町の小中学校」のエントリをアップロードしたのですが、いやなに、記事自体は乱歩の名前がちょこっと出てくるだけのものでしかなく、しかし乱歩が存命であれば必ずや切り抜きを保存して、「予想に反して人気がないのは、江戸川乱歩の推理小説」といったあたりには朱の傍線を不機嫌な顔で書き入れていたに相違ないとは思われます次第。それはいいのですが、このエントリに記事の全文を、あまつさえ掲載されていた写真までを無断転載してしまいましたので、これはえらいことではないかと小さな胸を痛めております。

 当サイトではこれまで、当然のことながら著作権を何よりも重んじ、ウェブニュースを紹介する場合はあくまでも引用の範囲内にとどめて全文を転載するようなことはしておりませんでした。わずか一段落しかない短信であっても、最低ワンセンテンスは省いて引用するのを常としておりました。何かのおりにこれは無断転載ではない、単なる引用であると強弁するための措置ではあったのですが、ここへ来てそうした方針に深い疑問を抱くようになってしまいました。なぜか。いまやウェブニュースの著作権なんてものはそこらのサイトやブログ、あるいは2ちゃんねるなんてあたりでいいだけ蹂躙されているではないか、という現実があるからです。

 だいたい、ウェブニュースがそのニュース系サイトの存続するかぎりそこに掲載されているというのであれば、何も問題はありません。しかし、あんなものはあっというまに消えてしまいます。消えたあとには当サイトにおける引用しか残らないわけです。その引用を読んでみたところで記事の全容を掴むことはかなわず、それではかえって、と理屈を並べ立てることはいくらでも可能なのですが、それもむなしいことか。ともあれきょうのところは著作権を確信犯的に無視してしまうことにして、あとに怪人二十面相のごとき高笑いを残しておいとましたいと思います。わっはっはっはっは。こう見えても何かのおりに平身低頭叩頭頓首する準備はいくらでもできているのだよポケット小僧くん。わっはっはっはっは。



残日録にいたしました
2009年1月10日(土)

 「人外境主人伝言」にも飽きましたので、新年を契機として「人外境主人残日録」に改めようかと思います。とはいえ、名前は変わっても内容に変化はありません。退化はあれど進化なし、みたいなことになりましょうか。「残日録」なるフレーズは藤沢周平の長篇「三屋清左衛門残日録」にちなんでいるのですが、これがいったいどんな内容の小説であったのか、さっぱり思い出すことができません。してみると、残日とは耄碌の日々である、といったことなのかもしれません。ちなみに文春文庫『三屋清左衛門残日録』のカバーでは、内容がこんなふうに紹介されています。

日残りて昏るるに未だ遠し──。家督をゆずり、離れに起臥する隠居の身となった三屋清左衛門は、日録を記すことを自らに課した。世間から隔てられた寂寥感、老いた身を襲う悔恨。しかし、藩の執政府は紛糾の渦中にあったのである。

 日暮れて道遠し、か。さて、シャンプーに出した犬を迎えにペットショップまで行ってこようっと。



エントリ中心主義はよかったのですが
2009年1月21日(水)

 サイトの再構築にあたってエントリ中心主義への移行というテーマを掲げたのはよかったのですが、それはそれで方向性として正解だったとは思えるのですが、これまで人外境主人伝言として書き散らしていたよしなしごとは個々のエントリに記すことになってしまいましたので、せっかく残日録などという渋いコーナーを設けてはみたものの、いったい何を書けばいいのやら、いささか途方に暮れている次第なのですが、もうしばらく試行錯誤をつづけることにいたします。



「嗚呼、私の探偵は!」は嗚呼とっくの昔に
2009年1月22日(木)

 おっせーんだよばーか、とお叱りをいただくのを承知でお知らせいたしますが、昨年10月16日から19日まで神戸アートビレッジセンターで「嗚呼、私の探偵は!」というお芝居が上演されました。ミステリー音楽劇とのことです。脚本は北村想さん。公式ブログから引用。

神戸アートビレッジセンター プロデュース
ミステリー音楽劇「嗚呼、私の探偵は!」

チャイナドレスの歌姫が歌う。
♪サンフランシスコが消し飛んだーそんな事実を誰が知ろうー♪♪
未来を予見するかのような歌を合図に幕が開くー


神戸ゆかりの作家・横溝正史をはじめミステリー作家たちをモデルに、歌やダンスを織り交ぜながら繰り広げる青春群像劇。
多彩なスタッフ&キャストでお贈りする、神戸アートビレッジセンター渾身の一作です。

脚本:北村 想
演出:岩崎正裕(劇団太陽族
作曲:右近健一劇団☆新感線
振付:岡登志子(アンサンブル ゾネ


More!More!More!

 横溝正史以外にどんな作家が登場したのかといいますと、まずはなんといっても江戸川乱歩、以下順不同で、小栗虫太郎、木々高太郎、甲賀三郎、太宰治、国枝史郎、香山滋、坂口安吾、立川賢、夢野久作、大下宇陀児、森下雨村といったあたりだったようです。くわしいことは公式ブログでどうぞ。

 Sweet と Dry のふたつのヴァージョンがあって、Sweet のほうで江戸川乱歩をモデルにした役を演じたのが山本香織さん。こちらです。こんなお嬢さんがどんな乱歩を、と思うにつけ、観られなかったのが残念至極。