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かき  [2001/09/25 Tue 23:24:51]

久しぶりに掲示板にやってきました。私の父は階段から落ち、脳挫傷を負い、現在、入院7ヶ月です。病状は、体の怪我は当初からほとんどなく、寝ていた事により五十肩になってしまい、両腕が上まで上がらなくなっている程度です。言葉もちょっと嗄れ声なだけで、ほぼ完全に話せるし、比較的おしゃべりもする方なので見た目には何の障害もないくらいになっています。

問題は病状認識と、プライドです。父は、57歳で小さいながらも会社を経営していました。現在、母が切り盛りしていますが、もう限界に来ています。本人は、脳の病気である、ということは自覚していても、どういう状態になっているかについてはあまり理解していないようです。なぜなら、「自分ひとりで何でも出来る、取引先回りも一人でする」、と言ってきかないからです。病状の認識がないため、「忘れないようにノートを取ったら?」、と言っても実行せず、リハビリもくだらない、としょっちゅう言っています。(但し、気分が乗っている時は自ら行っているようです)ちょっと話すだけなら何でもないようですが、しばらく話していると、ちょっとずつ事実と違ってきてしまいます。若い頃から社長として会社を切り盛りしていたため、プライドも人一倍高いです。

もう、いつ退院してもいい状態ではありますが、母が会社と介護の間で倒れてしまう恐れがあるので、現在まだ入院しています。現に2ヶ月前、1週間ほど外泊した時に、母は父に振り回されてしまい、寝込んでしまいました。こんな父が退院した時、家族はどのように対応したらいいのでしょうか?

両親は地方に住んでいますが、東京に仕事に出てきたいという気持ちが強く、退院すれば、東京に出てくる事は必死ですが(1週間の外泊時にも東京に出てきました)、一人で行かせてしまっていいのでしょうか?誰か隠れてでも見張っていた方がいいのでしょうか?

父が退院してきた時の、大変さを考えると、どのタイミングで退院すればいいのか、困っています。みなさんのお知恵がありましたら、ぜひお聞かせください。


sugap  [2001/09/25 Tue 21:56:55]

ばうぜさん

そうですかー、兄の症状と全く同じなのですね。でも、自覚症状はあるという感じなのですか?さっそく、管理人さんの紹介してくださった書籍集を取り寄せてみて、まずは両親から理解していくことが必要だと思います。ただ、兄はとても運が良かった。だから、今日まで生き延びてこれたのだと思います。

NaAさん

ヘルメットの話、参考になりました。街中で、人や車と接触しやすい場面での乗車ではヘルメットを是非着用して欲しい。かぶりたくなるようなヘルメットがあればいいんですがね。

本当にレスいただきまして有難う。とても心強い言葉です。


NaA  [2001/09/25 Tue 17:28:47]

最近、医学界ではEBM(Evidence-Based Medicine)といって科学的根拠のある治療をしようという流れが優勢になってきています。そういう流れの中にあってコクラン計画が国際的に進行中です。これは、全世界の信頼できる医学研究論文を総覧して、そこから何が有効かをはっきりさせようというものです。

この中に脳外傷の章があり、自転車に乗る際にヘルメットを着用すると、脳外傷の63%から88%を減少させられると結論づけています。まだまだ日本では自転車のヘルメットは義務化されていませんが、オーストラリアでは義務化されたと聞きます。医学常識は欧米でまず常識化され、日本に入ってくるのにしばしば10年から20年を要しますから、10年先には義務化されるかもしれませんね。


ばうぜ  [2001/09/25 Tue 13:09:54]

sugapさん、こんにちは。

お兄さんの話は私にとても良く似ていて、驚きました。私は咄嗟に頭をかばうなどの基本動作がある程度身についているので、4歳の交通事故以来、頭に怪我はしてませんが、自転車の転倒事故は多かったです。ペダルが曲がる、ハンドルが折れる、荷台がつぶれるなど、自転車屋へ修理に持っていくと「乗っていた本人がよく無事だったね」と言われる事態が、なぜ頻繁に起こるのかは本人にとっても長らく謎でした。

これが脳外傷で本人に自覚できない「注意力の散漫」に該当すると思います。「不注意による危険行為」も事故が起きなければ気づかずに日常に埋もれてしまい、事故の頻度だけが何だか多いという結果しか残りません。そういう無意識に「危険行為」をしてしまうようなことはなるべくしないという明確な意思を持つには理由が納得できなければならないのです。

お兄さんが無防備に頭に怪我をする状態を続けてしまわれたことが、残念です。ご本人に何とかそれを理解してもらって、これから先にも起こる可能性のある受傷を未然に防ぐことが必要だと思います。


管理人  [2001/09/24 Mon 13:55:18]

sugapさんへ

このページに脳外傷関連の書籍について案内が出ていますよ。

http://www.hat.hi-ho.ne.jp/nagoya-mizuho/publication.htm

参考になれば幸いです。

管理人


sugap  [2001/09/21 Fri 21:18:00]

ぱうぜさん

お返事ありがとう。
私の兄の奇妙な行動に家族は良く分からず、「ADHD」という症状に関する本を徹底的に読みました。でも、それよりも兄は頭に怪我をする事故がとても多かったことを思い出しました。幼年期テンカンの発作で風呂で足を滑らせて頭を打ったこと、高校時代自転車に乗ってつんのめって頭蓋骨骨折脳挫傷、高速道路のトンネルに車をぶつけて全損事故、ムチウチ程度。

そんな大きい事故のほかに、その他にも、通学中に兄と車との正面衝突、車のタイヤが滑ってパチンコ屋の駐車場に突っ込み事件、毎月毎月なにかしら事故を起こしていたのです。

落ち着きがないと家族はあきれていましたが、兄にとっては毎日が命がけだったのかもしれません。(といっても、不注意といってもよいのですが。)

皆さんが脳外傷でがんばっていらっしゃるお話を伺い、私も家族を促し、もっと兄の病気について考える時間をもっていも良いのではないかと思いました。

また、お話を聞きにきます。このHPを田舎の両親に知らせたいと思います。


NaA  [2001/09/21 Fri 15:53:53]

きみさん、

うちの息子は言葉が出ません。オウム返しで書くことはなんとかできますが。きみさんの息子さんは事故後まだ7ヶ月なので、もう少しすればまた一緒にお風呂に入れるでしょう。うちは1年半くらいから何とかお風呂に一緒に入れるようになりました。シャワー用車いすと、何とか手すりを持って立つことができ、湯船の横に座ることができるからです。この間初めて温泉に行きました。僕の弟が一緒に入ってくれました。湯船の横に座らせて、ちょっと熱いかなあと言ってたら、自分でお湯に手をつけていました。全く意思表示ができない人、うちのように頷くことくらいしかできない人もかなりいますので、しゃべれる人がうらやましいですが、障害の軽重と介護の軽重とは一致しませんね。

おっしゃるように父親と息子の関係は特別だと、息子がこうなって初めて思いました。何か自分の体の半分がなくなったみたいですね。息子の独特の発想や笑い声が懐かしく、今の彼を見るとかわいいと同時に悲しくもあります。


きみ  [2001/09/20 Thu 23:16:25]
http://homepage2.nifty.com/380net

NaAさん
辛い一日でしたね。お察しします。本当に色々な意味で父親が息子に持つ感情は特別なものがあると思います。何も力になれず残念です。

僕も次男が小4にしては大人びていていつも励まされていたものですから、今回の事故でそのやさしさや、感受性が壊されてしまったことになんとも言えない憤りを感じて、立ち治るどころか、日に日に落ち込んでいます。僕は毎日お風呂で次男の「ぷふぁー、最高」と言う言葉を聞くのが大好きでした。

なかなか現実を受け入れられない状況に日々苦しんでいることと思います。何かありましたら直接メールしてください。多分僕の方が年下ですから役立たないかもしれませんが・・・

それでは


NaA  [2001/09/20 Thu 12:15:49]

<退学届け>

事故から2年数ヶ月がたちました。
大学院に入って初めて勉強がおもしろいと言っていた矢先の事故でした。
この間、大学院へ退学届けを出し、初めて車いすの息子を連れて大学院の研究室を訪ねました。
息子が残した資料、本、学会発表論文の写しなどをいただき、お世話になった助教授にお礼を言うためでした。
メモにはこまごまと難しい数式が書かれ、アメリカの某学者の説に対する反論をオリジナルで書いたものですと助教授に教えていただいた論文を見るにつけ、今は足し算が怪しい息子が不憫で辛いでした。

お世話になったんですといってくれる後輩にも、息子は何も言えず、何を考えているのか判りません。
ただ、帰ろうかと僕がいうと、息子は大きく頷きました。
別れ際、助教授と握手をしました。これで良かったのだと思いました。

今は、例外措置として、知的障害者のデイケアに週1で通っています。


ひまわり  [2001/09/20 Thu 00:23:22]

ひさしぶりでお邪魔したら 以前のうちの息子とおなじことが話題になっていたので びっくりしました。うちでも 入院中に 看護婦さんにむけて しもの話ばかりを 異常に話つづけて 困ったときがあったのを思い出しました。あのときは いつもあやまっていましたが なぜか決まった人にだけ言うので 参ったものです。
 しかし、看護婦さんいわく 女の人にダレカレ構わず 抱きつくようになる人がいるから そうじゃなくてよかったね!と 変な慰めをいただきました。が そのうち自然に治まってきました。
  その後 でてきたのが 20歳からこどもにもどってしまっていたので 外でもどこでも関係なく 下着の中に手をいれたまま 動き回る事でした。これも時期がくるまで じっとがまんで 乗り越えました。
 いろいろ通り過ぎてきましたが まだ しゃべりだすと 止まらなかったり 人のことを悪く汚い言葉で いい続けるときが あります。これは。精神的に落着いていない時にひどく 聞き苦しくて 疲れきってしまうのですがあいずちをうたなかったり いなくなると ひどくあちこちたたいたり こわしたりすることはもう3年余りやっているので 慣れというか、まあ昨年よりは すこしいい方向にきているということで 進歩したと受け止めています。
 徐々にでは ありますが 一昨年よりは去年 今年と 良いほうへ良いほうへ 前進と信じてやってます。


きみ  [2001/09/19 Wed 23:04:36]
http://homepage2.nifty.com/380net

NaAさん、ばうぜさん
レスどうもありがとうございます。

お二人のコメントにそのとおりだな、と思います。多分すこし落ち着いて考えれば色々と対応すべき方向は思いつくのでしょうが、なかなか気持ちに余裕がなくそうもいきません。そんなときにこのような掲示板で適切な意見をいただけることに感謝しています。

来週は養護学校の開放見学日なので参考までに見てこようと思います。

それでは


ぱうぜ  [2001/09/19 Wed 15:58:45]

きみさん、こんにちは。

私は4歳で事故に遭ったのですが、おしゃべりが止められないことがしばしばありました。内容についてはあまり記憶が無いですが、頭に浮かんだことを延々としゃべり続けてしまうのです。相手がちゃんと聞いているか、聞き流しているかには気づかないので、悪口に聞こえても悪意でしゃべっているわけでないし、正論であるだけに相手が傷ついたこともあったようです。今でも時々おしゃべりを止められなくなることがありますが、多少場違いでも趣味の範疇の話であれば無難に済みます。

普通の大人でも話の種に困って、しかも何か話さないと気まずいようなときや、場を和ませたいときには、下ネタトークをすることを何かで読んだことがあります。「上品に」ジョークということは子供には無理ですし、もしかしたら脳障害のためジョークという話し方が獲得できないかも知れません。

事故後、ちゃんと話せなかったのだから、今は話せること自体がうれしいのだと思います。ただ、ずっと病院にいたので話すことが他に見つからないのでしょう。理解の程度に合った物語の本とか読んであげたりして、下ネタを持ち出さなくても良いように話題を増やしてあげれば良いと思います。

私は具体的な本については何も情報を持ってませんが、最近は大人も子供も一緒に楽しめるような絵本も出版されているそうですし、書店で探してみてはどうでしょう。本を与えてみることで、文字を読んで理解できるかどうか、絵を見て理解するほうが良いか、自分に合った情報の取り込み方を見つけることができて、脳の刺激にもなり、学業も目標圏内に入ってきます。

何か人が興味を持って聞いてくれる話題が見つかれば本人の自信になります。無理強いせずに、可能性を見つけてあげてください。


sugapさん、こんにちは。

お兄さんは多分、状況を認識していないと思われます。なぜ以前とは違ってしまったのか分からない、受け入れ難いという心理状態では怒鳴りたくなるのも無理はないと思います。周囲が怒っても反感を持たれるだけでしょう。

まず、脳外傷のせいで変わってしまったことを認識してもらう必要があります。でも、これはご本人にとって大変つらいことなので、周囲の方々にしっかり支られているという信頼感が得られなくてはなりません。そうすれば、事実を受け入れて、なお絶望しないということが可能になると思うのですが。

私には事故前の自分の記憶が無いので、あまりお役に立てなくてすみません。

では、失礼します。


NaA  [2001/09/19 Wed 14:53:36]

きみさん、

精神科医として、脳外傷の父親として私見を述べます。
声が出るようになって良かったですね。下ネタが多いのは、一時的なものであればいいのですが、高次脳機能障害の症状の一つである脱抑制の可能性もあります。精神安定剤を飲んでいれば同様の症状が出ることもありますので、医師と相談してください。

下ネタには反応しない方が良いと思います。できればあまり興味がないという風に距離を置いてはいかがでしょう。しかりつけるのはよくありません。そして、下ネタでない話にはそばに寄ったり、笑ったりと注意を向けてあげましょう。


きみ  [2001/09/19 Wed 08:58:21]
http://homepage2.nifty.com/380net

皆さん

今回は皆さんの経験を教えてください。
我が家の息子は事故後7カ月過ぎました。身体障害も重くまだ入院中です。ここ数日は調子が良いのか、少し声も大きくなり(これまではささやくような感じ)おしゃべりになりました。ただ下ネタや乱暴な言葉が多く、注意はするものの悪いことと思っていないようです。確かに悪いことは言っていません。基本的に正論に近いことばかりです。本音といえばよいのでしょうか。社会では本音を言いすぎて気まずい場面がよくありますよね。

質問は、乱暴な言葉の事例はよく聞くのですが、下ネタトークはどうでしょう。人間の欲求の深い部分ですから皆経験があるのでしょうか?いずれ理性?が働いて言わなくなるのでしょうか?ご経験をお教えください。どうしてやめさせようかということではないのですが・・・


sugap  [2001/09/18 Tue 23:25:52]

管理人さん、ありがとうございます。

やはり、そうでしたか。なかなか、家族には理解しがたい行動も、本人にとっては必死だったでしょう。

医学的に、もしくは家族の接し方としてはどのように対応したらよいのでしょうか。

私としては、負ってしまった傷は、運命だと思います。補償を取るというより、家族に与えられた試練として、兄のことを考えてあげたいと思います。

何か良い著書、経験談等ありましたら教えてください。


管理人  [2001/09/18 Tue 05:07:08]

sugap さんへ

あなたのお兄さんには典型的な脳外傷の症状が出ています。今は私の母が事故にあった平成7年当時と違って脳外傷に理解のある医者もかなり増えていますから、もし事故の補償が無かったりしたらちゃんと手続きをするべきです。中には10代のときに脳外傷を負い、仕事は勤まらず、次々と借金を増やし(前に借金したことを全く覚えていない)、財産を全て無くし、脳外傷が原因だと気づいたのは40代半ばを過ぎていた、という例もあります。


きみ  [2001/09/16 Sun 23:20:08]
http://homepage2.nifty.com/380net

ももさん、こんばんわ

子供や若年層の交通事故等による高次脳機能障害の問題に直面しています。我が家の場合には、四肢マヒのため身体障害も1級相当ですから、実質的に障害者福祉の世界になります。最近は、体はともかく頭だけでもしっかりして欲しいと思っています。それほど高次脳機能障害は身体障害以上に社会復帰のハードルになるように思います。極端な話、車椅子や寝たきりでも頭がしっかりしていれば学業・恋愛・就職など社会と関わっていくことができます。(乙武くんのように、確か以前もそんなカキコがあったと記憶していますが・・)

幸いにして我々両親がまだ40歳と働きながら次男の面倒を見れる状況ですから、今のうちに将来の次男の生活基盤をなんとかしっかりしていきたいと思っています。
ひとつは障害年金や貯蓄になります。
ひとつは社会生活に対応できる能力をつけさせてあげること(できるだけ)
ひとつは高次脳機能障害等の社会福祉制度を充実させてあげること
ひとつは社会福祉施設を自ら設立すること、かな?
ともかく「引きこもらずに」「はずかしがらずに」できるだけ社会・友達と接する機会を設けてあげようと思います。
それでは、また


てんてん  [2001/09/14 Fri 22:47:07]

モモさん、こんばんは。お久しぶりです。

私もモモさんが書いてくださったことと同じような問題意識をもっていました。私自身の、これまでの経験の中心は、高次脳機能の障害を持って学校の中で暮らしたというのことだったからです。やはり、いろいろな面で苦労しました。後から来る人たちには、同じ経験はさせたくないですよ。

以前、カキコしたことがあったように、私個人の意見としては、高次脳機能の障害者は、ほかの、例えば自閉症や他動性注意障害などの発達性(と言われている)障害をお持ちの方とも、またいわゆる精神病者とも似ている面があると感じています。まだ、実際に当事者の方々とお会いした経験は浅いのですが、特に、世の中で生き辛さが生じる原因(見た目の普通さと行動・言動などとのギャップ、自身が認知している世界と周囲の健全そうな人が認知している世界とのズレなど。)や、より良い生活環境を作るために、障害の当事者や、その家族を含めたその当事者の周囲にいる関係者が求められる発想の転換の内容などに、かなり高い類似性があるのではないかと踏んでいます。

異論が出ることを承知で述べますと、精神病者の方々と私たちの社会生活上のニーズは共通していると実感しつつあります。本の世界だけでいうならば、自閉症などの「生まれながら」の障害をお持ちの方々とも、共通する面は多いと思っています。モモさんの目にはどうしょうか?

教育システムのお話がありましたが、私も以前、その実現について考えたことがありました。高次脳機能障害よりも、ずっと早くその存在を知られていた自閉症の方々の場合でも教育のサポートは他のより良く知られている障害の方々と比べて遅れているそうですが、特に、高機能とされる方々、アスペルがー症候群と呼ばれる方々のような軽症とされる方々のサポートは無いに等しいそうですね。その状況は客観的な身体障害が無く、障害自体の病巣の存在を特定出来ないケースの高次脳機能障害者にも同じです。

高次脳機能障害者向けの教育システムを作るためには、まず、特別な措置の要性があるのだということを、多くの方に理解していただかなくては行けないと考えます。そのためには、現段階では、残念ながら重度軽度の区切りに起因する壁があるのは事実ですから、学校にすぐに戻れるほどの軽症者には、すぐに戻れるがゆえに、状況が作る重い障害が存在するのだということを、より重症の高次脳機能障害の仲間とそのご家族に知っていただき、真に理解していただく必要が有るように感じています。そして、高次脳機能障害の仲間たちは、他の障害を持った方々と相互に理解を深め、違いではなく、共通点を見つけていくことも重要だと思います。難しいことに変わりは無いでしょうが、その共通点を基点することで社会的に見て、それだけ必要性が認められやすくなるでしょうし、その恩恵を享受できる人はより増える事と思います。

障害を負っていなくても、生きることは苦しいはずです。学校の生活だって、そういう面では同じ。より多くの普通であるがゆえに悩み、苦しんでいる同級生の中で、特別な措置を受けることは、やはり難しいのですから、「理解」という課題は避けてはならないと思います。

長くなりました。モモさんはどう考えられるでしょうか?当事者の方に限らず、他の皆さんはどう考えられるでしょうか?良かったら、不足な点や、問題点などを一緒に考えていただけませんか?


sugap  [2001/09/14 Fri 21:03:16]

私の兄の話を聞いてください。

兄は学生時代自転車事故で脳挫傷になりました。バスとの競走中、飛び出してきた猫に驚き急ブレーキをかけた瞬間つんのめってしまったとか。

あれから、少しずつ、辛抱できない性格になりました。人格が変わったというか、計画性がなくなったんです。すぐ怒鳴ったり、お金を計画せず使い切ってしまったり。周囲が怒ると貝になって黙ってしまうんです。

性格の問題では片付けられなくなりました。こういう経験のある方っていらっしゃいますか?


モモ  [2001/09/14 Fri 20:33:48]

きみ様

はし゜めまして、高次脳機能障害のモモです。純生君の元気ですが、

最近、脳外傷問題の掲示板版やメールをいただくなかで、若い方や幼児の方か゛、交通事故にあわれて脳に障害が残り、復学の問題等があります。実は、モモの弟は、脳に軽い障害があり、高機自閉症で、学業についていけず、辛い日々を送っていました。成人になっていますが、幼児期に体験したことがトラウマになっていています。見た目が普通ですが、日常生活困ることがあります。弟もみていますので、若い人や幼児の脳外傷の問題とうは、これから真剣に取り組みたいと思います。

幼児や青年期で、高次脳機能障害になり、学業がついていけない大変重要な問題だと思います、学校教育のおいて、青年期の時に身の付けなくては、いけない能力、知能や教養と特に集団生活とう課題は、たくさんあります。脳外傷の後遺症が残り、学業において、支章があることがあります。ただ、勉強がついていかない、図工ができない。絵がかけない。等さまざまなな問題があります。他人の教師は、「親の教育がわるい、本人の努力が足りない、」さ言い訳をしてきます。外見は、障害もなく見た目が普通な子供は、周りに変わったこと子供といわれます。教師のひとも、脳外傷を理解してもらい。勉強してもらう必要性があると思います。将来、脳外傷子供たちの専門の教育システムができるべきです。そのため、脳外傷問題はがんばります。失語症のために、文書がまとまりがなく、支離滅裂なところがありますが、すいません。
モモ


嗷  [2001/09/14 Fri 16:16:49]

森さま

はじめまして、モモです。ハイリハ東京のHPを拝見しています。前に、交通事故の被害者の会の関係から、「ハイリハ東京は、高次脳機能障害の問題、積極的に取り組んで、とても、すばらしい会だと。」聞きました。また、東京へいく機会があればお伺いしたいと思います。
これからも、いろいろ教えてください。

高次脳機能障害のモモ


てんてん  [2001/09/10 Mon 21:11:17]

皆さん、お元気ですか?久し振りに来ました。

モモさん、相変わらずやってますね?

ぱうぜさん、お元気ですか?

かっつあんさん、免許のこと、どうなりました?大変なことになってしまいましたね。その分、なにか良いことがあると良いですね。

もりさん、ど〜もです。なにやら行き違いがあったみたいだね。(笑)

ところで、荒井さん、いろんな人の意見を聞きたいっていうのは、わがままなことじゃないですよ。私もいろんな人の意見が聞きたいです。そう思ってます。これからもどうぞよろしくお願いします。

ところで、障害需要は障害”受容”のことですか?それとも、障害を負ってから必要になることと言う意味ですか?

いずれにせよ、私も、荒井さんの意見に賛成ですよ。私自身の心の中では、元の自分の影がないわけではないですが、今、とても気分よく暮らしているんですよ。そうなったのは、一言で言えば、元に戻る努力から、今の自分が持っている力で生きる努力に割り切って考えはじめ、気持ちをがらりと入れ替えたことが大きかったと思っています。一言で言うと、簡単ですけど、この過程は長く苦しく複雑でした。それは一言では言えませんね。それは荒井さんにはお分かりいただけますか?

それでは、またそのうち。


きみ  [2001/09/10 Mon 11:55:15]
http://homepage2.nifty.com/380net

管理人様

先日、リンクの許可をいただき貼らせていただいていましたが、今回私のHPをリニューアルするに際して、最も掲示板の活発な「脳外傷問題掲示版」を紹介させていただきました。

下記の森さんからのメールはそのためにちょっとした勘違いでこちらに書き込まれたようです。すみません。脳外傷に関する書き込みであれば問題ないと思うのですが・・スムーズにいかずにご迷惑をかけるようでしたら削除しますので、様子を見させていただければ幸いです。

一度HPを見ていただけますか?

ハイリハ東京の森さん
純生への励ましありがとうございます。できましたら380netの掲示板に書き込んでいただくと助かります。直接、脳外傷に関
するテーマであればもちろんこちらでよいと思いますが・・

よろしくお願いいたします。


もり  [2001/09/10 Mon 10:06:50]
http://www.hirehatokyo.com

きみさん、お久しぶりです、ハイリハ東京の森 国博です。この度は相互リンクをしていただいて有り難うございました。
また、HPも一新されて爽やかになりましたね。思わず見とれてしまいました。
純生君はお元気ですか?
若いからどんどん回復していくと思います。
それと22日の運動会は楽しみですね。
たくさんの友達に会えてそれがまたリハビリの励みになるといいですね。

それでは
これからもよろしくお願い致します。


きみ  [2001/08/31 Fri 00:26:29]
http://homepage2.nifty.com/380net

モモさん、こんばんわ
純生のHP見てくれてありがとう。
さっき帰ってきたので、今度ゆっくりカキコしますね。
ではおやすみなさい。


モモ  [2001/08/29 Wed 17:57:29]

皆さん、こんにちはモモです。
今日は、調子がわるいので、文書にまとまりがありませんが
ゆるしてください。
中途障害として、毎日戦っています。
この夏、高次脳機能障害の家族会の人たちよるセミナーが
各地で、開催されたみたいです。
中部地区の三重でも、高次脳機能障害のセミナーが開催されたみたいです。
三重県も高次脳機能障害の問題に積極的に取り組んで見えます。
高次脳機能障害も、社会に認められるようになってきています。

きみさん

こんにちは、モモです。

純生のHP拝見しました。
一日でも、はやく純生君が元気になるように、祈っています。
若くして、交通事故で高次脳機能障害になる増えています。
特に、小学生や復学の問題とうをこれから、脳外傷問題でも取り上げたいです。

チャコさん

お久しぶりです。モモです。

毎日、大変だと思いますが、かんばってください。


チャコ  [2001/08/28 Tue 23:04:23]

 おひさぶりです。主人が事故に遭い、意識不明の状態のときから、この掲示板にはたいへんお世話になりました。ここがご縁で知り合った方もいます。いわばここがあったからこそ、私も今までなんとかやってこれたと感謝のことばもありません。カキコは最近しておりませんが、ずっと訪問させていただいております。事故からまもなく半年です。
 主人は、多発骨折のため、まだまだ治療中です。高次脳機能障害の症状は、やはり顕著ですが、少しずつ落ち着きを取り戻してくれています。今の自分の置かれている状態について、どこまではっきりわかっているか疑問に思うときもあります。それでも、自分がこんな体になった、家族と暮らせない、会社に行けないということなどから、たいへんなことになっているとは徐々にわかっているようです。「情けない」ということばをよく口にだします。純子さんが、障害受容について苦しんでおられますが、主人の姿をみていて思います。人間って回りに認めて欲しいという本能的な欲求がありますよね。いくら障害を持ったご本人が、今の自分を受け入れて強くなろうとしても、1人でがんばっていたら本当に苦しいものですよね。私たち家族を始めとする回りの人間が、その障害を受容していくことから始まるのではないでしょうか。障害を持ってしまった方に「ガンバレ、障害を受容しなさい」っていくら回りの人間が言っても、その人達が、その人の障害を理解していくことが最優先ですよね。家族が障害を持ったからこそ、見えてきたものがあるような気がします。きみさんもそうですよね。(いつも、ホームページ拝見させていただきております。純生君、とてもかわいいですね)
 純子さんの意図とは違うかもしれませんが、でも、障害のある人を1人でがんばらせてはいけないんだって最近思います。当事者の方のお声をきくことで、私ももっと主人の内面を理解したいと思います。
 


かっつぁん  [2001/08/28 Tue 22:39:00]


みなさん、こんにちわっ、かっつぁんです!

いやいや、やばいですわ…、自動車運転免許が取り上げになりそうなんです。

と言うのも、交通事故を起こしてしまったんですよぉ。
チョイトてんかんを起こしてしまったらしく、その事故の部分はまったく記憶が無いので、ひき逃げ状態になっていたんですよ…。と、言っても、直接の人身事故ではなかったんですけど、お釜を掘ってしまったようで、過失障害的処分を取られそうなんです。

確かに、脳外傷を受けたのは今から7年程前の平成8年秋ですがてんかん抑制剤のエクセグランを服用し始めたのは一昨年(平成11年)からです。

このてんかんを運転中に起こしてしまったようなんですわぁ…。どうしましょうかぁ…。

免許取り消し&被害者補償が待ってますよぉ…。


きみ  [2001/08/27 Mon 22:38:01]
http://homepage2.nifty.com/380net

純子さん、こんばんわ。
僕は脳外傷者ではなく当事者の父親です。
こんな立場の人間も純子さんのいうコミュニケーションの対象でしょうか?

親からみてまだ10年しか生きていない子供が交通事故で四肢マヒ、高次脳機能障害になるなんて不憫(ふびん)でしょうがありません。

僕はこれまで(今も)上場企業の企画部門で「自己責任」の言葉で合理的な提案や活動をしてきました。色々な形で甘える人達、「そうは言っても」と言う旧体質の人達、企業のお荷物のような人達、を嫌ってきました。ところが次男が事故に遭い、仕事も手につかず随分回りに迷惑をかけながら集中治療の時期を過ごしてきました。自分がお荷物になってしまったのです。こんなどうしようもない人間です。

ただ、多かれ少なかれ特に障害などに直面せず生活している人達は、こんなふうに相手の立場にたって考えられない、言ってみれば心の障害者の集まりではないでしょうか?(相手の立場に立って、気持ちをわかろうとする素晴らしいボランティアや福祉関係者も多くいますが・・)

言い古された言葉かもしれませんが、皆、多かれ少なかれ障害を持っている、例えば、目が悪い人もそう、障害の度合いが違うだけなのです。だから、できることを一生懸命やる、一生懸命でなくても楽しく・苦痛なく社会と関わる、ことがまず第一歩ではないでしょうか?

それでも次男にはやっぱり障害の少ない(普通の)人達に負けずに頑張ってもらいたいとまだまだ悟りの開けないダメな父親です。

純子さんのいう「障害需要」ってどんなイメージですか?よければもう少し教えて下さい。

それでは


荒井純子  [2001/08/26 Sun 21:51:32]

「ナナの会」でお世話になっております、荒井純子です。
全国の脳外傷者とコミュニケーションをとりたい・・・と願っています。

いろんな意見を聞きたいのです。
わがままなのか・・・と自分に疑問をかけてしまいますが、多彩な意見を聞くことによって自分も皆さんもどんどんと回復に向かっていくだろうと思えるので、どうぞメッセージを下さい。

私は障害という概念を変えなければならないのか・・・と思っています。
元に戻るではなく、違う自分を作り出さなくてはいけなくなるのが障害需要だと考えます。

かしこ。


管理人  [2001/08/25 Sat 17:40:42]

kimi380 様

書き込みありがとうございます。kimi380さんの書き込みは、みずほの会の掲示板にも転載させて頂きました。より多くの人達の目に留まり、良い情報が寄せられることを祈っています。

T.M. 様

営業担当者は、得てして契約をもらったり守るために、契約者の耳障りの良いことばかり言う傾向があります。その保険商品がどのようなものか分かりませんが、保険という商品の性質上、元本保証というのは元々あり得ないと思った方が良いでしょう。あくまで予定の運用利率が適用された場合につき、たとえば一時払い養老保険の場合、年5%複利で運用した定期預金のようになるというだけで、確約するものではありません。バブル経済全盛の頃は、年8%くらいの複利でまわっていた時期もあったようですが、この不景気のご時世、全くの夢物語となりました。

金融商品はいろいろありますが、お金が本来の価値の代価としての役割よりも、お金それ自体が目的と化してしまっているところに根本的な問題が潜んでいる気がします。お金はあくまで手段にしか過ぎないのです。日本人が一所懸命働いて貯めたお金が合計1500兆円、一方、国の借金は600兆円、今後も赤字国債を発行し続けて行き、それに利子が雪だるま式に加わっていくとすれば、その蓄えも泡沫と消えてなくなります。

また、私たちは皆で知恵を出して、新しい社会構造、産業を構築して行く必要があります。それはもう、もう待ったなしの時にきています。私の住んでいるところの近くにも国の借金で建てた、どう考えても閑古鳥が鳴いているとしか言いようのない立派な施設・建物がゴロゴロしています。

それらが国や地方の財政を圧迫し、ひいては脳外傷患者の社会復帰にはとても予算がまわらない現状があります。しかし、私たちは考えなければなりません。男女の差別、年齢の差別、障害者への差別、それらを越えて、誰でもがより住み良い社会の実現を目指して、誰もが労働に従事できなければ本当の社会ではありません。

保険の満期受け取り金額元本割れは、社会のひずみが反映していると思います。もし、そのような被害者が多くいらっしゃるのなら、連絡を取り合い集団訴訟してみては如何でしょう?もし本当に被害者があなただけでないという認識が保険会社にあるのなら、会社は損害賠償すべきですし、証拠もあるはずです。しっかりと証拠を押さえた上で、勝算ありと思ったら会社に賠償請求をすべきです。場合によっては訴訟も必要でしょう。

かっつぁん 様

職業安定所が健常者・障害者の区別無く職業の斡旋をするようにならなければ、日本は本当の福祉国家とは言えませんね。この投稿は厚生労働省の人達には是非読んでもらいたいです。

これからも、脳外傷患者の現実を知ってもらうためどんどん書き込みをお願いします。

月並みですが、かっつぁんさんが一日も早く理解ある人達のいる職場で働けるよう祈っております。この掲示板をご覧の皆さんの中で何か良い情報がありましたら、かっつあんにメールを出してあげて下さい。

宜しくお願いします!


ところで、このHPは全く脳外傷に縁のない人達にも結構読まれていることが最近分かりました。というのもこんなメールをもらったからです。

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初めまして。

“るいネット”は、「みんなで作る検索サイト」を中心に、本当に良いものを自分たちの手で作り上げていくことを目的とした協働サイトです。

http://www2.rui.ne.jp/ruinet/board/index2.php3

このたびは、上述の「みんなで作る検索サイト」にて貴サイトが推薦されており、興味深く拝見させていただきました。(貴サイトは、「みんなで作る検索サイト」の「科学・理論・思想」にございます。入って左側のインデックスの下部に、サイト名による検索機能がついておりますので、そちらからもご覧いただけます。)

 たくさんの方々の生の声が寄せられている貴サイトは、なくてはならない場であることを痛感いたしました。本当に役に立つ、救われた思いになるサイトはどのようなものであるか、身にしみる思いです。権威を盾に人々の人生を踏みにじる「専門家」への挑戦として、「みんな」が立ち上がる姿はとても頼もしく、勇気づけられます。

貴サイトから拡がるインターネットの可能性を感じ、是非とも相互リンクをお願いしたく、メールを差し上げる次第です。
 
インターネットは、新たな時代を拓くものとして各方面から大きな期待を集めていますが、現状はどのサイトとも「情報の洪水」の中に埋没してしまっています。有り体に云えば、どんなに良質なサイトでも、来訪者や参加者はごく少数で、その質に適わしい輝きを放つことができていないのが、実情ではないでしょうか?

 その状態から脱け出すには、良質サイト群が相互リンク網を作り上げ、誠実で熱心な参加者を共有することが不可欠だと思います。その様な良質サイトのリンク網=ネットワークが形成されれば、ネット世界に一つの上昇圧力が生み出され、それがネット世界全体の質の上昇へもつながってゆくでしょう。

 又、共に社会を築いてゆく上で、閉鎖的な単一集団を超えた信認ネットワークの下で、人材及び情報の交流を図ることこそが、その実現のカギであると考えております。21世紀の主役であり人類の財産でもある人のつながりと情報は、使われれば使われるほど、拡がれば拡がるほど、活きてくるので
はないでしょうか。

 このように、優良サイト群がリンク網を形成してゆくことによって、インターネットによって拓かれた可能性を現実のものにしてゆけるのではないかと考えております。是非とも、貴サイトと相互リンクを形成し、優良サイトのリンク網構築に参加して頂きたく、お願い申し上げます。

 相互間のリンクのみに留まらず、例えば、貴サイトのリンク先で当サイトが優良(誠実)と判断したサイトは当サイトでも紹介させて頂き(リンク先に加え)、逆に当サイトのリンク先の中で貴サイトが優良と判断したサイトを貴サイトでも紹介して頂くといった形で、優良サイトのリンク網が発展してゆくことを愉しみにしております。

当サイトでは、既に数多くの社会派サイトと相互リンクを結ばせていただいております。

 誠に突然のお願い事ではありますが、是非とも貴サイトのリンク先に入れていただきたく存じます。良いお返事がいただければ幸いです。お待ちしております。

"るいネット"
E-mail network@rui.ne.jp


かっつぁん  [2001/08/25 Sat 15:03:45]


みなさん、お久しぶりです!

もうすぐ子供たちの夏休みも終わりますね。
でも、私の夏休みは、まだ続きますわぁ…。

実はですね、8月より働き始めた会社、結局クビになってしまったんですよ…。
脳外傷による記憶力障害が原因で。
これは入社の際の面接で言ってあったはずなのに、『IT系の小さな会社だから
正確さが大切だから、使えない…。』と言われ、給料を封筒にも入れず、
はだかで手渡しされましたよ。

だから、私にとってお盆が明けた今も、まだ夏休みなんですよね。

また職探しの日々が続いてますよ。

では、また。


T.M.  [2001/08/21 Tue 07:46:12]

読売新聞の朝刊(7月26日)「気流」の「納得のいかない生保会社(エジソン生命)の説明」をどう思われますか?
 読売新聞に掲載した内容を書きます。「契約していた東邦生命が破綻し、経営はエジソン生命に引き継がれました。私の営業担当者も、エジソンに移ったため、担当は変わりませんでした。その担当者は、エジソンが契約者に配布した、破綻についての説明文の余白に「ご心配おかけしております。元本割れはしませんので!」と署名入りで自筆して、渡してくれました。その言葉を信じて契約を続けたところ、7月に入って、8月に満期を迎えるとの知らせが届きました。しかし、その説明を読むと、払い戻される金額は「元本割れ」していました。納得がいかず、会社に説明を求めると、法務部長名の回答が届き、「一営業担当者が加筆したことは、甚だ軽率だった」が、「数度の新聞報道などを経て契約条件の変更内容を含む破綻処理案のご案内を送付」したとの説明があるだけでした。元本割れしていないはずだというのは私の誤解で、会社には責任がないというのです。保険を契約する場合、一般には直に接触する営業担当者の説明を信じるのではないでしょうか。担当者の言葉を信用せず、詳しい約款や法律の条文を逐一理解しろというのなら、最初から担当者はいりません。営業担当者の虚言は絶対あってはならないし、虚言があった場合には、その責任の所在を明確にする必要があると思います。社員に虚言があっても、会社は無関係とする態度は、とても理解に苦しみます。」
その後この被害は私一人ではないこともわかってきました。その後さらに会社は「お前だけではないのだ」と言わんばかりです。


kimi380  [2001/08/16 Thu 21:38:33]
http://homepage2.nifty.com/380net

こんばんわ
久しぶりに書き込みさせていただきます。会社のお盆休みを利用して、事故後6カ月目の次男(小5)を自宅に外泊させたり、病院のリハビリに付き添ったり、身体障害者手帳(1級)の申請をしたり、集中してケアしています。

その中で、一緒にリハビリをしている若者達(どちらも二十歳)が、いまだ重度の障害(全介助)を持ったまま、在宅にも戻れず、次の病院もなかなか決まらずいわゆる施設を捜しているものの中々空きがないとの話を聞きました。安易な投げかけかもしれませんが、何とかならないものでしょうか?
当事者は全介助が必要な状態(左半身マヒ、右も失調が強く、典型的な高次脳機能障害)であり、病院も受け入れに難色を示しているようです。数ヶ月おきに病院を捜し続けなければならないのか、更生施設など入るのは難しいのか、お教えください。

我が家の場合は、もう少し身体的なリハビリを集中的に入院してやった後で年内をめどに在宅に移りたいと考えていますが、様々な家庭の事情で在宅もままならない方も多いようです。親からすればかなり介護が必要な状態の子供の将来を考えると大変悲観的な考えしかできなくなります。できるだけ早く良いアドバイスができないかと思っています。よろしくお願いします。
我が家も僕達両親が元気なうちはどんなことをしてでも頑張ろうと思いますが、僕達が居なくなった後のことを考えると人事のような気がしません。親が居なくなった後の(障害の重い)子供達はどうなるのでしょうか?

何卒よろしくお願いします。


管理人  [2001/08/16 Thu 17:35:40]

ぼうぜさん、ママさんへの回答ありがとうございました。私も自分の母についてならわかるのですが、彼女は全く働けない状態ですし・・・。よく似た境遇にある方が回答してくださると非常に助かります。

ママさん、どうでしょう?他にも同じような境遇にある方がこの掲示板に何人も書き込みをしていらっしゃいます。メールアドレスの分かる方には直接お聞きになったりしてみては如何でしょうか?

記憶に関してはメモを取るなどして補っている人たちが多いようです。


ぱうぜ  [2001/08/16 Thu 14:43:19]

ママさん、はじめまして。

中途障害で職場復帰できたなんて、すごく頑張ったのですね。

緊張すると声がこわばるそうですが、それは誰でも少しはあると思います。あまり気にして緊張するとかえって良くないので、良い状態を保ってそれに慣れるようにすると良いと思います。「リラックス」と「気がたるんでいる」は違うので、変に緊張しないように心がけてみてください。

それから、新しく出会う人のことが覚えられないそうですが、それで仕事に問題が起きていますか? 職場の人間関係が悪化しましたか?特に問題が起きてないなら、あまり気にしなくても良いと思います。別に脳外傷でなくても、話題にならないだけで「顔と名前を一致させるのが苦手」という人はいますし、それもその人の個性の一部として周囲に受け入れられていませんか?

事故以前は一度ですぐに覚えられたとしたら、そこまで戻すのは無理かもしれません。でも、数回会って顔見知りだと自分でわかれば、それで足りることの方が多いと思いませんか?

私について言えば、初対面の人のことはほとんど記憶に残りません。数回会っているうちに、その人だと見分けがついても、たいてい名前は分かりません。ほとんど毎日話していて半年たっても名前がわからないことも多いです。でも、会えば会釈ぐらいできるので、特に問題は起きてません。これで20年も会社員をやってます。交通事故は4歳の時で、ずっとそうですが、本人はもちろん、周囲にもそれが障害だと気づいた人はいませんでした。

では、失礼します。


ママ  [2001/08/14 Tue 03:11:45]

はじめてメールを出します。
私は、今から2年半前に、自転車に乗っていて、車とぶつかり、道路に頭を強く打ってしまいました。脳挫傷の診断で、3週間ほど意識がなかったようです。事故のことなど全然覚えてなくって、気がついたら、病院のベッドに寝ていました。その時は、下半身しびれて、動くことなどできなかったし、舌も、もつれて話すのは、難しかったしひどい状態でした。
リハビリがんばってなんとか生活してます。職場にも復帰しました。リラックスしていたら、普通に話すことはできますが、少しでも緊張すると、声がこわばります。もの覚えがとても悪くて、特に新しく出会う人のことなど覚えられません。職場の人には、あまり言ってないのですが、はっきりわかったら、首かな?と思っています。記憶などよくなるのでしょうか?


てんてん  [2001/08/09 Thu 23:52:44]

みなさん、こんばんは。

>ぱうぜさんへ。レスありがとうございます。「共感」という言葉をめぐって、なんだかぱうぜさんを振り回してしまっているような気がしてきましたので、もうちょっと詳しくお話したいです。

ぱうぜさんは、私をぱうぜさんの回りの方と同じようなところにいる者として想定なさったようですが、それははずれかもしれません。ぱうぜさんの言葉を借りると、自分が属する集団に「共感」はありません。ぱうぜさんがいう集団に対する「共感」は。私の言い方では、「帰属意識」とか「共同意識」とかいうようなものに近そうですが、自分が属する集団があるということを意識することは難しいことですので、直感的に集団と自分の間の何かを受け止めることがしづらいんですよ。あ、べつに、悩んでもいません、私にとっては、人と何か違うのは事実で、事実は事実、ただそれだけなんですよ。(^^)>

それから「共感」(という言葉の指すもの)についてですが、私とぱうぜさんが違うところは、ぱうぜさんがそれを感情のひとつのように捉えてらっしゃるところのようだと思いました。その点は私は違います。私にとっての「共感する」という言葉は、実はもっと機械的な作業のことですよ。やはり、得られた情報から理解する努力を抜きしては、とても人付き合いなんて出来ません。情報に対するアンテナは、受け止められない情報がある分だけ補うように、何もない人より研ぎ澄まされているかもしれないと思うこともありますけど、いつでもベストな状態とは限らないですし。

でも最近、「共感」と言う言葉を使いたくなってしょうがないんです。それは今年になって出会った方々との間で、その時に理解する作業が信じられないくらい楽な方だったことがあったからです。脳外傷の当事者仲間に限らずです。その体験は驚きでしたよ。で、作業がしやすい場合は、「共感した」って言葉を使ってもいいかなあって思い始めたんです。だから、やたらに「共感」という言葉を使ってしまいます。

振り回すようなことになってしまって、ゴメンナサイ。あんまり気にしないでください。ぱうぜさんはこれまで長い時間いろいろと考えて来られたんですね。一つ一つの言葉からそう感じます。すごいですね。

>井上と言いますさんへ。私もぱうぜさんが書いていることに賛成します。私の経験的に良かったことを付けたすと、振り子のようなもの(五円玉を糸にぶら下げるとか)を用意して、目の前で左右に振り、嫌なことを思い浮かべながら、それを目で追ってみてください。ばかばかしいように思われるかもしれませんけど、結構、不思議と気分が平静になって澄んでくるのを感じられると思います。心理学の療法にも、眼球を左右に動かすのがあるそうです。それと似たような物じゃないかなと思ってます。後は、自分のペースで散歩すること(無目的に歩く)も、思考のリズムを整えたり、自分の存在を確かめたりするのに良いようです。私は、散歩で卒論をクリアしたと言っても過言ではないくらい、歩き回りました。参考までにどうぞ。


ぱうぜ  [2001/08/07 Tue 11:57:33]

「井上と言います」さん、こんにちは。

どなたも回答しないようですので、私は専門家ではありませんが、経験から少しお話させていただきます。

突然でぶしつけですが、ご自身のことをよく考えてみてください。感情のコントロールがうまくいかないように思えますが、いつも気分が落ち込む方へ行くのですか? 楽しいと感じることはありますか?睡眠はちゃんととれていますか?

脳外傷でも、気分的なことに関する症状は対処療法で結構改善します。気分の波を薬で押さえ込むというのでなく、ひどく落ち込むのを防ぐという程度に考え、平常心を保つように心がけてみてください。

辛いことがあれば気分がふさぐのは当たり前です。「死にたい」と口癖のようになっているなら「なんとかなる」に変えてみるのも自己暗示のようになって「死にたい」に短絡しなくなります。

ただし、気分の波が激しいといっても、落ち込むと1週間ぐらい立ち直れない場合は軽いウツ病の可能性があります。最近は神経科なども行きやすくなっているので、相談してみても良いと思います。「普通の脳」の状態でないので、合う薬がなかなか見つからないかもしれませんが、根気良く探してみてください。薬に頼ろうというつもりでいると大変かもしれません。あくまで補助と考えると良いと思います。

変な言い方ですが、「感情面の自覚症状は繰り返すと癖になる」ので、早めの手当てが有効だと思います。


それから、てんてんさんへ。

「共感」という言葉の捉え方が違っているように感じたそうですが、多分その通りだと思います。普通なら、「集団に共通の文化的背景」といえるようなことでも、形式や手続き上は自分が属している集団に対してさえも私には「共感」がありません。

「共感」が無いのはグループの集団心理に影響されないので、グループがうろたえているときに冷静な判断ができるという利点があります。集団を支配しようとする「ボス」には反感を持たれたりしますが、私の冷静さが集団の危機を救うこともあるので、しぶしぶ認めてもらうことになります。だから、私は「共感」できないことを悩んではいません。相手が感情的になるので厄介だと思うだけです。

では、失礼します。


井上と言います  [2001/08/04 Sat 20:56:32]

私の意識を失っていた期間は2週間で、現在は大学に通うことができているので、かなり軽度の脳外傷だと思います。
ですが気分の波がとても激しく、ちょっとした辛いことがあるとすぐ死にたくなってしまいます。気分の波が激しいことを薬で抑えることはできるでしょうか。


てんてん  [2001/08/01 Wed 19:24:38]

かっつぁんさん、ぱうぜさん、こんにちは。レスありがとうございました。

>かっつぁんさん。お気遣い。ありがとうございます。お互い、生きるのをがんばりましょう。でも、他の障害の方々の話を聞くと、日本では障害って認められれば必要な助け得られるかと言ったら、案外そうじゃないようですし、そもそも、自分はどう言う助けがあればいいのか、分からないから、漠然と認められればいいとは言ってられないなあと感じてます。誰かに「あなたは、これこれこういう障害なんだよ。」って説明されても、飲み込めなさそうです。今の私からは多分これまでに経験した苦労は観察出来ないだろうし、こちらにはそういう経験の思い出もないわけではないから、言っていることは理解できたとしても、すぐには納得はできないだろうなあ、と思います。そう言う経験は何度かありますが、そういう時、こっちも何かを期待してるから、がっかりするだろうなあ。

>ぱうぜさん。確かに、何かを期待しているよな書き方でしたね。「共感」という言葉の捉え方が違っているように感じましたが、上手く説明出来ません。ただ、期待しているような書き方に負担を感じられたとしたら、ごめんなさい。それから、情報ありがとうございます。確かに、私はぱうぜさんに、親しみを感じています。それというのも、私にも自分で自分に障害があるということに気付いて、確かめてきた経緯があったからです。原因となった怪我をした年齢は全然違いますし、今の年齢も私の方が若くだいぶ離れているようですが、私にも気が滅入るような経験がたくさんありますので、ぱうぜさんが書いてくださることに非常に興味を惹かれます。自分では見合った表現が見つからずに書けなくて、もどかしく思っていることも、ぱうぜさんのカキコのところどころに見られて、勉強になります。「自己表現もままならないのに、うまくそれに答えられないと・・・」のくだりなどは、ああ、そうだ。と手を叩きたい気持ちでした。とにかく、いろいろと配慮してくださって、ありがとうございました。

ではでは、またそのうち現れます。


ぱうぜ  [2001/07/31 Tue 15:53:03]

てんてんさん、こんにちは。

少しだけ誤解があるようなので、書いておきます。「共感」という感情は相手に自分と同じような感じ方を求める場合と、自分が相手と同じように感じていると伝える場合の2種類あると思います。自動的に「共感」が成立するような人間関係ではこの2種類は意識ざれず、問題にもならないことでしょう。

「共感」が成り立っていない場合でも、相手から「共感」を求められれば「私はそうは思わない」と言えば済むことで、これは誰でも(多少嫌な思いをしても)しばしば価値観が違うという明白な事実として認め合うことができます。でも「共感を感じる」と伝えることは少し違うと思います。 

私が最も困るのがこういう「共感」です。「共感」を感じたとか「親しみ」を覚えたと相手に伝えることは、無意識に相手に何かを期待しているように思います。もっと何か知らせて欲しいとか、何かの役割分担を想定しているということです。控えめながらも、てんてんさんももっとよく知りたいと書いてますね。

自己表現もままならないのに、うまくそれに応えられないと「無視された」とか「折角の気分が台無しだ」とか感情的になって悪く受け取られたり、「気が利かない」と言われることが多いです。

というわけで、てんてんさんがご自身の障害について知るために比較検討の材料を私に求めているのであれば、もう一つ引用しておきます。トップページが「EyeEyeリハビリ」というHPのサブページ「右半球症状」で見つけたものです。

「要するに、右半球優位とされる機能の多くは意識体験として自覚されうるような心理過程ではないということ.実際に患者が訴えるものの多くは言語や記憶の障害であり、空間性注意障害や運動維持困難などが積極的に訴えられることはない.一般に右半球症候群は検査者が発見しない限り、発見されないのが一つの特徴.」

自分で気づいたのは、私の人生の35年以上におよぶ経験(というよりも家族や私に親しみを持って近づいてきた人たちの「証言」)の蓄積によります。言った相手もそれが私の障害だは思いもよらず個性だと思っていたようですが、私自身でも認識しない受け入れ難いことを言われたという記憶は気の滅入るものでした。

では、失礼します。


かっつぁん  [2001/07/29 Sun 22:31:17]

みなさん、こんにちは!

てんてんさん、レスありがとうゴザリマスです!
いやいや、謝ることなんかないんですよぉ。
単においらが強気な態度で頑張っているだけっすから…。
でも、わたしたちにも早くに高次脳機能障害ていう障害が認められればいいっすよねぇ。
脳機能障害者たちは外見は一般の人と変わりないのに、一般生活が送るのに支障が有るんですからね…。

とにもかくにも、頑張っていきましょうや!

では、また。


てんてん  [2001/07/29 Sun 16:26:30]

かっつぁんさん、ぱうぜさん、こんにちは。レスありがとうございました、私はすぐにレスできないことがあるのですがよろしくお願いします。

>かっつぁんさん。同じお医者さんにかかれたなんて、ラッキーですね。また、ほんと、余計なことを書きましたね、ゴメンナサイ。m(_ _)m

実は、ああ書いてしまった背景に、最近、気になっていることがあるんです。最近は、自賠責保険で高次脳機能障害の等級認定制度を作る動きや、医療の場で高次脳機能障害者の復職復学のモデル事業が始まるなどのことがありますよね。これらのことには、私個人的にはこれから多少は高次脳機能障害という障害の形を見定める動きが始まったと期待している面もあります。もうしばらくしたら、高次脳機能障害者と認められる人は世の中にあふれて来るかもしれませんよね。おそらく、それによって救われる人も多く出るでしょう。

でも、症状には多様さがあるのですから全体的には楽観は出来ないようにも感じています。医療や福祉と一般の社会生活は別物だと思うからです。一般の人からすれば、まったく知らなかった「高次脳機能障害」という障害が急に現れたような感覚があるかもしれません。その場合、高次脳機能障害という言葉が広まることは、偏見や差別、あるいはもっと個人的なストレスの原因が増えることにもなるかもしれません。今後、高次脳機能障害者の就職が難しくなったり、職場でも差別、もしかすると、不当解雇が増えたりということも有るんじゃないかなと思っているんです。あくまでも個人的にですけどね。悲しいことですけど、精神科に通っていることが職場で知られて、いじめが始まったなんてこともあるそうですから。そうしたことはやはり特に不安ですよ。

でも、私も未来を見ている生活に賛成ですし、かっつぁんさん、ぱうぜさん(突然名前を入れちゃいました。ゴメンナサイ。)が職場を得ることができた体験は、これからの自分に参考にさせていただきたいです。こちらこそ、よろしくお願いします。

>ぱうぜさんへ。レスありがとうございます。冷静に分析してくださって、本当にありがとうございます。とても大切なことを教えていただきました。共感が無い場合、確かに危険ですね。

私も、実は人からの「共感」に嫌気がさすことがしばしばです。便乗したような書き方になりますが、ぱうぜさんがおっしゃるような、観察、推理の結果、私の言葉や、表情、しぐさの意味を間違って受けとめられている(ように感じる?)ことが多いからです。でも高次脳機能障害の仲間に出会って、本当に、初めて「共感」と呼べそうな感覚を得ました。なぜか自然に伝わっているようだし、こちらもダイレクトに分かる気がするのです。ぱうぜさんが書いてくださった自閉症の方同士の「共感」に近いのでしょうか。私が「共感」という言葉を使う場合のほとんどは、そう言う意味での共感です。ぱうぜさんへのレスの中での「共感」もそういう意味でした。ただし、ぱうぜさんに、私への共感を求めるつもりはありませんのであしからず。

そうそう、ついでなのですけど、自閉症の方々とは、物事の処理の仕方は似ているのだけど、それについての自己評価のようなものが違うような感じもあります。そのへん、ぱうぜさんはどうですか?よかったら、教えてください。


ぱうぜ  [2001/07/28 Sat 15:50:21]

てんてんさん、こんにちは。

ちょっと唐突ですが、てんてんさんは「共感」という認識のしかたをしているのですね。非自閉の人の他者理解の方法は「共感」だそうです。自閉症の場合は、非自閉の人とのコミュニケーションに「共感」という共通基盤は無い、あるいは成立しにくいらしいですが、自閉症どうしの場合は他者理解の方法が似ているという意味での共通基盤があり、本来的に人間が好きな場合が多いので、「共感」を感じることもできるようです。

社会生活においては、高機能自閉症の場合は「少し変わった人」と思われるくらいで、ちゃんと社会的に自立、自活している人も多いようです。社会の一員としてやっていくこともできるし、家庭を持つことも可能でしょう。

高次脳機能障害は症状が多様なので、もちろん自閉症に近い場合もあるでしょう。でも似ているということは、外見が同じに見えるということで、中身によっては「共感」が成立しない場合もあるのです。この場合、社会生活はできても家族の一員としての生活はどうなるでしょうか? 人間関係が濃密になるほど困難が生じることもあるのです。

障害も診断名も、境界がはっきりしているとは思えません。外見が似ているというだけで、中身の違いを見過ごすことは「共感」が成立しなければ危険だと思います。

「共感」が無いということは相手の言うことを「観察、推測して理解する」という、人間関係では失礼ともいえることをしなければなりません。

私は1日のうちのかなりの時間を一人でいることに費やす必要があります。それは他者が「共感を押し付けてくる」ことに対して「注意深くそれに合わせる」というストレスを解消するためです。読書などしてますが、知識を得ることが主目的です。小説などはどんな読み方も自由なので、登場人物を分析的に読むことも失礼にはならないし、対外的な人間関係を円滑にすることにも役立つのです。

では、失礼します。


かっつぁん  [2001/07/28 Sat 08:47:37]


みなさん、こんにちは!

てんてんさん、さっそくの書き込みありがとうゴザリマス。これからも、よろしゅうお願いします。

このページに突然見慣れぬおいらが寄稿した理由はね、ちょいとこちらにおいらの体験も載せてみたいなぁ〜!、って思ったからなんですよぉ…。

と、いうかね。こちらの活動にボランティアとして参加させてもらおうと思ってメールしたんですよ。そうしたらこちらの管理者をされている(?)ミサさんから、掲示板への掲載のお誘いがあったんすよ!

てんてんさんのおっしゃるように、大学院を修了しての就職の時には、自分自身に記憶力障害があるとは思ってもいませんでしたね。担当医師もその事は気付いていなかったのかもしれません。

でも、契約違反だといって解雇に持っていかれたのは今から4年程前の話ですよ。これを弁護士に相談して対処して頂いてどうなるのでしょうか?

自分としては、過去を振り返ってばかりいるよりも、未来を見ている生活をしたいから。

少なくとも脳外傷&記憶力障害という過去を引きずって生きなければならないんですから、未来を見続けていたいですよ!

P.S.そうそう、おいらある意味で運がいいところがあるんですよ。実はね、大学時代の交通事故は神奈川県内で受傷して、T大学病院にお世話になったんですよ。そこの脳神経外科の担当M医師が、今の群馬脳神経外科でも担当医なんですよ。たまたま転勤で群馬に来ていたとかで、おいらの昔のケガをよく知っていたんですよね…。


てんてん  [2001/07/28 Sat 00:33:38]

みなさん、こんばんは。久し振りに来ました。仲間のカキコが増えてますね、うれしいです。ぱうぜさん、タニグチさん、かっつぁんさん、はじめまして。よろしくお願いします。

>ぱうぜさん、はじめまして。自閉症の仲間の人たちと似た方法で障害を補っているということに共感しました。私にはまだ、ぱうぜさんが書いてくださったようにはっきりとこういうところが当てはまるとは言えないのですが、ドナさんの本や自閉症スペクトラムの方々のBBSなんかを覗くと、心理的な部分や対人的な問題の処理の仕方に共感します。そういったところから、問題の実際面を見ると、高次脳機能障害も自閉症も仲間じゃないかなと思うのですけど、彼らはどう捉えるのかな。当然違うところは多いと思います。初めに生まれた時から認知に何らかの障害が有る人と、ぱうぜさんのように例え受傷が子供の時であったとしても、一度はひととおりの認知力を備えて生活していた人とには、物の捉え方に大きな違いがあることは、ものの本によると確からしいからです。けど、違うことより、似ていることがあるということが、大切な気がします。別に、障害を診断名で分ける人たちの意見に、私が従わなければいけないというきまりも無いですしね。こういう考え方はやばいですか?

>タニグチさん、はじめまして。なにもしてもらえない時は、自分で何とかするしかないと思います。厳しいけど、現実はそうみたいです。私も自分でなんとかしなきゃならないクチなんですよ。HP見ました。病院で治療を受けられるようになって、本当によかったですね。たぶん、少しずつ何かしてもらえるようになりますよ。日本では、病院を経由しないと福祉的な援助は得られない仕組みみたいですから。

>かっつぁんさん、はじめまして。再就職先が見つかって、本当によかったですね。本決まりになるといいですね。カキコを読ませていただくと、記憶障害について自分でも分かっていなかったと言うことは、医者がそれと受け止めていなかったように思えるんですけど、あってますか?医療的にも、福祉的にもケアの受けようのない障害について、事前に説明が無かったとして契約違反と言うのはちょっと変な気がしました。かっつぁんさん自身も記憶障害の事実を知らなかったんですもの。落ち着いたら、このことを、一度弁護士に相談して見たらどうかななどと単純に思ってしまいましたけど、余計なお世話ですね。すみません。


かっつぁん  [2001/07/27 Fri 22:54:05]

こんにちは!

今、おいら30歳なんですけどね。
9年前の大学3年の秋にアルバイトで夜中の道路工事の警備員をやっていたんですよ。深夜のR246上だったから、車はみなとばしますよね。

そこで、運悪く酔っ払いの車に突っ込まれまして瀕死の重傷を負ったんですよ。そのときに頭蓋骨骨折、脳挫傷、脳内出血、右足骨折、右耳小骨骨折というケガだったんです。8日間ほど意識不明だったようです。

目覚めたときにはベッドに縛り付けられていた為に身動きも取れずに、自分は1人暮らしをしていたのだから、居るはずもない家族や恋人が目の前にいたのには驚きましたよ。心配そうにこっちを覗き込んでいたんですからね。

目が覚めたということで、脳外傷関連の治療はすぐに終わりました。

ただ、足の骨折で院内感染を起こしてMRSAが検出された為に治療のウエイトは脳から足に移ってしまったんです。

その為、MRSAの完治に10ヶ月を要しましたが、きちんと治療をされなかった様な脳外傷による記憶力障害は明らかに起きていました。

でも、大学を1年留年はしましたが卒業し、そのフォローとしてそのまま大学院へ進学できたのです。それは大学時代の成績を使っての推薦を使って進学出来たんですけど…。

そしてある企業に就職できたのですが、そのときはまだ自分に「記憶力障害」があるのか否かがわからなかったので頑張ってはいました。でも業務にもしっかりあたれませんでした。いくら頑張っても覚えれない面があったからです。

そこで、言い訳として上司に事故のことを言ったのですが、それが人事部に伝わって、入社時に脳外傷について何も言っていないのは契約違反だ、といわれて解雇されたのです。

その後も仕事に就いても長続きはしていません。

一度てんかんを起こして交通事故を起こし、群馬県にある群馬脳神経外科病院に数ヶ月入院しました。そのときも就職していた為に解雇に追い込まれています。

現在は、その群馬脳神経外科病院に定期的に通って脳波検査と診察を受けています。そして、てんかん防止剤のエクセグランを1日2錠飲んでいます。

最近何とか再就職先を見つけられたので、働けそうです。もちろん脳外傷については面接の際に言ってあります。持っているハンディを隠すとそれがバレタ時が余計にこわいですからね。


ぱうぜ  [2001/07/26 Thu 11:30:20]

モモさん こんにちは。

モモさんは、ご自分のことが客観的に見られるのですね。ご自身の障害についてはモモさんはどのように考えていらっしゃるのでしょうか? 

高次脳機能障害を現実として受け入れることは必要ですが、脳の傷を困ったときの言い訳にしていたら、それ以上進歩しないと思います。脳は一つの機能がダメになっても、別の機能で補うことができる柔軟性があると思います。コントロール不能なパニックになる前に、パニックを起こさない方法を自分で考えるしかないと思います。

「恋愛依存症」的とのことですが、先のことを考えると不安になって、自信がもてないから誰かに頼りたいということではないでしょうか?相手が見えてない「恋に恋する」状態は脳の傷にかかわらず、精神的になことではないと思います。「思い込みがすごい」と分かっているなら、気をつければ良いと思います。

失語症の他に情緒的な問題があるのなら、まず精神的に自立することを目指してください。念のためですが、孤立せよということではありません。私は専門家でないので、失語症のリハビリがどういうものかは知りませんが、いろいろな人と言葉を使ったコミュニケーションを試みることが大切だと思います。(私も言葉の使い方があまり適切でないので、気に障ったらすみません)

私は人の顔の表情から気持ちを察することができません。この部分ではコミュニケーション障害としての高機能自閉症に似ています。

ドナ・ウィリアムズの「自閉症だったわたしへ」を読んで、思い当たることが多いと何人もの自閉症傾向の人が掲示板に書いていますが、私はそうは思いませんでした。私はそれほど人なつっこくありません。他者理解の方法が似ているだけなのです。

横浜コミュニケーション障害研究会のHPで見つけたのですが、「右半球損傷が情緒的な顔の表情の認知障害を引き起こし,特異なコミュニケーション障害をまねく可能性があると考えられた。」という部分がそのまま当てはまるようです。私は自閉症傾向の人と似た方法で障害を補っているわけです。

では。