目次

[連載1] 魔法飛行 加納朋子 
[連載2] 七回死んだ男 西澤保彦
[連載3] バルーン・タウンの殺人 松尾由美
[連載4] 探偵映画 我孫子武丸
[連載5] そして誰もいなくなる 今邑彩
[連載6] しゃべくり探偵 黒崎緑
[連載7] 頼子のために 法月綸太郎
[連載8] 男たちは北へ 風間一輝
[連載9] 原罪の庭 篠田真由美
[連載10] 未明の悪夢 谺健二
[連載11] 藤田先生のミステリアスな一年 村瀬継弥
[連載12] ハムレット狂詩曲 服部まゆみ
[連載13] 亜智一郎の恐慌 泡坂妻夫
[連載14] ROMMY ─そして歌声が残った 歌野晶午
[連載15] 時の誘拐 芦辺拓
[連載16] 時計を忘れて森へいこう 光原百合
[連載17] 誰もわたしを愛さない 樋口勇介
[連載18] 3000年の密室 柄刀一
[連載19] 六番目の小夜子 恩田陸

番犬敬白 1999年10月21日

 《──面白い本を探しているあなたへ、ミステリを勉強しようと思っているあなたへ、ミステリファンのプロが、毎月お薦め本を紹介──》

 こんな惹句に飾られて、臼田惣介様の連載「面白ミステリ玉手箱」がスタートいたしましたのは、1997年春のことでございました。舞台は、シナリオ・センター発行の月刊「シナリオ教室」。シナリオ作家志望者にミステリ小説を手ほどきするコラムとして、好評のうちにいまも連載が重ねられております。
 この「面白ミステリ玉手箱」、一般読者にとっても恰好のミステリ入門でありますことから、「読んでも死なない」と改題のうえ、名張人外境に転載させていただくことになりました。転載にあたっては、新たに「付記」を執筆していただいております。なお、ミステリ小説と「食」をテーマとした姉妹篇「食べても死なない」も、いずれお目見えする予定です。
 ご参考までに、「面白ミステリ玉手箱」連載開始に際して掲載されました「シナリオ教室」編集部による紹介文を、以下に抜粋させていただきます。

 《新刊本にはこだわらず、過去何年かに遡って、それぞれアイディアに工夫が凝らされているものや、切り口が新しいものを──脚本家予備軍の読者にとって、面白いストーリー構築に参考になりそうな作品をチョイスしてもらった。
 ミステリとは何か? ──書店を覗くと、最近は冒険小説やホラー小説もミステリコーナーに置かれていることが多いが、本格的な推理小説というのは、臼田氏によると「魅力的な謎が論理的な推理によって意外な解決をする」内容のものということになる》


掲載 1999年10月21日  最終更新 2001年 10月 24日 (水)