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裁判 
その(1)裁判の争点  その(2)裁判は始まったものの  その(3)もう居直った! 当たって砕けろだ!
その(4)点が線に、線が面になる
 その(5)六箇条の実践 その(6)地元医師に意見書作成を依頼 
その(7)裁判所業を煮やし公の医療機関に鑑定を依頼
 その(8)裁判所と鑑定医が対立、被告弁護士も逆襲開始 
その(9)保険会社独自の意見書で反論 その(10)判決か和解か、戦術の見直し その(11)和解、事実上の勝訴!

裁判  その(9)保険会社独自の意見書で反論

反論の鑑定書の中味

平成12年1月、保険会社は独自に某大学医学部脳神経外科に鑑定を依頼し意見書を提出してきました。A4 版7頁にわたって過去の検査結果に基づいて述べた詳細なものです。できればこの位詳しいものが鑑定医に望まれました。内容は何と、障害等級5級2号(神経系統の機能または精神に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外服することができない)を認めていました。最初の主張8級からは大幅な譲歩です。何のことはない、つまりこちらの請求に殆ど近いところまで認めたわけです。

もう一踏ん張り

 原告が請求した内容を保険会社側の医師もほぼ認めたわけですから、大筋これでこちらの勝利とも言えます。しかし、鑑定医は2級3号を出してきています。弁護士によるとこんなことは滅多に無いそうです。原告と被告が争っている世界を遙かに飛び越えてしまったのですから。本来ならば裁判の約束上、ここでさらに重い等級を請求するのは訴状の書き直し、つまり裁判のやり直しになります。そこで一体どうしたものか、弁護士と相談することにしました。


その(10)へ続く